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現代の仙人は霞の代わりに情報を食べて生きています。1990年産の魚座。家族は妻1人、子…

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現代の仙人は霞の代わりに情報を食べて生きています。1990年産の魚座。家族は妻1人、子供2人、4人家族。

最近の記事

ニュースのオーバードーズ

Podcast「朝日新聞ポッドキャスト」のページビューなどの課題感について聴いた。インターネットの際限のなさと、その揺り戻しとして有限性に価値が出てくるという話が面白かった。 紙の新聞は、物理的な制約によって異なる記事が一つの紙面に載る。 そして購買者によらず、同一の紙面が配布されている。 一方で、ネットニュースであれば個々の記事をバラバラに読める。 もちろん関連記事として異なる記事へのリンクは表示されるが、固定されたリンクの一覧ではない。 閲覧履歴を元に一人一人の閲覧者

    • 自死と日常は繋がっているか

      NHKスペシャル「若者たちに死を選ばせない」を見た。画面左上に相談窓口のQRコードがずっと表示されていたのがよかった。 *** 相談先を置いておきます。 *** 番組の題名が良いなと思った。 死を防ごうとする立場からすれば、強制的に「若者たちを自殺させない」と書きたくなる。 もちろん、自ら死を選択して欲しくはない。 でも、だからといって選択者の意思を殺しはしない。 第一に寄り添うんだという姿勢が題名から滲み出ていて好感が持てる。 そして、生きる選択肢を能動的に選んでも

      • 指標値は価値観の不完全な影に過ぎない

        Podcast「超相対性理論」の「我々は数字の奴隷から脱却できるのか」を聴いた。連鎖する知見が心地よい。 利益や、PV数、いいねの数、フォロワー数。 人々は明確な指標値に価値を見出す。 だが、ある指標値が使えるか、意味があるか、価値があるかを決めるのは自身の価値観である。 そして価値観は定量的なものではない。 定量的な指標値よりも先に、定性的な価値観がある。 語りえない価値観の一部分を切り出し、強引に言語化、数値化したものが指標値になる。 技術が発展すれば、あるいは経験を

        • メゾい病理医

          Podcast「いんよう!」の次の雑談回を聴いた。 後半から、医療系の話なのであまりついて行けなかった。 それでも、後半の話が面白いと感じてしまう不思議。 話としては、 ・使う道具によって骨格やら細胞やらタンパク質やらの観測可能な大きさが変わるよね。 ・でも、個々の道具の観測可能な大きさの範囲を広げていくと、別々の道具で同じ大きさのものが見えるようになったりするよね。 ・そしたら、多角的に見えるようになるよね。 ・まあ、職(病理医とか、基礎研究者とか)によって同じ道具でも

        ニュースのオーバードーズ

          組織学習の専門家

          Podcast「fukabori.fm」の組織学習のエピソードを聴いた。名言のオンパレードだった。 聴いていると、管理者(マネージャー)も職人で、実践知がめちゃくちゃ必要になる職種であることを痛感する。 社会的組織の構成要素は色々あるけど、やはり構成員たる人間が肝だ。 そして、認識齟齬が発生したままの一方的な情報伝達によって人と人は決裂し、組織にもヒビが入ってしまう。 だからこそ、個々人との認識をすり合わせつつ、組織全体の認識を共有しなければならない。 また、前提や目的の

          組織学習の専門家

          初心に立ち返るときに読みたい本

          書籍「コンサル一年目が学ぶこと」をパラパラと読んだ。 元コンサルタントの人が書いただけあって、飛ばし読みしても読みやすい構成だった。 内容としては、コンサルタントに限らず、どの会社でも通用しそうな仕事の基本について書かれている。 裏を返せば、世間一般に浸透している話が多く、目新しさはないかもしれない。 本書の中でも、言語化できるものはコモディティ化すると述べられていた。 つまり、どんな本であってもいつかはコモディティ化して、目新しさがなくなるのだ。 だからか、奇抜さよりも読

          初心に立ち返るときに読みたい本

          GCP と AWS と 設計思想と

          書籍「Google Cloud Platform エンタープライズ設計ガイド」の一章を読んだ。 クラウドサービスであるGCPについての本だ。 一章では同じくクラウドサービスであるAWSとの簡単な比較が載っていた。 細かな差異はあるが、似たような機能を持ったサービスがAWSにもGCPにも揃っている。 ただし、AWSとGCPの根底にある設計思想は異なると説かれていた。 曰く、AWSはクラウドサービスが登場する前のITインフラをそのままソフトウェア化した印象が強い。 対して、G

          GCP と AWS と 設計思想と

          大規模構造、宇宙網

          Podcast 「宇宙ばなし」の宇宙網のエピソードを聴いた。 水素を主成分とするガスが網のように張り巡らされ、宇宙で大きな構造を作っているらしい。 これを宇宙網と呼ぶ。 そしてガスが集まって様々な星やブラックホールが出来上がるようだ。 宇宙網の「網の目」は何もないから、さしずめ宇宙の砂漠と言えるかもしれない。 しかし、均質というか、何らかの対称性を持ってガスが広がるわけではないのか。 風船を膨らませた場合、気体は均質に風船を満たす。 宇宙は物質の圧力によって膨張するわけで

          大規模構造、宇宙網