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ゴルフ場をMTBで疾走する!

ゴルフ場のカート道を自転車で走る! そんなことできるの?
できます! ゴルフ場次第ですが…
ゴルフ場のカート道は隠れた絶好のサーキットコースです。
ゴルフ場を自転車で走ったことがある人はゴルフトライアスロンに参加したことがある人か、ゴルフ場の関係者で人がいなくなったゴルフ場で密かに自転車を楽しんでいる人しかいないのです。

ゴルフ場は今まで「ゴルフをするだけの場所」として存在していました。
ゴルフ場を自転車で走るなんていうことは想像外のことで、実際ありえないことだったからです。
なぜ、それが実現できたのでしょうか?
実はゴルフ場をスポーツバイクで走るアイデアは苦肉の策から生まれたものでした。私自身考えてもいなかったことだったのです。

当初、ゴルフトライアスロンの自転車競技はゴルフ場の周辺道路を走る計画で進めていました。そこで競技として道路の使用許可を得るために警察に行ったのですが、まず道路を管理している自治体の許可が必要であり、国道、県道、市道に跨がればそれぞれの役所から許可をもらう手続きが必要です。
やってみて初めてわかったのですが安全管理や競技開催のための案内板の作成、設置、撤去それに安全管理のための人員など準備はもちろん相当の資金も必要なことが判明したのです。
資金と手続き上の問題で一般道で競技を行うことを断念せざるを得なかったのです。どうしようかと悩んでいた矢先、ゴルフ場のカート道にふと目が行ったのです。ここを自転車で走れないだろうか、と。まさに苦し紛れから生まれたアイデアでした。
津カントリー倶楽部の小島社長に相談したところ「これは面白い、ゴルフ場の可能性が広がる。やりましょう!」と快諾を頂いて実現したのです。
絶望の淵からなんとか生還できたのです。

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ゴルフ場のカート道を自転車で走って見ると、適度なアップダウンがあり、直線部分がほとんどなく大小のカーブの連続です。しかも芝生を敷き詰めた緑のフィールドや林の中を走るなどめちゃくちゃ爽快なのです。
初めて体験される方は皆、歓喜の声をあげながら、子供のように走っている姿は、見る方としても新鮮な光景です。ゴルフをする人にとってはゴルフ場の風景は当たり前ですが、自転車乗りにとっては未知の場所、別世界だったのです。
まさに自転車乗りのために用意された特別な周回コースが誰も気がつかなかった意外とも思える場所にあったからからです。

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日本のスポーツバイクの走行環境は決して良好とは言えません。むしろ、後進国と言えるものです。スポーツとしての自転車が急速に普及して道路環境などが追いついていないからです。
一般道では自転車の走行できるスペースは狭く、常に車との接触の恐怖感が付きまとっているのです。日本の自転車環境は常に危険と隣り合わせの走行を余儀なくされているのです。しかも信号が多く、排気ガスもあり快適なペースで走行できる環境ではないからです。
しかもスポーツバイク専用のコースはなく、ロードレースを企画して警察に道路使用許可を申請しても大きな大会でない限り難しいのが現実です。
安全に快適にスポーツバイクを楽しむにはゴルフ場はその最右翼なのです。そして、私たちはゴルフトライアスロン関係者はゴルフ場で使用されるバイクはマウンテンバイク(MTB)が最もふさわしいと判断したのです。

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その最大の理由は、ゴルフ場を走破するにはMTBが安全性、快適感から見ても最適であること、それにMTBを日本でもっと普及させたいからです。

マウンテンバイクはその名称からもわかるようにオフロード専用の自転車であり競技としては狭い山道のような周回コースを登り下したり、スキー場でリフトに乗ってダウンヒルコースを疾走するものです。車で言えば四輪駆動のマニュアル車、ラリー車のようなものです。マニアにはとても面白いものですが一般にはなかなか難しいので普及は進まないものです。

ゴルフトライアアスロンやMTBの普及には女性、ジュニア、シニアなど幅広くの人が楽しめる要素が必要と考えています。だから気軽に楽しめるMTBなのです。
MTBにはいろいろなタイプがありますが普及を考えるとSports Utility Vecle(SUV:スポーツ用多目的車)としての位置付けが必要だと思います。
オフロードという限定された条件下で使用するものではなく、あらゆる場所で走行ができる自転車として買い物に行ったり旅行先で里山を走ったり、生活の中にMTBがあるというものです。
まさにUtility(便利な、使い勝手の良い)スポーツバイクとしてです。

自転車を移動の道具、と見ればMTBで自転車の乗り方を覚えることであらゆるタイプの自転車に乗ることができます。重心移動やハンドル操作、そして負荷に対する適度なギアチェンジで乗り物としての可能性を引き出してくれるからです。
私はここでいうMTBはマウンテンバイクという名称よりかSUVもしくは"Most Trendy Bicycle"と言いたいです。
MTBは種類も多いためにその価格は幅がありますが、ここで言うUtility MTBは一般的には6万円〜10万円前後とロードバイクの半分以下です。

ゴルフトライアスロンの普及の前に、まずゴルフ場でMTBに乗ってその面白さを体感してもらいたいのです。
どこで乗れるかですか? 
近いうちに体験会を開催します。
ゴルフトライアスロン開催コースはもちろん、今その輪を広げている最中です。よく行くゴルフ場や近くにあるゴルフ場に交渉してみてください。
ゴルフ場をMTBで疾走することで… 何かが変わります。
誰も体験したことのない、別世界の発見です。


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