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【1分解説】コロナ禍のアメリカで小売販売額の減少率が過去最悪に

※1分間で読める600文字以内でお伝えします。

4月のアメリカの小売・飲食セクターの売上が、前月から16.4%減少しました。1ヶ月の減少率としては過去最悪の数値です。前年同月と比較すると21.6%の減少でした。

次に業種別に内訳を見ていきます。

アパレルは9割の売上が消失

アメリカの小売・飲食の売上変化(2020年4月)

上記は、アメリカの小売・飲食セクターの売上変化を業種別にまとめたものです。前月比較と前年比較の2つを並べてあります。

最も打撃を受けているのは、アパレル、家電、家具の3つのセグメントです。それぞれ50%超の売上が消失しており、アパレルに至っては前年から▲89.3%もの減少となりました。

オンライン通販を除き全ての業種で減少しており、アメリカのエコノミストは「ハリケーンが来て経済全体を壊滅させてしまったかのようだ」と述べています。

アメリカでは過去2ヶ月でレイオフにより3,600万人の雇用が失われており、店舗の営業が再開したとしても、以前の売上水準には戻らないだろうとの指摘もあります。

今回は以上です。

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