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タンデム肢位ができないときには

タンデム肢位ができないときには

片麻痺患者では麻痺側後方位でタンデム肢位がとれないことが多い。

そのため介入としては、麻痺側を軸としたクロスステップ時の重心移動・筋活動の補償を意識してハンドリング介入をすると良い。

遊脚である非麻痺側のクロスステップの動きに伴って体幹が麻痺側前方に崩れやすいことが多く、下部体幹から操作が必要。

非麻痺側が遊脚から接地に至るまで、麻痺側軸足の支持基底面内に重心が維持される時間を確保することで、麻痺側底屈筋群の活動を促す。

その後、前方より第三者がステップ方向を指示し、反応応答的なステップへと移行する。

これは症例の注意を身体内部から外部へ向けることで、重心移動を自動化しながら行うことを目的とする。

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