見出し画像

指標値は価値観の不完全な影に過ぎない

Podcast「超相対性理論」の「我々は数字の奴隷から脱却できるのか」を聴いた。連鎖する知見が心地よい。

利益や、PV数、いいねの数、フォロワー数。
人々は明確な指標値に価値を見出す。
だが、ある指標値が使えるか、意味があるか、価値があるかを決めるのは自身の価値観である。
そして価値観は定量的なものではない。
定量的な指標値よりも先に、定性的な価値観がある。
語りえない価値観の一部分を切り出し、強引に言語化、数値化したものが指標値になる。

技術が発展すれば、あるいは経験を積んでいけば、指標値の最適化が進む。
しかし、いつのまにか最適化可能な指標値に人々は依存し、奴隷になってしまう。
語りきれない思いを忘れてしまい、即席の数値を追い求めてしまう。

指標値は価値観の不完全な影に過ぎないのだと、私は心に留めておきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?