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春から、社会人芸大院生になります。

安田舜です。1999年生まれの23歳。
もうすぐ、社会人の1年目が終わる。

もうすぐ、社会人の2年目と、
芸大院生の1年目がはじまる。

そんな報告と、決意のしるし。

どこいくの?

2023年の4月から京都芸術大学大学院に入学します。

正式には、こんなところ↓

京都芸術大学 大学院芸術研究科(通信教育) コミュニケーションデザイン領域 空間デザイン分野

長いね

自分でもまだ正式名称は覚えてません。ちなみにここ、2023年度から新たに開設される学部なんです。1期生ってなんだかわくわくします。

どんなとこ?

僕の解釈としては、「そこに集う人々の関係性や行動のデザインを起点に、社会に意味と繋がりのある空間を生み出すためのお勉強と実践をするところ」です。たぶん。

ちなみに公式HPには、こんな説明がありました↓

社会課題を、戦略とデザインで解決する。

どんなに美しいデザインも、どんなに魅力的な映像も、どんなに心地よい空間も、そこに、社会に生きる人々とのつながりがなければ、価値を生み出すことはできません。大量消費社会が終焉を迎え、生活者はより賢く慎重にモノや体験を選ぶ時代。私たちクリエイターは、ただ何かを創るだけでなく、その先にある環境や社会を考えることを余儀なくされています。本領域では、グラフィックデザイン、映像デザイン、空間デザイン3つの専門領域を軸に、「社会課題」を見つけ、具体的な「戦略とデザイン」で未来にイノベーションを起こす人材を育成します。

その中で僕が専攻する空間デザイン分野では、公共空間を中心に「人々の行動変容を促すデザイン」を研究していきます。

そんな2年間を無事に修了できれば、アート・デザインの最高学位とも呼ばれるMFA(芸術修士)を授与されます。

AIの台頭によってより人間ならではの創造的な力が求められていて…みたいな最近の難しそうなことはよくわからないので、シンプルにやりたいことやるために学びにいきます。

なんで空間?

この2つが理由です。

①悔しかったから
②愉快な公園をつくりたいから

①悔しかったから

少し経歴の話になりますが、もともと学生時代からWaQ!!!という子ども向けワークショップユニットを組織しています。あのラクガキのやつ。

そこでは学生を中心にチームをつくって、ワークショップの中身をつくって…と、空間とは縁遠い、めちゃくちゃソフトの体験づくりをしてました。

そこからご縁がつながり、今はひとり社員で企画屋さんとして「つむぱぱ社」に入社し、副業でコミュニティデザインを行う「qutori Inc.」にも関わっていたり、個人でまちのイベントづくりをサポートさせてもらったり。

「体験起点のなんでも屋さん」と自分では言っていますが、「人がどんな感情になるか」をひたすら考えて、コンセプトを作り、そのアウトプットはワークショップ、絵本、アニメ、HP、オフィス空間、イベントなど色々ある。そんなお仕事を日々しています。

その中でぶつかったのが「空間のアウトプットにおけるレベル不足」です。

どんなに良いコンセプトが浮かんで、ステートメント(言葉)が思いついて、「こんな場です!」を情緒的には言えても、描けないし、つくれない。

だから空間は他の人に丸投げするしかなかったり、頭の中のニュアンスを形にして伝える力が足りず、思うようなコミュニケーションが取れなかったり。それが結構悔しくて。そんな瞬間がこの半年くらいでとても増えてきたんです。

きっと、そのモヤモヤに目をつむって「それっぽい」仕事をしてても、「まだ若いのに」を枕詞にあと3年くらいは評価されちゃう。でもだからと言って自分の中の「くそ〜」って感情は消えないから、逃げずにちゃんと向き合ってみたくなったんです。

「自分が空間のプロになる」というよりも、空間デザインという世界の言語を理解して、「空間のプロと一緒にもっと良いものを作れるようになる」ことがこの2年間の目標になるのかなあと考えています。

「なんでも屋」だからこそ、関わる人々の間に立って異なる立場や分野の言葉を翻訳して、ひとつの景色を描いていく。そんな状態が、きっと僕が目指し続けていくようなゴールです。文化祭でクラスのみんなと劇つくるみたいな感じ。

②愉快な公園をつくりたいから

これはもうこのままです。そこで楽しく遊びたい。

ちなみに研究テーマは「公共空間において、子どもたちの創造性と人々の交わりを生み出すための空間的手法と、その過程での関わる人々の関係性のデザインアプローチ」にして出願しました。

学費払えたの?

これは言いふらしといてねって言われたから書きますが、つむぱぱ社が負担くれました。本当に感謝です。とことん愉快なものをつくって、盛大に恩返しします。心から素敵と思える会社なので、ご興味ある方はぜひに。

もちろんここだけではなく、こうしてのびのびと好き勝手にできているのは、きっとこれを読んでくれているあなたのおかげです。

仕事との両立は?

こればっかりはやってみないとわかんないです。今年からの新設で参考になるようなケースも少ないですし。でもたぶん、なんとかなる気がしています。

通信制なので拠点は変わらず東京ですし、ひとまず仕事の量も変わりません。これまで通りの時間が流れる中に、ぽこっと学生になる瞬間が出てきます。

きっと来年以降もっと任期になるんじゃないかな〜と思うので、院生生活もちょこちょこ文字にまとめてみようと思います。ポートフォリオの作り方とかわからなくて、僕もめっちゃ調べたし。

おわりに

「わからないこと」を、「できないこと」にはしたくない。

これはいつだか、コロナ禍にオンライン演劇を作った際に書いた言葉です。

コロナ禍で対面での練習が一切禁じられる中、もはや意地とも呼べるようなこの言葉にひたすらしがみついて、ボロボロになりながらも、今もどこかで頑張る仲間たちや、先日楽しそうに卒業してた後輩ととても良いものをつくりました。今では心から良い思い出です。

だから今回も、ひとまずこの感情に乗っかっていいんだと思います。直感に素直に、やるだけやってみる。できることを最大限やる。何事も、これを忘れなければ後悔はしないんじゃないかなと。そう信じてます。

そんな報告と決意のnoteでした。新生活、がんばりましょう!

あともし同級生だよ!という方がこのnoteを見つけていたら、ぜひメッセージください。

余談&ぼんやり

1年前のがむしゃらなWaQ!!!時代を助けてくれたのは、100BANCHやAkeruE、マーケットイベント、百貨店、まちのコミュニティスペースなど、「場」でした。

そこに優劣は全く無いですが、やっぱりWaQ!!!のような「中身」をつくるチームはそういった「場所」ありきになる。どんなに想いはあっても、それを伝える場がない人は多いんです。

あの時たくさんお世話になったおかげで、今の自分があります。だからいつか、去年の自分たちみたいな奴らやちびっ子が集まる場を作って、好き勝手使ってほしい。そんな思いもぼんやりと。


おしまい。


もしよければサポートお願いいたします。今後の学びに向けて活用させていただきます☺︎