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<保存版>バリスタ育成プログラム ~留学In Australia~

バリスタとして、コーヒー業界で仕事がしたい。だけど何を用意し、どういうことから始めたら良いのかわからない。そんな方向けの記事です。

僕は本格的に一から学びたかったのでメルボルンでバリスタ育成コースのある学校へ入学し、基礎から応用編までみっちり5週間のプログラムを基に修行しました。その後は現地のカフェやロースターで見学をしたり、実際に仕事を得て実務の中から身につけていくという流れ。

メルボルンでのバリスタ育成コースの主なカリキュラム。
座学と実技がどちらも含まれており、一日中コーヒー浸け。
味覚を鍛えるためにチーズテイスティングやワイナリー見学も含まれます。

タイムスケジュールには書かれていない独特なカリキュラムも組まれており、今回は5つのパートに分けて詳しく紹介します。ご覧の通りかなり細かく、コーヒー業界で働くための基礎知識はもちろんのこと、現地でのホスピタリティーでの人材の即戦力を育成してくれるプログラムになっております。

ただ自らをバリスタと名乗るだけでなく、それで収入を得られるようになるまでのベース作りがこのコースに含まれていました。

オーストラリアのメニューを紹介するレッスン。
これを全て頭に入れて作れるようトレーニングします。

①カフェ巡り


カフェ巡りといっても休日にリラックスするようなことではなく、先生に提示されたカフェを地図上から探し、実際に場所を見つけて訪れる。

各お題のカフェのシングルオリジンやエスプレッソの豆の種類や精製方法等などを頭に入れて後のテストに答えなくてはなりません。ここでの狙いはまず、オーストラリアのメニューに慣れることやオーダーを取るバリスタの振る舞いを近くで体験すること。実際に働いている人と関わることでどういった単語が出てきたり、オファーを受けるのかを身をもって感じる最初のステップ。

オーダーすることも初めは不慣れで緊張すると思いますが、後々現地で働くことを念頭に置くと、数をこなして身体で覚えることが大切。そういった意味合いでの"Cafes discovery" (カフェ巡り)でした。肝心なコーヒーの味や雰囲気は緊張ですっ飛んだのを覚えています。

Melbourne CBD Captains of Industryというレトロなカフェが
僕の課題に。初めてここで飲んだカプチーノが衝撃でこういうクオリティの物が作りたい。そう思いました。


②プレッシャーテスト

聞き馴染みがありませんがいわゆる実技試験のようなもの。
ランダムでコーヒーメニューの書かれたカードを数枚渡された後、クラスメイト十数人の前でそれを制限時間内に作るという初心者にとってはかなりハードルの高い内容。
例えばこんな感じ。

WKLT, SOY,3/4

とカードに書いてあります。最初僕は理解不能で自分の書いたノートを見ながら周りに笑われつつ作ったのを鮮明に覚えています。

これは左から Weak Latte (エスプレッソ半分のリストレットで作るラテ)
       SOY(ソイミルク)
       4/3 (ミルクの量通常の4/3)
です。かなりマニアックなオーダーで未だかつてこれを注文されたことはありませんがこのような暗号をカップのフタに書いてあるものをキャッシャーから渡されたり、カフェのオーダーが書いてあるモニターに映されてコーヒーを作ります。もちろんカフェによって異なる場合もありますが、基礎を知っておくとかなり仕事を経た後が楽になります。久しぶりの暗記作業でしたが一度身につくと永久に使えるので気長に覚えましょう。。

③Salvation Armyへのへの参加

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