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脳卒中

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#ステップ

非麻痺側軸での麻痺側ステップ

非麻痺側軸での麻痺側ステップ

通常、段差や障害物は非麻痺側から踏み出すが、それでは麻痺側からステップすることができるようにはならない。

膝関節がコントロールできるようになったら、この練習を取り入れていく。

麻痺側下肢を踏み出した後、すぐに非麻痺側を擦りながら、麻痺側下肢の踵につける。(剣道のすり足のイメージ)

そのまま方向転換したり、方向を変えたりして、常に麻痺側が前にある状態でステップしていく。

慣れたら麻痺側を先頭

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ピボットターン

ピボットターン

90°方向転換の練習である。

①麻痺側を軸にし、麻痺側前方へ90°ターン

②麻痺側を軸にし、麻痺側後方へ90°ターン

③非麻痺側を軸にし、非麻痺側前方へ90°ターン

④非麻痺側を軸にし、非麻痺側後方へ90°ターン

それぞれの足を軸として、前後方向へ回転することで4方向のステップ、方向転換と足の使い方が練習できる。

タンデム肢位ができないときには

タンデム肢位ができないときには

タンデム肢位ができないときには

片麻痺患者では麻痺側後方位でタンデム肢位がとれないことが多い。

そのため介入としては、麻痺側を軸としたクロスステップ時の重心移動・筋活動の補償を意識してハンドリング介入をすると良い。

遊脚である非麻痺側のクロスステップの動きに伴って体幹が麻痺側前方に崩れやすいことが多く、下部体幹から操作が必要。

非麻痺側が遊脚から接地に至るまで、麻痺側軸足の支持基底面内に重

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