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バリスタ育成ワークショップの開催にあたり

久しぶりのコーヒーについての記事です。

現在も変わらずCruise Town Coffee Roastersにてコーヒーを淹れている傍らで、新しくバリスタを育成するプロジェクトを立ち上げました。

Barista Campus Workshopと名付けました。

Campusとは英語で”敷地”や”フィールド”という意味でよく使われます。
つまりバリスタが集まり、技術や情報をシェアし合って個人レベルで底上げを図ろうというものです。加えて自身のオーストラリアでの経験を継承するために未経験のバリスタを育てる受け皿でもあります。

その背景には自身のワーホリにおける仕事探しの試練があり、是非参考にして頂けたら苦労した甲斐があります。。気合い入れて書いたらかなり長くなってしまったのでお付き合いいただけたら嬉しいです。

今でこそコーヒー業界にいる僕ですが、5年前は全くの未経験でコーヒーにすら興味がありませんでした。小学校から大学まで高いレベルで野球をさせてもらっていましたが怪我で進路変更を余儀なくし、何か夢中になれることを探すべく留学やワーホリ決行を決断。

オーストラリア生活をしている中でバリスタという職業に出会うことになります。当時英語の勉強を図書館でしており、付属のカフェで初めてカフェラテを飲んだのが始まり。砂糖無くてもいけるやん!という本当に些細な発見から色々なカフェへ行くことになり、沢山のバリスタを見るようになっていきます。日本であまりコーヒー全般に興味なかったのか、自身のバリスタ像はオーストラリアで養われるように。筋骨隆々なのに繊細なラテアートを施してアットホームな雰囲気でコーヒーを提供してくれる。そんな人になりたかった。ただただかっこいいから。そんな理由でした。

おしゃれなタトゥーが入っていたり茶目っけたっぷりですがコーヒーはピカイチ。


レジュメを作っていざ職探しに!と早速カフェにばら撒きに行ったのですがこぞって仕事が見つからず、落ちた理由も明確で、バリスタ未経験だから。
認識が甘かった。。日本のように一から教育してくれるだろうという勝手な思い込みが不要な時間や落ち込む瞬間を作り上げていました。基本的に即戦力しか入らない世界。そんなシビアな状況にいることに理解し、何とかして打開すべくあるバリスタに勇気を持って聞いてみました、

How did you learn about barista duties?
どうやってバリスタとしての仕事を学んだの?

彼は専門学校で習ったと伝えてくれました。ゴールドコーストにいた自分はすぐさまバリスタの学校を探します。しかし見つかったのはメルボルンばかりで当時の僕は恥ずかしながらコーヒーの聖地ということを知らずに航空券を片手に飛び立ちます。

一刻も早くバリスタになりたい。
そんな思いが先走り気づいたら飛行機乗ってました。

メルボルン。おしゃれすぎて入りづらいカフェ、スーツ姿で紙カップ片手に歩くビジネスマン達。完全に場違いなところに来てしまったというのが第一印象。


入学した学校では早速エスプレッソマシン触れるのかなと期待していた矢先の事。大量のテキストが渡されて、その内容が衛生についての教材やマシンの使い方、職場の衛生管理、調理器具の図鑑などなど。ブチギレそうになったのも事実、一刻も早くコーヒーを淹れるようになりたかった自身にとって退屈以外何物でもないコンテンツ。それが一週間続き、ようやく実技へ入れます。もちろん今となってはとても重要なことだらけでしたが不要なアクティビティも組まれていました。

レッスン内容については下記のコラムに載せてあるので良ければ見てみてください。

晴れて卒業が出来たわけですが時間や出費もそれなりにしました。もちろんこのコースがあっての現在ですが、もっと無駄を省いて重要なことに時間を割けないか。そんな思いを込めて考えたコースをご紹介します。

主なコース内容

・Barista Course(バリスタコース)

国内外問わずコーヒーに携わる仕事がしたい、ワーキングホリデーの際にバリスタとして生活したい。そんな目標を持つ方向けのエントリーコースです。お客さんの中には現在メルボルンでバリスタとしての職探し中の方や日本での転職活動の合間に受講いただいている方など様々です。知識や技術を効率よく身につけたい方へ。

・Cafe Training Course (カフェトレーニングコース)

新規出店のサポートがメインです。メニュー開発、スタッフトレーニングがメイン。未経験の方でも定期的なトレーニングで自信を持って店舗に立てるようアシストします。エスプレッソドリンク、ハンドドリップなどを一から学ぶコース。こちらはカフェまで出張いたします。

ホームのURLにワークショップの概要を貼っていますので興味をお持ちの方、ぜひご覧ください。

長くなってしまいましたが以上とさせて頂きます。



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