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気付かぬうちに


人の洗脳というのは
徹底的に相手のことを否定し、ある時急にほめる
という操作をすれば、簡単にできてしまうということを聞いた。

私がみる限り、この世は洗脳に溢れている。
音楽や広告デザイン、おもちゃ、メディア
いわば、人の作り出すもの全てがそれにあたると私は考えている。

例えば私が音楽を作るとしたら
誰のことも洗脳したいとは思わない。
また同時に、されたいとも思わないのだ
ということに最近気がついた。

そのためにはどうするか。
詳しくならないことなのである。
いわゆる「オタク気質」というのは、対象が変わってもその執着は変わらない。
言い換えると、依存そのものだ。

常に何かにハマる人や、興味を持ったことはとことん詳しくなってしまう人は、依存性の高い人だと言える。
そう、洗脳されやすいのだ。

この前提から、わたしは好きなものもほどほどに。というのを生きる上でのテーマにしている。

誰のことも洗脳したくないし、洗脳されたくもない。

そう考えると、この世で絶対的に中立なものは
地球と、自然であることに気づく。
人は自然に依存して生きるが、自然は人間などなくても生存できるのだ。

そう考えた時、表現とは何か。
そもそも人間が生きること自体、地球に対して傲慢なことをしてることに気づいた時
観てくれや仮初の数字に惑わされたりしないだろう。


今日の雲はなんだか奇妙である。


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