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集中力を支えてくれるゲームBGMを推してまいる その1

風呂場のパイプの汚れが思ってた以上に酷いようで、パイプハイターをかけて時間が過ぎるのを待っていました。
というわけで待つ間にnoteを書いていた主婦です。おかしいなあ、三か月前に入居した時に水回り清掃代金として二万円徴収されてるんですが。

二万円払ったのに、入居した日に風呂に入って翌日お湯を抜いたら、汚水がぶわーって洗い場に広がって戦慄しましたよね。清掃とは!?

避難道具に入れてたヘッドライトを装備して排水口を見て見たら、垢と汚れと髪の毛がびっしりついててとても水が流れる状況ではありませんでした。清掃とは!!??

スーファミの弟切草の方がまだましやぞ! と思ったりしながら(誰もいないはずの洋館の風呂場に、髪の毛がべたっとついてる表現がある。プレイしていた時怖すぎて友人にしがみついた思い出)古い歯ブラシで必死に掃除したのでした。清掃、とは……。

前フリはさておき、皆さんは作業や執筆の時にBGMって聞く派ですか、聞かない派ですか。
私は主婦業としての家事(洗濯・洗い物・掃除)をしている時はテレビのバラエティ系とかを流したり、義母と話をしながら作業をしています。

小説を書く時は作品のイメージに合う曲を選んだりしますが、書きたい気持ちはあるけどどうも気分が乗らない、という事もあるかと思います。

メンタルを和ませたい時は、私の場合ダントツでびじゅチューン! 曲なんですが、心がほっこりはするものの創作や作業をするテンションになるかと言うとちょっと違う感じに。
特徴的な曲のフレーズがこびりついて歌いたくなる事も多々。

そんな時はこうです。

ファミコンゲーム「火の鳥 鳳凰編 我王の冒険」のBGM。
昔大好きで、頑張って全面クリアした数少ないゲームです。
もう家に動かせるファミコン本体もソフトもないのですけれど、技術の進歩のおかげで投稿されたプレイ動画を見る事が出来ます。有難いですね。

数あるゲーム音楽の中でも、何故ファミコンの曲が良いのか。
プレイしているキャリアで言えばDanceDanceRevolution(これも火の鳥同様コナミですね)の方が長いし、曲数も多いし、CDもあるので沢山聞くことができます。
それについて、私が考えた「レトロゲー音楽で集中できる理由」はこんな感じです。

・何度もプレイしていて内容が頭に入っているので、無駄にドキドキしない
「火の鳥 鳳凰編 我王の冒険」の元ネタは手塚治虫先生の漫画です。
と言っても、あの壮大で奥深い世界観が再現されているか……と言われれば「うーん?」なのですが(しかも当時は漫画の「火の鳥」を読んでいなかった)、元ネタを知らなくても楽しめるシンプルさが気に入っています。

主人公の「我王」を操り、十六枚に分かれてしまった火の鳥の壁画を集めきればクリア。
壁画を集めるためには「大和」「来世」「太古」の各ステージを上手くワープして回らねばならず、当時はそのルートを探すのが大変で、でもとても楽しかった作品です。

遊びこんだゲームなので、曲を聞けばどこの面なのかはすぐに分かります。そしてどういったルートで回るかも記憶しているので「この先どうなるんだろう?」といったドキドキの要素が少ない。
そのため、余計な集中力を動画の方に向けずに流せるBGMとして適しているのではないかと思いました。

(余談ですが「ゲームセンターCX」で、有野課長がこの「火の鳥 鳳凰編 我王の冒険」に挑んだ事があり、ルートジャンプで難儀していました。気になった方は是非見てみて下さい)

・音の構成がシンプルでうるさくないのが良い
ファミコンですから、基本的には三和音のBGMです。
そこに我王がジャンプしたり、武器のノミで攻撃する音が入ったりすると、BGMが一瞬一音欠けるようなこともあります。

我王は彫刻師なので、彫りに使うノミを投げて敵を倒します。また「鬼瓦」を所持している分だけ使う事ができ、落ちるとライフが減る穴の上に設置して足場にしたり、敵を閉じ込めたり多彩な使い方が出来るのも面白い)

容量との戦いでもあったファミコン音楽。今のポップミュージックに比べて、音の幅や深みなどは及ぶべくもありません。
しかし、たった三和音に込められたキャッチーなメロディは主旋律が分かりやすく、余計な音に意識を持っていかれる事がないため、やりたい事を邪魔しない造りだと言えます。

・シンプルなんだけどBGMがめちゃくちゃ格好いい
Wikipediaで知ったのですが、「火の鳥 鳳凰編 我王の冒険」の作曲者は山下絹代さんでした。
代表作『悪魔城ドラキュラ』『エスパードリーム』『ロックマンX3』『メダロット』と聞けば、レトロゲー好きの方には「そりゃ格好いいだろうね!」と伝わるだろうラインナップです。

作中で我王は「大和」「来世」「太古」を行き来しますが、それぞれのステージ曲が「いる時代っぽさ」を出していて、素晴らしいんです。
「大和」の少しのどかな感じのあるBGMから、ロボットに支配された「来世」に渡った途端、BGMのテンポが少し早くなりクールで悲壮感のある曲に変わります。

そのBGMで「うわっ、何だか怖そうな所に来た!」と子供心に思いましたし、青色が主体で生命の気配がない(敵にクリーチャーっぽいのはいるけど、それがまた不気味なデザイン)「来世」にぴったりで、ワクワクさせられたものです。

「太古」は恐竜が襲ってくるし、氷河期の氷ステージもあるしなステージで面白かったんですが、「来世」ステージの格好良さはいつ聞いても「よく三和音でここまで!」と思わされます。
幼い頃に聞いた曲への印象と尊敬は今も変わりません。そして何度耳にしても、懐かしい思い出と共に心地よく私を鼓舞してくれるのです。

・動画なのでBGMの長さが作業にちょうど良い
私が見ているプレイ動画は、開始からクリアしてエンディングまでおよそ四十八分の作りです。
五十分程度の時間があれば何がしかの作業は進められますし、動画が終わったタイミングで十分程度休憩をしたり、進捗を確認したりするのにも良い長さです。

何度聞いても飽きない、慣れ親しんだゲーム音楽を相棒にする。
昔ゲームに熱中していた時のような感覚で、目の前にあるタスクに挑む心の準備ができる。

好きなゲームのBGMを聞くことで「やるぞ!」という気分に持っていけるの、ゲーマーには有効ではないかなと。
動画が終わる頃に「よし、タスクひとつ片付いた!」とクエストクリアにもっていければなお良しですね。

今回は「火の鳥 鳳凰編 我王の冒険」でしたが、私が作業に使うゲームBGMは他にもあるので、機会があればまた紹介します。
需要がなくても、ネタに詰まったら多分やるので!(笑)
好きなものを書きとどめておくのに、noteはとても良い場所です。

キリよく動画がラストステージに入りましたのでこれにて!
(このラストステージの仕掛けもすごいんですよ……!)
もし「このゲームの曲好きだったんだよー」という思い出がありましたら、コメントで教えていただけると嬉しいです。

さいごに。
「火の鳥」をクリアしたくて、従兄のお兄ちゃんが遊びに来てる時に二人で交代しながら頑張っていたんですが、そこに私の妹と従妹の妹ちゃんがケンカしながらなだれこんできまして。
暴れる二人の蹴りがファミコン本体にヒットし、ゲーム終盤だった画面がフリーズした時にはお兄ちゃんと絶叫したものです。あれは悲しかった……!
その後、頑張って一人でクリアできたので、どうにかなりましたけどね!

ゲームのお話が好きな方はこちらの記事もよければどうぞ。

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