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「自分ではない誰か」になるのではなく、最高の自分になろう

オヤカク!?

この4月から技術職47名、総合職7名の新卒が当社に入社してくれました。改めて新入社員の皆さんを当社に迎えられることを心から嬉しく思います。当社の入社式は本人たちだけで実施しましたが、最近では入社式に親を同席させる企業も増えてきたそうです。さらには、両親に内定承諾の確認(オヤカク)をしたり、内定承諾者の自宅に家庭訪問をする会社もあるというのには驚きました。

親や家族に反対され内定を辞退する(親ブロック)学生が増えていることから、会社や事業についてしっかりと説明をして安心して背中を押してもらおうという考えだそうです。私もふたりの子供をもつ親として、子供にはきちんとした会社を選んでほしいと思う気持ちはわかりますし、アドバイスを求められれば私なりの考えを伝えるでしょう。でも、そのうえで子供が決めた会社であれば、その決断を尊重して見守りたいですし、それ以前に就職先については自分で考え、選択できるような力をもってほしいと個人的には思います。。。

教育方針や子への親のかかわりかたについては人それぞれですし、ここで言及するつもりはありません。ただ、社会人になった君たちには、他人軸ではなく自分軸の仕事のパーパス、何のために仕事をするのかという価値観をもって仕事をしてほしいと思います。

自分の価値観を見つける

仕事のパーパスだの、価値観だの、そんなこと考えたこともないという人も少なくないでしょう。仕事を選ぶ際には、どの業界で働くか、どの職種につくかということをまず考えると思いますが、それ以上に自分が大切にしている価値観とマッチしている仕事や職場環境であるかどうかが重要です。それは、自分の仕事の目的や方向性、つまり仕事の先に何があるのか、何のために仕事をしているのかということです。この方向性と、会社や職場の方向性が異なる場合、いずれどこかのタイミングで違和感を感じたり、モチベーションや充実感を失うことにつながるでしょう。

では、自分の価値観とはどのようにしたらわかるのでしょう?「世界一やさしいやりたいことの見つけ方」の著者である八木仁平さんは著書の中で、以下の5つの質問が自分の価値観キーワードを見つけるヒントになると言っています。

Q1: 尊敬する人、尊敬する友人、好きなキャラクターは誰ですか?その人のどんなところを尊敬していますか?
Q2: 幼い頃や思春期にあった、今の自分に一番大きな影響を与えている出来事or経験は何ですか?それらが自分の価値観にどう影響を与えましたか?
Q3: 今の社会には何が足りないと思いますか?
Q4: 「自分って人生で何を大事にしてそうかな?」と周りの人に聞いてみてください。そう思った具体的なエピソードも聞けるといいです。
Q5: 自分の子どもを育てたり、他人に助言をするときに、一番伝えたいのはどんな行動で、一番伝えたくないのはどんな行動ですか?

八木仁平著:世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方

私の価値観キーワード ー信念、共感、影響力、才能、強み・・・

私自身の価値観について少し話をしようと思います。私が尊敬している人物のひとりはOracleの創業者であるラリー・エリソンです。ラリーは私がOracleにいた9年間、"One Database"というビジョンを発信し続けていました。社内に存在しているあらゆるデータは統合されひとつのデータベースであるべきだ。それが経営のリアルタイムな意思決定につながり、社内のオペレーションが圧倒的に効率化される。オラクルはそれを実現するのだと。考え方自体も素晴らしいのですが、このコンセプトを何年にもわたり、何十回、何百回とプレゼンテーションし続けている姿がとてもかっこよく見えました。その”かっこよさ”とは、彼のプレゼンテーションスタイルというより、考え方に確固たる信念をもっていて、それをストーリーとして語り、共感させる力、人々を巻き込む影響力に大きな魅力を感じたのだと思います。ここから、信念、共感、影響力といったキーワードができてきました。

私が今の社会、特に教育現場に足りないと思うのは、強みを伸ばすことです。とかく、できないこと、課題点に目を向けて克服させようとしがちですが、できること、得意なことを圧倒的に伸ばそうという意識に欠けると思います。できないことをできるようにしても、人並にしかならず、世の中みんなが平均的な普通の凡人になるだけです。そうではなく、何かひとつでも秀でた才能を見つけ、それを圧倒的なものに伸ばしてあげるという意識をもって教育してあげれば、人と比較することなく自分に自信をもった人が増えるのだと思います。ここからは、才能、強みといったキーワードが見つかりました。

私の価値観の紹介はこれくらいにしますが、、、ただ、こうしたキーワードは私の価値観に大きく影響していますし、私の仕事の基軸になっていることは間違いありません。

「~すべき」に合わせると他人の人生を歩むことになる

仕事の価値観を考えるうえで重要なことは、それは本当に自分自身がそう思っているのかということです。他人の価値観を自分の価値観だと思い込んでいる場合、「~したい」より「~すべき」という表現がフィットします。つまり、親がこれから成長する業界で働くべきだと言っている、上司からもっと自主的に考えるべきだと言われた、という感じです。これは自分の価値観ではなく、他人の価値観であり、他人の価値観に合わせることは人の人生を歩むことになります。そうしているうちに、自分がやりたいことはこれなのか?一体何がやりたいのだろう?と自分のやりたいことを見失い、自分探しの旅に出ることになります。自分探しは旅ではなく、今の自分としっかりと向き合い価値観を整理することで実現します。

親、家族、友人、同僚、上司など他人の意見に耳を傾けて参考にすることは大切ですが、他人軸の価値観に合わせることは決してしてはいけません。価値観とはあくまで「自分が大切にしていること」であり、その価値観に合った生き方や仕事をすることが、結果的に本当にやりたいことにつながってきます。初めの会社を選ぶというところで、親の意見を最大限に尊重するところまではいいですが、これからの社会人人生をどのように歩んでいくかは、ぜひ自分軸の価値観をしっかりと持って、そこを基軸に歩んでほしい。自分ではない誰かになるのではなく、自分の価値観をしっかりともった最高の自分になってくださいね。


あとがき

  1. つぶグミプレミアム濃厚〇〇シリーズを知っていますか?ぶどう、キウイ、リンゴなど色々なフルーツのシリーズが出ているのですが、それぞれ3つの品種の味のグミがミックスされていて、品種ごとの特徴がよくとらえられていて、ジュージーでとてもおいしいんです。品種ごとに食べ比べてもいいですし、ミックスして食べるとまた新しい味わいでおいしい!いまはメロンにはまってます。

  2. 最近AmazonのPrime Videoの有料化が進んでない?Disney+単体で990円で、Huluとのセットで1490円?実質Huluは500円ということか。え?Netflixって一番安いプランで790円なんだ。ということで全部契約しちゃって現在迷子中。。。やっぱりNetflixのラインナップが一番かな?

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