現場行脚週間|1500kmドライブ
今週は通常記事の投稿はお休みします。
6月の最終週は長く関わってきた4つのプロジェクトの納品や最終現場チェックで、全日ホームの大阪から遠く離れたところに行っていました。
一週間で1500kmもの距離を運転したのは初めてのことで、だいぶ腰にきた。週明けは馴染みのカイロプラクティックのお世話になることになりそうだ。
ということで、今日の記事はどんなところへ、どんなプロジェクトで訪問していたか簡単にご紹介します。
福井県勝山
まずは福井県勝山市へ。
苔が美しい平泉寺のふもとに佇む古民家でカフェをつくっています。
照明器具や椅子などの家具を乗せて納品です。
建築の改装はほとんどなく、FFE(家具やディスプレイ)がメインのお仕事でしたが、ドリンクカウンターの新設や一部の照明器具の刷新もありました。
座敷に1灯だけ吊るされていた蛍光灯を、電球色のペンダントに取り替えたところ、照度的にイメージと違っていたというお話を受け改善案を考え、対応して帰路につきました。
福山城
お次は広島県福山市へ。
新幹線のホームから見える福山城内で宿泊ができる施設を整備する仕事です。
この日はほぼほぼ完了した工事のチェックと営業許可の検査でした。
江戸時代初期のお風呂は蒸し風呂であったことから「御湯殿」という古くから残っている建物にサウナを設置しました。
お城を貸し切ってサウナに入れるなんて贅沢だなぁ。
目の前に天守を望むロケーションでの外気浴はさぞ非日常な経験になるでしょう。
城崎温泉の射的&カフェ
お次は兵庫県の日本海側、城崎温泉へ。
後継者が減り閉業が増えている、城崎の街のあそび場である射的場をなくしてはならないと、次世代のオーナーが手がける射的&ダイニングのお店。
和紙作家のハタノワタルさんにお願いした、射的カウンターの全面和紙張りの施工打合せのために訪問。
他には照明の設置位置や、看板の形状や位置などを確認していく。
こちらはオープンまでもう少し時間がかかりそう。
伊賀
最後は三重県伊賀市へ。
上級武士の下屋敷があった5000㎡の敷地の一軒家を宿泊施設にリノベーション。
既存の建物は当時の武家屋敷ではなく近年建てられたもので、歴史的価値は高くないが、広大な庭の形状は当時のなごりを色濃く残しています。
森のようになった庭木や沼地になってしまった池の復旧など、建物以上に手間がかかる本案件。この日は建築の方が仕上がったので、家具やディスプレイの納品でした。
あと1ヶ月弱で外構工事を終え、来月頭から開業となります。
施設スペック記します
床面積:199.88㎡
敷地面積:5114.69㎡
客室構成:※ 施設貸切利用となります
・母屋棟:3ベッドルーム(各部屋に風呂・トイレ付き)、共用リビング・ダイニング・キッチン
・蔵棟:電気式サウナ(ロウリュ可)
・庭:テラス 79.58㎡ 屋外家具セット、露天風呂、水風呂
・食事は少し離れたレストラン棟に移動(車送迎有り)するか、ルームサービス、もしくは持ち込みでBBQ、といった選択肢があるようです。
伊賀近辺はゴルフ場も多いので、ゴルフ好きな方はグループで朝からゴルフ→この施設に宿泊するプランは楽しそうです。
3室6ベッドありますので、プライバシーも守りつつ、共用部でゆっくり語らったり、サウナに入ってテラスの水風呂と寝椅子でととのう、といった過ごし方が可能です。(だれか一緒にあそびにいきましょう)
しかし、一週間毎日移動と納品だと、体がもたないな。
それではまた来週。
建築・インテリアなど空間デザインに関わる人へ有用な記事を提供できるように努めます。特に小さな組織やそういった組織に飛び込む新社会人の役に立ちたいと思っております。 この活動に共感いただける方にサポートいただけますと、とても嬉しいです。