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スライス王子
2021年9月19日 06:54
骨盤の前後傾は歩行時のバックニーを抑制し、適切な遊脚を形成することが可能。片麻痺患者はこの骨盤前後傾ができないことが多い。介入としては、まず背臥位で骨盤後傾運動を自動介助で行う。出来てきたら、骨盤後傾位でブリッジを行う。その後は骨盤後傾位を保持し、膝の屈伸を自動運動で行ってもらう。片麻痺患者は膝の単運動が出来ず、股関節の運動を伴ってしまうことが多い。背臥位の運動ができて
2021年9月8日 23:31
IC以降に生じる下肢への衝撃をLRで吸収しつつ、前方への推進力を得る必要がある。ICからLRにかけて、床反力ベクトルは足関節の後方を通過し、足関節底屈方向の外的モーメントが発生するが、前脛骨筋の活動により底屈にブレーキをかけ足底接地の衝撃を緩衝し、同時に踵と床との接触点を軸にして下腿が前方へ傾斜していくheel rockerを形成する。IC時に膝関節の前方に位置していた床反力ベクトルは、h
2021年9月8日 23:18
田代らは脳卒中片麻痺患者の屋外を実用的に歩行するために必要な快適歩行速度は約36m/minと報告している。Perryらは脳卒中患者の地域で制約なく活動するために必要な歩行速度は48m/minであると報告している。
2021年9月7日 17:07
歩行自立/非自立の判別は内包後脚中部の損傷度と出血量を用いる内包後脚中部には上下肢の運動性下行性線維である皮質脊髄路が走行しているからである。出血量について出血量は{血腫が最大に描出されているスライスでの血腫の長径(cm)×長径に直交する血腫の径(cm)×血腫が確認できるスライス数×スライス厚(cm)/2}で求められる平行棒外歩行が可能であった割合は出血量20㎖未満であれば70
2021年9月6日 22:57
歩行の力学的パラダイムについて①踵接地時に進行方向への運動エネルギーが最大になる②立脚相前半までの間に、運動エネルギーは徐々に失われ、身体重心が上昇することにより位置エネルギーに変換される。③立脚期の中間地点で位置エネルギーは頂点に達し、後半に入ると身体重心の低下に伴って、位置エネルギーが徐々に失われ、運動エネルギーに変換される。Gait Solutionは油圧機構による底屈制動機
2021年9月5日 22:22
ヒトは股関節・膝関節の屈曲ー伸展運動や骨盤の回旋などの動きを行うことによって、歩行時の安定と運動効率を高めている。正常歩行は立脚中期での股関節伸展で体幹・骨盤を前方に移動させている。その際膝の前方に移動した床反力ベクトルが膝伸展を補助している。しかし脳卒中後の歩行は立脚期に足関節底屈と膝屈曲が生じず、衝撃吸収が不十分となる。装具を背屈位で固定すると、膝・骨盤は前方に移動しやすく膝が折れ