𠮷田周平

プロ経営者。ポーラスターコンサルティング代表取締役。ビジネスはパーパスと人。人はリソー…

𠮷田周平

プロ経営者。ポーラスターコンサルティング代表取締役。ビジネスはパーパスと人。人はリソース(資源)ではなくパーパス実現のためのソース(力の源泉)という価値観のもと、建設、旅行、人材と様々な業界で経営者として人と組織の変革をしてきました。みんなの北極星をみつけよう!スイーツ男子。

マガジン

  • 株式会社アーキ・ジャパン 社長ブログ

    2021-2024に在籍したアーキ・ジャパンの社員へ向けた社長メッセージです。

最近の記事

職場には感情を持ち込むべき -理性は情念の奴隷

職場に感情を持ち込むべきかどうか議論の対象となることがありますが、感情がない職場は墓場に等しいと私は考えます。感情は人間特有のものであり、AIにはない唯一の特徴です。したがって、感情がなければ人間らしさを失った世界となり、そのような無機質な環境で働くことは誰も望まないでしょう。しかし、感情が仕事や意思決定に悪影響を及ぼすことも事実です。不安があると仕事が手につかず、怒りがあると冷静な判断ができなくなります。仕事に集中しなければ、冷静に判断しなければと思っていても、ネガティブな

    • みんなの北極星をみつけよう -ポーラスターコンサルティング設立にあたり

      「もっと主体的、積極的に行動してほしい。」 「組織間でのいがみ合いをやめ、協力し合ってほしい。」 「社内に活気を取り戻し、社員のエンゲージメントを向上させたい。」 「若手社員の早期退職を防ぎたい。」 「M&Aした会社との文化のギャップを埋めて早期にシナジーを創出したい。」 「自分の後を継いで社長になれる人がいない」 「人的資本経営をするにはどのような取り組みが必要なのだろうか。」 経営者の人と組織に関する悩みは絶えないものです。 私はキャリアの大半を経営者として歩んできまし

      • 人は「リソース(資源)」ではなく「ソース(力の源泉)」 -アーキ・ジャパン退任にあたり

        先ほど社内発表があったように、7月末をもってアーキ・ジャパンの社長を退任することになりました。皆さんと出会って、ともに学び、考え、語り、走り、闘い、もがき、笑い、喜び、想った日々は、3年とは思えないほど濃密で充実した時間でしたし、私の人生に大きな意味を与えてくれました。少し早いけど、今日はアーキ・ジャパンの社長として、社員の皆さんへの最後のnoteメッセージです。 アーキ・ジャパンとの出会い3年前にアーキ・ジャパンに出会った時、私はその価値ある事業内容に直感的に感銘を受けま

        • 「コミュ障」っていう言葉からコミュニケーションを考える

          皆さんはコミュニケーションに苦手意識はありますか?実は日本人の6割近くがコミュニケーションが苦手だと感じていて、その数は年々増加しているとか。その一方でコミュニケーション力は重要なビジネススキルとして認識されていますし、私たちが人を採用する時にも重視するポイントでもありますよね。最近はうまくコミュニケーションをとることができない人のことを「コミュ障」と表現したりしますが、私はこの言葉について少し違和感を感じます。今日はこのコミュ障という言葉からコミュニケーションスキルについて

        職場には感情を持ち込むべき -理性は情念の奴隷

        • みんなの北極星をみつけよう -ポーラスターコンサルティング設立にあたり

        • 人は「リソース(資源)」ではなく「ソース(力の源泉)」 -アーキ・ジャパン退任にあたり

        • 「コミュ障」っていう言葉からコミュニケーションを考える

        マガジン

        • 株式会社アーキ・ジャパン 社長ブログ
          43本

        記事

          完璧じゃない方がうまくいく

          皆さんは完璧でありたいと思いますか?もしくは、完璧でなければならないというプレッシャーのようなものを感じたり、完璧であることが理想的であるかのように感じていたりしませんか? 今日は完璧じゃなくていい、むしろ完璧じゃない方がうまくいくという話をしたいと思います。 弱さを見せるリーダーが社員を奮起させる 私はこれまで3社の会社の社長をつとめてきましたが、建設会社ではじめて会社のトップになったときに感じたとてつもないプレッシャーを今でも覚えています。それは、これからこの会社を引

          完璧じゃない方がうまくいく

          「自分ではない誰か」になるのではなく、最高の自分になろう

          オヤカク!? この4月から技術職47名、総合職7名の新卒が当社に入社してくれました。改めて新入社員の皆さんを当社に迎えられることを心から嬉しく思います。当社の入社式は本人たちだけで実施しましたが、最近では入社式に親を同席させる企業も増えてきたそうです。さらには、両親に内定承諾の確認(オヤカク)をしたり、内定承諾者の自宅に家庭訪問をする会社もあるというのには驚きました。 親や家族に反対され内定を辞退する(親ブロック)学生が増えていることから、会社や事業についてしっかりと説明

          「自分ではない誰か」になるのではなく、最高の自分になろう

          適性がないのではない、才能の使い方が分かっていないだけなのだ

          皆さんは、今の仕事が自分に向いていないと思ったことはありますか? 仕事でパフォーマンスが出せていないと感じたことはありますか? 失敗が続いたり、なかなか成果が出せなかったり、達成感・充実感が味わえなくて、自分にこの仕事は向いていないのではないだろうか?と考えたことがある人は少なくないのではないでしょうか? 今日は、そんなあなたの考え方や視点を少しだけ変えてみてほしいと思って書きました。 自分に適性がない!? リ・カレント社の「働くことへの若手意識調査」2024年によると、

          適性がないのではない、才能の使い方が分かっていないだけなのだ

          フィードバックを文化に

          社員の皆さん、明けましておめでとうございます。 2024年は、能登半島地震、羽田空港での接触事故と波乱の幕開けとなりました。コロナ禍もそうでしたが、私生活においてもビジネスにおいても、いつ何が起きるかわからない時代、変化のスピードがとても早い時代ですから、すべてを予測し計画に落とし込むことは不可能です。”起きたこと” や ”とったアクション” から、何を学び、次にどう活かすかを常にこころがける必要があると強く感じます。 さて、私の今年の抱負でもある新年初めのメッセージはフィ

          フィードバックを文化に

          自己理解のススメ③

          前回は才能は知るだけではなく普段の仕事や生活の中で意識的に使うこと、そして才能が発揮されることで物事がうまくいったと実感することで強みに育つという話をしました。そして、強みを正しく認識して使いこなせるようになると仕事や人生を楽しめるようになって、自分らしさ、自分の魅力に気づき、自信がもてるようになるという話をしました。 今日は、自分の強みを他人のために使うという話をしたいと思います。 「自分のため」から「人のため」の強みへ 自分のことが理解できると、「あの人はどんな人な

          自己理解のススメ③

          自己理解のススメ②

          前回はありのままの自分を認めてあげることで自己肯定感が高まるということ。しかしながら、自分らしさや自分の才能は無意識の陰にかくれてしまっているので、正しく認識するためには、努力や工夫をする必要があること。自己理解のツールを使うことで才能に気づくためのヒントが得られるという話をしました。今日は才能を強みに育てるという話をしたいと思います。 才能を意識的に使うことで強みへと育つ 自分の才能を知って、「ふ~ん、なるほど」と思うだけでは武器にはなりません。才能に気づいたら、それを

          自己理解のススメ②

          自己理解のススメ①

          皆さんは、自分に長所があると思いますか? いまの自分自身に満足していますか? 日本の若者は諸外国に比べて自己肯定感が低いといわれています。当社の派遣社員からもよく聞かれる、不安、孤独、自信がない、向いていない、将来が見えない、、、こうした感情はどうして生まれてくるのでしょう。課題や壁に当たってしまうとすぐに心が折れてしまうのはどうしてなのでしょう?他人の評価ばかりが気になってしまうのはなぜなのでしょう? 私たちが、他人に流されることなく、自分に自信をもつためには、自分がど

          自己理解のススメ①

          この世で最も恐ろしいこと、それは否定されること

          人はその漢字の由来からも分かるように、コミュニティをつくってそこでの協力関係やチームワークによって支え合いながら生きていこうとする生き物です。ですから、たとえコミュニティに属していたとしても、そこでメンバーから認められ、受け入れられていると感じられなければ、不安や孤独を感じ、健康状態にも影響を及ぼすことすらあります。今日は人がもつ「認められたい」という欲求について考えたいと思います。 まずは相手を認めるところから 人に認められたいという欲求は、友人や同僚、上司に「自分の存

          この世で最も恐ろしいこと、それは否定されること

          私は私、あなたはあなた

          皆さんは、 「人に気をつかいすぎて疲れる」 「人にどう思われているかが気になる」 「人の言動が理解できずいらだつ」 と感じることはありませんか? 心理学者のアドラーが「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言するように、人付き合いの悩みは尽きません。今日はコミュニケーションのひとつの視点として、自分軸と他人軸という話をしたいと思います。 ”自分軸”と”他人軸” 人とコミュニケーションを取る際には、”自分軸”と”他人軸”を意識することが大切です。他人軸が中心のコミュ

          私は私、あなたはあなた

          才能に目覚めよう!

          あなたにはどのような才能がありますか? 「私には才能なんてない」などと思っていたりしませんか? 私は人は誰しも才能をもっていると信じています。でもその才能に自分自身が気づいていない人も少なくありません。今日は、皆さんが自分の才能に目覚めて、自分に自信をもって生きていくための話をしたいと思います。 *この記事は、AJグループ各社(アーキ・ジャパン、アクト・ジャパン、AJホールディングス)社員に向けた社長メッセージです。noteで #オープン社内報 として公開することで、社外の

          才能に目覚めよう!

          コミュニケーションって難しい -言葉の意味と意図、解釈のズレを考える

          私たちが使う言葉にはひとつひとつ意味があり、人間はこの言葉を使って意思疎通を図ります。でも人間同士のコミュニケーションにおいて、かならずしも言葉の意味通りのやりとりがされているとは限りません。今日は言葉のもつ「意味」と「意図」そして「解釈」の違いから、コミュニケーションの難しさについて考えたいと思います。 *この記事は、AJグループ各社(アーキ・ジャパン、アクト・ジャパン、AJホールディングス)社員に向けた社長メッセージです。noteで #オープン社内報 として公開すること

          コミュニケーションって難しい -言葉の意味と意図、解釈のズレを考える

          チャレンジの先には成功か成長しかない

          誰も好き好んで失敗する人はいないでしょう。失敗を恐れるなと言われても、できれば失敗はしたくないもの。でも失敗を恐れるあまり、新しいことにチャレンジできないでいるとすれば、それこそ大きな失敗です。今日は皆さんが失敗を恐れないようになるためのメッセージです。 *この記事は、AJグループ各社(アーキ・ジャパン、アクト・ジャパン、AJホールディングス)社員に向けた社長メッセージです。noteで #オープン社内報 として公開することで、社外の方にも当社の文化社風、大切にしている価値観

          チャレンジの先には成功か成長しかない