中島 秀斗

ヴァリアモーレ安芸でサッカーをしています。サッカーを通じてより良い世の中にすることが、…

中島 秀斗

ヴァリアモーレ安芸でサッカーをしています。サッカーを通じてより良い世の中にすることが、個人のミッション。

最近の記事

痛み

日本は、根暗な国だ。 これは世界的にそうなのかもしれないが、 根暗による誹謗中傷のせいで、 迷惑を被る人を、 僕は見て見ぬふりができない。 「根暗社会」 と言っても過言ではない。 面と向かって言い合うコミュニケーションを避ける代わりに、そのストレスをSNSで発散する。 というか、発散した風にする。 そこには何もない。解決せず、悪化する。 根暗社会になった原因は、「教育」にある。 特に、学校教育に問題がある。 学校は、みんなと同じ事をさせたがる。 そして、それに従う。 みん

    • 絶望 

      すごく難しい本に出会った時、本を読むのをやめてしまいそうになる。なぜなら、一つの文章ごとに聞いたことのない単語に出会うからだ。その単語の意味を調べて、理解して、ようやく文章を読み進めていく事ができる。それは非常にストレスのいる作業であり、できればそんなストレスなく読み進めていきたいが、わからないなら調べる他ない。僕はその類のストレスを「絶望」と呼ぶようにしている。 村上春樹氏は毎年のようにノーベル文学賞の候補にノミネートされている超有名な作家であるが、彼の小説を気持ちよく読

      • 屍の上で

        「犯罪」と「串カツの2度漬け」はやってはいけないことだということは世間には知られているが、本当はやっても良いことをあたかもやってはいけないかのように言われたり、そんな空気に持っていかれてしまうことがある。 日本のメディアは本当に悪くて、世間一般の市民に都合の良い情報を提供し、いわゆる「洗脳活動」を行なってきた。その代償として政治に無関心の若者が街に溢れ出している。 いや、悪いのは日本のメディアでは無く、自分には全く関係ない芸能人のスキャンダルに関心を示してしまう僕らなのか

        • やっぱり生きていると辛いことのほうが多くて楽しいことのほうが少ないから(当社比)、みんな数少ない楽しみの為にお金を貯めたり仕事を夢に向かってがんばったりしているわけですけど、やっぱり生きているから物事は順調には進まないし、人それぞれに立ちはだかる何かが現れる。 それは大きな波か、見上げる程の高い壁か、立っているのがやっとの向かい風かもしれない。そんな毎日に嫌気がさして投げやりにしたい日だってある。自殺なんか絶対しちゃダメだけど自殺する人だっている。 生きていると色んなノイ

          真面目

          基本的にはお堅いことが嫌いなので、 どの場面でも「笑い」が必要だと思っている。 テレビで、50メートル走を爆笑しながら走ると早くなる、という検証をしていて、個人差はあるが笑っている時のほうが早く走れていた。 会社の会議は煮詰まりがちで、どうしても会社の未来や自分の昇進を考えると、固くなりがちだから、「笑う」なんて余裕がなくなる。 ただ、元zozoの前澤社長は煮詰まりがちな会議ではオナラをしたりして、場を和ませる、とおっしゃっていた。めっちゃ最高だと思う。でも、シンプルに

          普通

          組織でいるえのきより、単独でいるしいたけ というのは、集団ではなく1人で居たい、というキノコを使った比喩表現だ。とあるラッパーのリリックの一部である。 いつしか僕たちは「普通」でなければならないと教育では押し付けられてきた。 それも無意識のうちに。 しかし誰も悪くない。 幼少期から思春期を経て大人になるにつれて、その「普通」がますますエスカレートしていく。 普通は、目が見えて、耳が聞こえて。 普通は、足があって手があって。 普通は、肌が黄色くて、日本語を喋る。 普通

          岐路

          サッカーをしている学生諸君。 あ、諸君とか言って偉ぶってすみません。 サッカーをしている学生の皆様。 卒業後、 ・サッカーを続けるか ・辞めて就職するか 人生の岐路に立たされていることでしょう。 1年前の僕もそうでした。 「サッカーをしない選択」は僕に何が残るのか、「就職」ってどういうことなのか、葛藤しました。 ※結局今は、仕事しながら中国社会人リーグでサッカーをしています。 そもそも、 大学でサッカーをする=プロを目指す だと思って4年間やっていました。

          景色

          僕らが普段何気なく過ごしていられるのは昔、国の為に自らが犠牲になった彼らのお陰だ。ただ、「ありがとうございます」と言うにはあまりにも、尊い犠牲だ。 僕と同い年、あるいはそれ以下の青年たちが戦争に送り込まれ、それはそれは喜ばしいことだと、「万歳🙌!万歳🙌!」とお見送りをするらしい。逆に戦争に反対するものは「非国民」だと非難されたらしい。 生まれた時代が違えば、僕だって戦争を経験していたかもしれない。国の為だと謳い、敵艦に向かって特攻していたかもしれない。 75年前、何気な

          試合に勝つということ

          今日は天皇杯の準決勝だった。 コロナウイルスの影響で今シーズンの中国リーグは全試合中止になった。 だから、今年の公式戦はこの天皇杯しかない。 絶対に勝たなければいけない試合だった。 しかし、1-2で試合に負けた。 久しぶりに負けて悔しかった。 めちゃくちゃ悔しかった。 勝てば決勝戦だった。 僕は結構引きずるタイプだ。まだ、悔しい。 僕は相手にPKを与えて、失点に絡んでしまった。前半の15分くらいだった。 その前にも失点していたから、前半の給水タイムまでに2点を失う展開。

          試合に勝つということ

          トーク

          生きているとあらゆる場面で会話が必要になってくる。 それは、 ・得意先のお客様との会話だったり、 ・嫌いな上司との会話だったり、 ・試合中のコミュニケーションだったり、 ・家族や友人と心置きなく話している時だったりする。挙げたらキリがない。 全ての会話が楽しければ良いものの、楽しくない時だってある。「嫌いな人」と会話しないといけない場面だってあるし、味方にしておきたい人に気持ちよく喋ってもらう為に「聞き上手」になる必要もある。 「聞き上手」と「話上手」 話を聞くのは喋る

          綺麗事と当たり前

          新卒、体育会系。サッカー一筋。 僕はこうなりたいんです!と、夢を語れば、モチベーションの高い若手だと良い目で見られる。 可愛がられる立ち位置。居心地は悪くない。 幸いにも、仕事が楽しい。 多分、選んだ道を正解に持っていく作業が得意なのかもしれない。 どんな仕事をしているのか、仕事の内容などは割愛させていただくが、僕の仕事上、様々な方達とコミュニケーションを図る機会がある。 それが楽しい。 価値観を変える程の経験はしないけど、色んな人と触れ合う事で新たな分人を生み出せる

          綺麗事と当たり前

          なぜ、学ばないのか

          連日の大雨によりもたらした被害は尋常じゃな い。僕の4年間過ごした熊本の人吉では大変な惨事になっている。 川が氾濫し、洪水に見舞われ、死者がでる。これは毎年のように起きている。毎年のように起きて、毎年のように死者がでる。 記憶に新しい西日本豪雨。僕の地元倉敷の真備町でも河川が氾濫し町を飲み込んだ。亡くなった方もいる。 「経験してないからわからない」はもう通用しない世の中になった。誰かが経験してから修正するのではもう遅くて、人が亡くならないと気付けない程世の中は劣っていな

          なぜ、学ばないのか

          美化

          卒部式で卒部していく先輩が残したコメントは2つに分かれる。 「辞めずに続けてよかった」 「4年間続けてよかった」 あまり、尊敬できない、 適当にやってるように見えた先輩がよく言う。 「今後もプロ目指してサッカーします」 「後輩の活躍期待してます」 尊敬できる先輩は未来について語っていた。 前者に関して、辞めずに続けるということは、 高校サッカーなら良い事だと思っとる。あれだけきつい練習を3年間やり続けることは、何か糧になるんじゃないかと思う。僕の代ではたしか17

          差別

          今回の黒人差別の事件、胸が痛くなります。再び起きてはならないことだと思います。 ただ、同時に他人事のようにも思えてきました。なぜなら、生まれてこの方日本人としか接してきてないからです。 サッカーをしているので、サッカーの強い国の試合を見る事が多く、色んな国に色んな人種がいることは知っています。世界には色んな人種がいることへの免疫は付いているつもりでした。 はい。つもりでした。 blacklivesmatters Twitterでは最近このフレーズを目にするようになっ

          遠征が嫌いだった

          最近、ある記事を見た。 「だってみんなフィー(部費)を払うんだろう? フィーを払っているのにゲームができないなんておかしいじゃないか。野球をするため、ゲームをするために払っているのに、おかしいだろ https://t.co/L0VZxPgAi1 これは記事の一部を抜粋したものだ。 アメリカではみんな同じ部費、お金を払っていて平等に試合に出られていなかったら訴訟問題に発展することもあるらしい。 遠征費はみんな払う。みんな、同じ金額を払う。 僕はこれまでに何度も行った遠

          遠征が嫌いだった

          前提の共有

          無作為に集められた数十人のグループに対して、「喋るの禁止で誕生日順に並んでください」と指示するとします。もちろん口パクも禁止。誕生日は数字ですから、手でジェスチャーすれば伝えることができ、小学生でも正しく並ぶことができるでしょう。 でもこれを、「名前順」って言われたらクソ難しいと思うんです。見ず知らずの人の名前なんて知ってる訳がない。ジェスチャーで名前を伝えるのはほぼ無理に近い。そこで皆こう思う。 「喋りたい」 当たり前ですよね。でも普段はどうかというと逆で、「喋られる

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