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中小企業診断士を更新するかどうか。

こんばんは。社会起業家/中小企業診断士の浜俊壱(shun1.hama)です。
このnoteでは、
「社会起業家/中小企業診断士っていいですね。」

「どうやったら独立できるんですか?」
「どうやったら経営は上手くできるんですか?」
「何をどういう風に考えているんですか?」

と、よく聞かれることを
自分の人生の棚卸し日々考えていることの言語化を通してお伝えしていきます。

毎日noteを書き続けて、今日で230日目。3,000日チャレンジ達成まで残り2,770日。

今日も朝からオンライン会議が目白押し。最近すっかりオンラインでの打合せが増えました。
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さて、本日のテーマは「中小企業診断士を更新するかどうか。」です。早速書いていきたいと思います。

登録から5年経つとどうなるのか?

今日、自宅の郵便物を整理していると、診断士協会からの封筒がありました。

開けて見てみると、診断士の資格更新のお知らせが届いていました。

令和3年3月31日で、今の資格有効期限が切れます。そのため、資格を更新する場合は、以下の手続きをして下さい。

「あれ?もう5年?」

私はてっきりあともう一年あると思っていました。

そもそも、中小企業診断士は、登録から5年毎の免許更新制です。
その5年間の中での更新条件が2つあります。

更新登録をするためには、登録の有効期間内に「専門知識の補充」「実務従事」の2つの要件を両方とも満たしていることが必要です。いずれか一方の要件を満たしただけでは更新登録することはできません。

(1) 「専門知識の補充」要件として、次のいずれかを合計して5回以上行ったこと。
 a.理論政策更新(理論政策)研修を修了したこと。
 b.論文審査に合格したこと。
 c.理論政策更新(理論政策)研修の講師を務め指導したこと。
(2) 「実務従事」要件として、次のいずれかを合計して30日以上行ったこと。
 a.中小企業に対する経営診断・助言業務または、窓口相談業務に従事したこと。
 b.実務補習を受講したこと。
 c.実務補習を指導したこと等。
(3) なお、再開後初めての更新登録の要件は、「実務従事」を15日以上行ったことであり、「専門知識の補充」は不要です。

中小企業庁HPより引用。(https://www.chusho.meti.go.jp/shindanshi/2020/201116shindanshi.html

そして、専門知識の補充のために受講が必要な理論政策研修ですが、福岡県では例年3回程度しか開催がありません。

そのため、募集受付になるとあっという間に定員に達してしまうこともしばしばあります。

九州の各県では、毎年1回だけしか開催されない県がほとんどのようですので、その日に受講できなかった人が福岡で受講するという人も多いんでしょうね、きっと。

更新要件の半分も満たしていなかった

私はというと、更新要件である理論政策研修をまだ2回しか受けていませんでした。

一年に1度きちんと受講していれば何も焦ることはないのですが、あと一年あると勘違いしていた私は、来年までに3回受講しようと考えていました。

一昨年は受講申込みをして支払いまでしていたにも関わらず、仕事の予定を見事に入れてしまい、未受講となっていました。

そんな状況の中、令和3年3月31日までの研修スケジュールを見てみると、東京と大阪以外の地域はすでに受付終了をしていました。

そのため、東京へ行って受講をしないといけないなぁという思いで、東京都の開催スケジュールを見てみると、なんと今年はZOOMでの遠隔開催もあることを知りました(^^)

すぐに、申込み可能日とセミナー当日をスケジュールに書き込みました。

資格を更新するのであれば、今回は逃してしまうわけにはいけません。確実に受講しなければ。

理論政策研修では何を学ぶのか?

ちなみに、その研修はどんなものかと言うと、各回でテーマが異なります。
その時々の情勢を反映したテーマもあれば、「中小企業の政策」などの普遍性のあるテーマもあります。

講師が1名いて、そこに受講生が数十名で話を聞くスタイルです。

正直、めちゃめちゃ勉強になった、と思ったテーマは2回受講したうちにはありませんでした。

資格更新要件を満たすためだけに、午後の時間を費やしている感じです。

しかも、会場でPCやスマホを開くことが禁止されているため、ひたすら話を聞く他ありません。

そういう意味で、学んだことは「何か得られるものがないか」を探すポジティブさだったりするかもしれません(笑)

実務経験のハードル

理論政策研修はとりあえず出席さえすれば良いのですが、更新要件でコンサルとしての実務経験が求められます。

私はすでに、独立して事業展開をしているため、要件は満たしているのですが、企業に勤務されている「企業内診断士」の方にとって、この要件はけっこうクリアするのが大変なのではないかと思っています。

自分の会社をコンサルしたということが言えるのであれば話は違いますが、そうでないと30日間以上のコンサル実務経験を何かしらしなければなりません。

他企業へのコンサル経験がない場合は、「実務補修」を受講したら、その分が実務従事期間に置き換えることができます。

けれど、思うんです。

「そこまでして更新をしなければならない資格なのか?」と。

せっかく苦労して取得したから、更新しないのはもったいない。というのは確かに分かります。

ですが、更新要件で苦労する場合、つまり実務に活かせていない場合には、ちょっと疑問です。

資格を取る際には、やはり資格を取って何をしたいのか。
その先にある所を見据えて取るということが必要なのではいか。

と、今回の更新通知が届いて、改めて感じました。

私もいつか、更新しないという日が来るんじゃないかと思っています。

その時は、診断士卒業、ということですね。

・・ということで、今日はここまでです!最後まで読んで下さりありがとうございました(^^)
明日も皆さんにとって、良い一日となりますように!!

まとめ

・中小企業診断士は5年ごとに免許更新をする資格。
・更新には、「専門知識の補充」と「実務従事」の2つの要件を満たす必要あり。
・実務従事の条件が難しい人にとって、診断士の資格更新は見直しても良いのでは?
・資格取得のその先を考えることがそもそも大事。

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