ありがとうSUPERNOVA Tohoku🪓

2023年12月25日、SUPERNOVA Tohokuの公式X(旧:Twitter)から同日をもってチームとしての活動を終了する事が発表された。今後の方針として、公式XとYouTubeアカウントはGiGOが活動履歴保存の為に存続させるという。

その翌日26日には、BEMANI PRO LEAGUE公式サイトにてSUPERNOVA Tohoku撤退に伴い、BPLS3 SDVXは7チームで開催し、それに合わせて試合日程やルール変更が行わることが発表された。

SUPERNOVA Tohokuのオーナー企業である株式会社ワイ・ケーコーポレーションは2023年11月20日にGiGOのオーナー企業のGENDA GiGO Entertainmentにアミューズメント施設営業事業を事業継承することが発表され、事実上の合併ということになった。この一件が今後BPLにどう影響するのか多くの人が動向を注目していたが、残念なことにチーム活動の終了という結果となってしまった。
SUPERNOVA TohokuはBPLに参加している8チームの中で唯一首都圏に店舗を持たないチームで、東北地方を中心にイベントを積極的に開催していたのを覚えています。それだけに地方のチームがいなくなるのは寂しい気持ちがあります。何よりSDVX部門の新チームが結成されたばかりにも関わらず開催前にチーム解散となってしまったため、ドラフト会議で選ばれた選手達も悲しい気持ちでいっぱいでしょう。

SUPERNOVA Tohokuには魅力的かつハイレベルな技術を持った選手が多くいました。そこで今回は誠に勝手ながら自分なりにSUPERNOVA Tohokuの活躍をまとめさせて頂きます。

beatmania IIDX 部門

BPL2021

メンバー:WELLOW、KEEL、CORIVE、FRIP

BPL参戦初年度はいいすぽ杯で優勝経験もあるWELLOW選手を1巡目で単独指名、KEEL選手、CORIVE選手、FRIP選手の4名で挑んだ。レギュラーステージファーストステージは中々勝ちに恵まれず6チーム中6位となったが、セカンドステージでは温存したコストを存分に活用し、勝利を重ねリーグ1位を独走しセミファイナル進出を決めました。CORIVE選手がDOLCE.選手相手に自選を通した瞬間は、正にbeatmania IIDXの歴史を大きく変える出来事でした。
セミファイナルではAPINA VRAMeS、ROUND1といった強豪に善戦するも勝ちには届かず3チーム中3位でファイナル進出を逃した。

BPLS2

メンバー:VELVET、WELLOW、8S.、FRIP

CORIVE選手が今シーズン初参戦のGiGOに移籍、KEEL選手が指名漏れとなり、WELLOW選手、FRIP選手は再獲得、VELVET選手、8S.選手が新加入となった。初戦のGAME PANIC戦でVELVET選手が先鋒戦で2タテする活躍を見せたが、惜しくも勝利を逃し黒星スタートとなったが、次のTAITO STATION Tradz戦で初勝利した後は、着実に勝利を重ね、レギュラーシーズンを8チーム中5位で通過し、クォーターファイナル進出を決めた。WELLOW選手とU*TAKA選手のビタチョコ対決は最後の最後まで分からないベストバウトとなりました。
クォーターファイナルは初戦で敗れたGAME PANICにリベンジを果たし、2年連続でセミファイナル進出を決めたが、セミファイナルでレジャーランドに惜敗しファイナル進出を逃した。
シーズン終了後、VELVET選手とWELLOW選手の2名がSDVXチームのアドバイザーに就任した。

BPLS3

メンバー:TATSU、NIKE.、TAKWAN、46

VELVET選手がSILK HATに移籍、WELLOW選手がAPINA VRAMeSに移籍、8S.選手がTAITO STATION Tradzに移籍、FRIP選手がGAME PANICに移籍し、全員が散り散りに移籍し初期のメンバーが不在となった。TATSU選手がTAITO STATION Tradzから移籍、NIKE.選手、46選手がAPINA VRAMeSから移籍、TAKWAN選手が新加入となりメンバー総入れ替えし低難易度帯に強いメンバーが揃った。
初戦のTAITO STATION Tradz戦でTATSU選手が旧チームメイトのRIOO選手から2タテを決め逆転勝利を決める活躍を見せ、ファーストステージをBリーグ2位で終える。セカンドシーズンはレベル12を得意とする46選手の活躍もあり、暫定首位に上り詰めた時もあったが、最終的にセカンドシーズンも2位で通過しクォーターファイナル進出を決めた。
クォーターファイナルは昨シーズン同様にGAME PANICとの対戦となったが、この時レギュラーステージ全勝したPEACE選手の勢いを抑える事が出来ずに大将戦を前に敗退が確定してしまい、3年連続でセミファイナル進出を決めることは出来なかった。

SOUND VOLTEX 部門

BPLS2

メンバー:LEON、TORIDE、KIK

参戦初年度はLEON、TORIDEといったKAC出場経験のある選手を指名し、更にKIK選手の3名で挑んだ。
レギュラーシーズンはRリーグに所属し、厳しい戦いが続いたが、LEON&TORIDE選手のペアがタッグバトルでピアノ独奏無言歌"灰塵"でシンクロ率100%を達成、KIK選手がメガミックスバトルでEXCEED GEARで54ポイントを獲得。3選手全員が個人賞を獲得するという快挙を成し遂げた。レギュラーステージは1勝2敗でリーグ3位で通過し、インターリーグでLリーグ2位のAPINA VRAMeSと対戦。大将戦3曲目まで引き分けの可能性を残していたが、YU11選手に惨敗する形となってしまい、インターリーグ7位となり惜しくも決勝トーナメント進出とはならなかった。

BPLS3

メンバー:7C、TORIDE、KIK

LEON選手が退団し、Red Bull 5Gで優勝経験のある7C選手が新加入。TORIDE、KIK選手の2名は継続契約となった。
しかし、開幕前にチーム活動の終了と撤退が発表されたため、指名された3名も退団する形となってしまった。

DanceDanceRevolution 部門

BPLS2

メンバー:YOSHIMIZ、RINBO-、OOON!!

参戦初年度はKAC等公式大会出場経験豊富なYOSHIMIZ選手を指名し、当時現役高校生のRINBO-選手、そしてOOON!!選手の3名の体制となり、その並びから『3者面談』とも言われ開幕前から注目されていたチームでした。
レギュラーシーズンはGroup Bに所属し、ROUND1やレジャーランド、APINA VRAMeSといった強豪相手に善戦するも1度も勝ち星を得られずリーグ4位という結果となった。
クォーターファイナルはGroup A 1位通過のSILK HATと対戦。レギュラーシーズン同様3名が接戦を繰り広げていましたが、惜しくも勝利とはならず、未勝利のままシーズンを終える形となった。
シーズン中に開催されたBPLプロ選手サポーターズ -SEASON2-では、合計応援数でYOSHIMIZ選手が3位、OOON!!選手が5位、RINBO-選手が9位と所属選手全員が10位以内にランクインする快挙を成し遂げた。

おわりに

最初でも述べた通り、SUPERNOVA TohokuはBPLに参戦している8チームの中で唯一首都圏に店舗を持っていないチームとして、地方のゲームセンターながら積極的にイベントを開催しファンとの交流を大事にしてきたチームだと思います。現状ゲームセンターの閉店が相次ぐ中、地方のアミューズメント施設運営企業がBPLに参戦したのは正に挑戦的だなとも思いました。
SUPERNOVA Tohokuは今年度をもって活動を終了しますが、それでもこれまでの選手達の活躍やファンの想いが消える訳ではありません。SUPERNOVA Tohokuに関わってきた全ての人達に今までありがとうの言葉を送ります。

終わり



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