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オススメしたいステキマガジン

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スキのストリームに埋もれさせるにはもったいない、沢村の備忘録的マガジン。読んで「これはためになる~」「はぁーええ話や…」と感じた記事をまとめさせていただいています。
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2023年12月の記事一覧

同人誌即売会に豆本ガチャを設置した話

タイトルの通り、同人誌即売会、いわゆるオフイベでスペースに豆本ガチャを設置した話です。無配で配っていた豆本が全てはけたので、一区切りということでこちらにnoteを残しておきます。もしどなたかが同じようにSSなどを豆本ガチャにして配布する際に、参考になれば幸いです。 経緯某ジャンルのオタクである私がはじめてオフイベにサークル参加したのは、2021年の12月のことでした。そこから一年ちょっとが経ち、本づくりにも少し慣れてきたことだし変わったことができないかと思うようになったのが

Evernoteから逃げて、TRPGセッションノートをどこに置く?

Evernoteの死を受けて、大量のセッション記録ノートを流石に移動させておきたい気持ちになった。というのも、一応有料サブスクリプションは突っ込んでいたが年々バカ高くなるばかりだからだ……。 じゃあ、Evernoteでセッションデータを作っていた私はどこに逃げるべきか……? これは500近いTRPGセッションノートのデータを抱えて泣きながら右往左往した記録です。 Evernoteとの付き合い結構前からCoCシナリオはEvernoteで書いてました。 こういう感じに……。

オタ恋の広告を中心に振り返るAI黎明期と広告※2024年1月追記

 2022年8月に絵を生成するAI『Stable Diffusion』が登場して1年と4ヶ月、そして2022年11月にChatGPTが登場して1年と1ヶ月になる。  AIはあっという間に我々の生活に入り込み、作業を効率化し、効率化して余った時間には新しい仕事を突っ込まれてため息をつくような事を繰り返している昨今であるが、ここらでAI黎明期である2022年~2023年のAIを活用した広告を見返してみようではないか。  ここにまとめるのは画期的な新技術や優れた映像ばかりではないが

ありがとうSUPERNOVA Tohoku🪓

2023年12月25日、SUPERNOVA Tohokuの公式X(旧:Twitter)から同日をもってチームとしての活動を終了する事が発表された。今後の方針として、公式XとYouTubeアカウントはGiGOが活動履歴保存の為に存続させるという。 その翌日26日には、BEMANI PRO LEAGUE公式サイトにてSUPERNOVA Tohoku撤退に伴い、BPLS3 SDVXは7チームで開催し、それに合わせて試合日程やルール変更が行わることが発表された。 SUPERNOV

【サンプル】地の文講座Q&Aを15000字公開

地の文の書き方……全部教えます! 約10万字の実践的地の文テクニック講座、完成しました! 年末年始期間に限り、追加質問を読後アンケートで受付中です! 本編はこちら ■採用質問&サンプル地の文講座の執筆にあたり、事前におツイッターなどで「地の文についての質問・お悩み」を募集していました。ご協力ありがとうございました! おかげさまで実用性のある講座ができました! 似ている内容は統合するなどして、ほぼほぼ採用できたかと思いますが、一応「質問の回答を期待して購読したら、非採用

2023年のゲーム振り返り日記(前編)

 今年も残すところあと数日となったので「2023年に初めて遊んだゲームのまとめ」をやっていきます。  今回は「前編」になります。  ゲームまとめは毎年の恒例行事なんですが…実は、毎年、結構悩みながら各ゲームの寸評を書いています。概ねどのゲームも楽しく遊んでいて、プレイ中に感じたことも沢山あって、それをツイッター(現X)へ適当につぶやく事は散々やっているのに、整理して何かを書こうとすると不思議と文章が出てきません。一体何が違うのか…これがわからない。  そんな状態が10年以上

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教育と老後の間にあるもの

嗅覚検査の結果と退院

 人生が苦痛と解放の連続でしかないなら、ようやく解放の時が来た。1週間、僕の鼻から喉奥を貫通し、そればかりか眼球や耳まで圧迫、まともに喋れない上で高熱まで発生させたチューブを外すこととなりました。  こんな長いものが鼻から喉にかけて1週間突き刺さっていた。そりゃ目も充血するし、中耳炎にもなって38℃以上の熱をつねに与えるわ。普通に生きていてこんな長い管が頭部の中心を圧迫しないんだもの。1週間こいつとともに過ごしたうえでの孤独。耐えた。耐えたなあ……。もはや元の目的すら忘れて

コミケの時代の終わり―BLも、ニッチな本も消えていく―

著:箱部ルリ (本記事は、早稲田大学負けヒロイン研究会の会誌「Blue Lose vol.3」に収録されている「コミケ、その時代の終わり――美少女同人ジャンルの通時的観察――」を改稿したものです。) 12月20日17時50分追記: 不適切な表現や誤解を招く可能性のある部分については、随時修正を加えております。 特に、特定のクリエイターに対しての表現が非常に不適切であったと認識し、該当する記述を全て取り除いております。詳しくは一番下の更新履歴を参照ください。 また、記事の内

チームで仕事をするなら、リアクションし続けよ

チームで仕事するとき、みんなもう少し自分の存在、自分のリアクションがチームに与える影響を自覚した方がいい。 例えばミーティングでブレストしているとき、議論が前に進むのは、あるときふと場に出されたアイデアに対して、誰かが"それいいですね"って言った瞬間である。アイデアを出したとき、その人にはふつう、確信なんてほとんどない。僕なんか自分の意見に自信なんかなくて(大体みんなそうなのだ)、言ってみて、まわりの反応を見て、あ、なんか良さそうだ…と思ったときにやっと前に進むことができる

鼻の手術直前と必然

 明日、ついに鼻の手術をします。運が良ければ嗅覚が手に入る。とはいえ、生命力によってまた塞がる可能性も高い。先生の認識では「一応やってみよう」である。僕も納得している。  便宜上は『先天性後鼻孔閉鎖症』と名前がつきました。要するに「生まれつき鼻の奥が塞がっていて鼻呼吸ができない、それに伴い嗅覚がない」。漢字で示されるとわかりやすいものの、激レアな病気のため前例もほぼなく、成功する可能性の方が薄いと自覚しています。まあ元から嗅覚が無いのだから、今回の手術で失うモノ自体はなく、

手術後と血

 予定通り、鼻の手術をしました。  結果から述べると、嗅覚が取り戻せたかはまだ判明しません。が、少なくとも一旦鼻と口の間に大きな穴を開ける手術には成功しました。お医者さんがた、本当にありがとうございます。「可能性があるならここしかない」と紹介された通りの名医と病院でした。窓から東京タワーの内部が見えるので、こちらがベッドの上で狂い悶えている最中も展望台ではしゃいでいる楽しそう人たちが目に入ること以外は完璧です。  さて、僕の障害はなぜか生まれつき鼻と口が繋がっておらず、その

「わかる」と「伝わる」の間で「感情」を描く

どうもこんにちは、Studio ZOONの村松です。 前回のnoteが、編集部の後輩の質問に答えた内容をそのまま書いただけでサクッと1本記事ができたので、それに味を占めてMondに登録して質問の募集をしていました。 「いや〜、待てど暮らせど質問こないな〜」とか思ってたんですけどログインできてなかっただけで、開いてみたらたくさん質問が来ていました。すいません、ありがとうございます!そして、その中にこんな質問がありました。 なるほどです。新人作家さんからこのような悩みを聞い

少部数字書きでも、かわいい本を安く作りたい!

小説同人誌は、高くつきやすい! そう耳にしたことはありませんか? 同人誌特有の素敵な要素を思い浮かべてみれば、箔押し(高い)や特殊pp (高い)が浮かびます……。それに小説本は、漫画と比べてページ数がかさみ、見た目のかわいさ以前に、中身だけでも印刷費に直撃してしまう。 この記事では、Twitterのフォロワー約70名、pixivのフォロワー約40名の規模でゆるりと二次創作を楽しんでいる私が、少部数で頒布価格の安さを最も重視してはじめて本を出したときの、仕様や考え方について