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絵のスタイルについて
プラスチックエンジェルの連載をきっかけに自分の絵を変えました。
簡単に言うと、なるべくシンプルに、明快な色使いと明るいキャラクターを心がけて描いています。以前の自分の絵と比べれば「さらっとした軽い絵」と言ってもいいかもしれません。
それまで描いたことのないモチーフに挑戦したり、実験したり、失敗も多いけど、そろそろ、これが今の自分のスタイルです、と言ってもいいかな、という気分になっています。
こ
自由に描いてよい仕事
「月刊アーマーモデリング」という戦車模型の専門誌に、毎月一枚「プラスチック・エンジェル」というタイトルでイラストを描いています。
コスプレ好きの女子高生、アンジェさんとランナちゃん、ピンクのパグのモグくんが、仲良くわいわいしてるイラストです。
この「プラスチック・エンジェル」は、自分の絵柄の中では比較的軽い仕上げですが、描き上げるのはとても時間がかかります。
もちろん月によって費やす時間はまちまち
山下しゅんやが絵描きになるまで3
前回の続きです。
スクウェアは、わずか半年で辞めてしまいました。
FF10はまだ開発中だったので、途中退場のようになり会社に迷惑をかけてしまいました(と思っていたけど、それは自分の思い込みかも。自分一人が辞めたところでほとんど影響はない)。
このときばかりは、自分の行き当たりばったりの行動を情けなく感じました。でも、その半年で得たものは独学で得た経験の何倍も重かった。
そこで得た経験が自信になった
山下しゅんやが絵描きになるまで2
前回のつづきです。
丁度独立した頃、バンダイの雑誌Bクラブ誌上でイラストコンテストがあり、思い切ってプライベートで描いた絵を出品してみました。
運良く佳作をもらい、編集の方から「絵の仕事しませんか?」と声をかけてもらいました。
その仕事は、戦闘機や戦艦などの実在するメカのイラストでした。
当時は架空戦記がブームで、メカの描き手が不足していたようです。
コンテストに応募した絵はファンタジーの人物画で
山下しゅんやが絵描きになるまで1
子供の頃から絵を描くのが好きでしたが、
小学生から高校生まではノートにラクガキする程度で真剣に絵を描いていませんでした。
自分は目的がないと描けないタイプのようです。
本格的に描き始めたのは二十歳を過ぎて絵の専門学校に入学してからです。
それまで勤めていた会社(絵とは無関係)を辞め、貯金をすべて入学金にあてました。
特に絵の仕事がしたいという強い意志があったわけではなく
そういえば絵が好きだったよ