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重要な意思決定におけるマインドフルネスの役割

現代のビジネス環境では、リーダーが直面する意思決定は企業の将来を左右することが多々あります。慎重かつ迅速な判断が求められる中で、マインドフルネスはリーダーにとって重要な役割を果たします。

マインドフルネスは、前回の投稿のように自己認識を高め、冷静で客観的な判断を可能にし、バイアスを軽減し、意思決定の質を向上させるツールとなります。

1.     マインドフルネスの基本概念とその効果

マインドフルネスは、今この瞬間に意識を集中させ、無意識のプログラムによる評価や判断を加えずに、そのまま受け入れる心の状態になることです。非常に、心がニュートラルな状態です。

これにより、リーダーは、過去の成功や失敗、未来に対する無意識の不安に心を持って行かれることなく、現在の状況に集中することができ、自己認識を高めることで、感情をもコントロールしやすくなります。この状態が、冷静でバランスの取れた意思決定を可能にしてくれます。

例えば、あるプロジェクトで仲間の士気が低下していたとき、私は感情的に反応してしまいがちでしたが、マインドフルネスを実践することで冷静さを取り戻し、チーム全体の状況を客観的に見つめ直すことができました。

その結果、その仲間がパッシブに陥っていること、気にしている事、別の事情も類推することができて感情に流されず、理性的に意思決定を行うことができ、プロジェクトを最後まで完遂することができました。

その結果、その案件もスムーズにリピートするに至りました。

2.     マインドフルネスが意思決定に与える影響

マインドフルネスは、重要な意思決定において以下のような影響を与えます。

①    冷静な判断力の向上

マインドフルネスを実践することで、自分がストレスやプレッシャーを感じていることを客観的にキャッチできるようになり、対処しやすく、冷静な判断が可能になります。

呼吸法などを通じて、「あ、、いま、デフォルトモードネットワークに持って行かれているな」と分かり、心を落ち着かせることで、感情に流されずに論理的な判断ができるようになります。

②    バイアスの軽減

意思決定には、無意識のうちに、過去の成功や失敗、影響の強い方の言葉の記憶などでバイアスがかかることが多いです。

マインドフルネスは、自己認識を高めることで、これらのバイアスに気づき、それを軽減する助けとなります。

諸行無常です。過去の成功体験や固定観念は現状を見る目を曇らせてしまうことが多いですが、それを自覚することで、現在の状況を冷静に評価し、適切な判断を行うことができます。

③    集中力と注意力の向上

マインドフルネスは、集中力と注意力を高める効果があります。これにより、重要な情報を見逃さずに捉え、複雑な問題にも、抽象度を上げて事象をとらえ、冷静に対応できるようになります。

私自身、定期的な瞑想を取り入れることで、勉強してきたことを盲目的に信じるのではなく、客観視し、過去の成功や年齢のしがらみ、年上、年下のこだわりなどを排除して、複数の選択肢を検討し、いい意見が耳に入ってくる状況を作り出せていると自認しております。

ですので、目標達成のスピードが、マインドフルネスを勉強する前よりも早まっています。

3.     マインドフルネスを活用した意思決定プロセス

重要な意思決定においてマインドフルネスを活用するための具体的なプロセスを紹介します。

①    現在の状況を冷静に評価する

意思決定の第一歩は、現在の状況を冷静に評価することです。マインドフルな状態となって心を落ち着かせ、多面的な視点で状況を分析します。これにより、拙速な判断を避け、リアルな現実に基づいた評価が可能になります。

②    すべての選択肢を検討する

次に、すべての選択肢を検討します。自己認識が甘いと、つい、今の自分に都合の良い情報ばかりをピックアップしてしまいます。

それを避けるために、マインドフルネスを実践することで、自分の固定的なプログラムにとらわれず、柔軟な思考で、何本ものストーリーを想定することが出来ます。

これにより、通常は見落とされがちな選択肢も視野に入れることができ、より多角的な判断が可能になります。

③    メリットとデメリットを評価して、最後は腹をくくる

各選択肢のメリットとデメリットを冷静に評価します。この際、感情に流されずに論理的な判断ができるよう、マインドフルネスの実践を続けます。

瞑想後に各選択肢のプラス面とマイナス面をリストアップし、バランスの取れた視点で評価し、最後は、評価したものに対して、ぶれないように「いい目標」として、腹をくくります。

腹をくくることによって無意識に態度が変わり、周囲に対する魅力度がアップします。

まとめ

マインドフルネスは、重要な意思決定においてリーダーに冷静さと客観性を提供する強力なツールです。定期的にマインドフルネス瞑想や呼吸法を実践することで、リーダーはバイアスを軽減し、論理的で柔軟な意思決定を行うことができます。

これにより、チーム全体の成功を導くリーダーシップが発揮できるのではないかと思います。リーダーとしての質を高めるためにも、日常の中でマインドフルネスを取り入れ、意思決定のプロセスをより良いものにしていきましょう。


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