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大規模構造、宇宙網

Podcast 「宇宙ばなし」の宇宙網のエピソードを聴いた。

水素を主成分とするガスが網のように張り巡らされ、宇宙で大きな構造を作っているらしい。
これを宇宙網と呼ぶ。
そしてガスが集まって様々な星やブラックホールが出来上がるようだ。
宇宙網の「網の目」は何もないから、さしずめ宇宙の砂漠と言えるかもしれない。

しかし、均質というか、何らかの対称性を持ってガスが広がるわけではないのか。
風船を膨らませた場合、気体は均質に風船を満たす。
宇宙は物質の圧力によって膨張するわけではないから、まったく異なる話ではあるけれど、なんだか不思議な気がする。
自発的に網目構造が形成される理由は宇宙で支配的な力である重力にあったりするのだろうか。

そういえば、シャボン玉の膜が作る構造(プラトー問題)もあまり対称性がなかった。
シャボン玉は膜の面積が最小化するように貼られるが、宇宙網も何かを最小化するような構造だったら素敵だと思う。

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