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ガルパンイラストレーション2裏話

画集「ガルパンイラストレーション」の続編が出て1ヶ月経ちました。
自分は前作の反省とか前例を踏まえてしまい、
整ってるけどつまらないものを作りがち人間なので、なるべく綺麗にまとめないように気をつけて取り掛かりました。
散らかった部屋のおもしろさとでも言えばいいのだろうか。
たとえば前作なら捨てていたであろうラフを多く残して掲載しています。
混沌とか拡散とか未熟とか、そんな魅力が出ればいいなと思いましたが、そこは買ってくれた人の判断になりますが、作業中ずっと自分に言い聞かせていたのはそんな感じでした。
この画集のための描き下ろした絵は全部で9枚で、
大洗女子学園の生徒を全員描くことにしました。
こんな機会でもなければ描かないキャラもたくさんいるのでチャンスだと思いました。
これは最初に自分で決めたルールですが、しんどくなるのはわかっていたので、連載の仕事をお休みして下描きに時間をかけました。
表紙イラストのメイキングは前作にも入っていましたが今回はページを増やして、自分が普段ぼんやり考えていることを絞り出して説明してみました。
いつも無意識レベルでやっていることを文にするのは脳を深く掘って何かを探しにいくようで非常に疲れますが、自己啓発みたいで、これはこれでいい経験になりました。
このページは、新人編集者さんが大変いい仕事をしてくれました。
私が送った130枚のスクリーンショットを選んで工程順に見出しまでつけていただきました。
想像しただけでめっちゃめんどくさい作業だと思います。
おかげで説明文も書きやすく大変ありがたかったです。
新人編集者さんはガルパンがお好きだそうで、カットの吹き出しにもガルパン愛が見え隠れするセリフが散見され、私も読者気分でほっこりしてしまいました。
この本は、そもそもガルパンのアニメの力あってのお仕事ですが、他のガルパン関連グッズと馴染まないところがこの本の個性だと自分で評価しています。
違和感で目立つ、とかそんな感じです。
だからガルパンファンからの反発も覚悟していたのですが、今のところ少ないです。
ガルパンおじさんは寛大だから大目に見てくれてるのかな。





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