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プライズフィギュアを(ほぼ)手持ちコスメだけでいいかんじに塗ってみた

日曜日、なんとなくブックオフに行った。 通勤ルートにあり、たびたびいく店だったが、アニメグッズコーナーには入ったことがなかったことに気がついたので、入ってみる。 あ。浅倉透のフィギュアと目が合ってしまった。 1000円。結構安い。 けれどプライズ品で、箱の写真でも肌がどこかのっぺりとして見えた。 うーん。 迷う私の頭に、実家にあったガンプラ本の記憶が蘇った。 弟が持っていた本で、ぱらぱらと読んだ私は、塗装やウェザリングの工程に憧れていた……。 ピタッと結びつく。 そうだ

    • 少部数字書きでも、かわいい本を安く作りたい!

      小説同人誌は、高くつきやすい! そう耳にしたことはありませんか? 同人誌特有の素敵な要素を思い浮かべてみれば、箔押し(高い)や特殊pp (高い)が浮かびます……。それに小説本は、漫画と比べてページ数がかさみ、見た目のかわいさ以前に、中身だけでも印刷費に直撃してしまう。 この記事では、Twitterのフォロワー約70名、pixivのフォロワー約40名の規模でゆるりと二次創作を楽しんでいる私が、少部数で頒布価格の安さを最も重視してはじめて本を出したときの、仕様や考え方について

      • 愛することを選べたならば【ゲ謎感想】

        漫画『墓場鬼太郎』において鬼太郎が、左目を失った理由は有名だろう。 鬼太郎の左目は、彼が墓から生まれた瞬間に居合わせた男・水木から「気味が悪い」と投げ捨てられたことで、墓石にぶつかり潰れたのだ。   ✳︎ 映画の中で、私が特に象徴的だと感じたのは、水木と沙代の関係だ。 水木は沙代に対して同情こそあれど、行動としては最後まで彼女の血筋を利用し尽くすのみだった。 沙代だって、村の外から来た人ならば誰でもよかったのだろう。それにきっと、沙代がほんとうに求めていたのは、親から与

        • ピラミッドと創作讃歌【君たちはどう生きるか 感想】

          カプローニは尋ねた。 「ピラミッドのある世界とない世界、どちらが好きかね?」 前作『風立ちぬ』の主人公・二郎は答える。 「僕は、美しい飛行機を作りたいと思っています」 そして二郎の物語の最後、彼の設計した最も美しい飛行機――零戦は、多くの若者たちを乗せ、狂気さながらに戦火に飛び込み、そして日本は一度滅んだ。 カプローニの問いにも注目してみよう。 「ピラミッド」とは、墓である。 かつてたったひとりの王の永遠を願うために、数万の奴隷が日夜働いて石を運んだ。最中に命を落とし

        プライズフィギュアを(ほぼ)手持ちコスメだけでいいかんじに塗ってみた