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プライズフィギュアを(ほぼ)手持ちコスメだけでいいかんじに塗ってみた

日曜日、なんとなくブックオフに行った。
通勤ルートにあり、たびたびいく店だったが、アニメグッズコーナーには入ったことがなかったことに気がついたので、入ってみる。

あ。浅倉透のフィギュアと目が合ってしまった。
1000円。結構安い。
けれどプライズ品で、箱の写真でも肌がどこかのっぺりとして見えた。


公式の画像を拝借。
無防備な脚が魅力だからこそ、肌感をもっと素敵にしたい……!

うーん。
迷う私の頭に、実家にあったガンプラ本の記憶が蘇った。
弟が持っていた本で、ぱらぱらと読んだ私は、塗装やウェザリングの工程に憧れていた……。
ピタッと結びつく。

そうだ、自分で塗ってしまおう!

お会計をして、家に帰った。
先に、主に使ったものを紹介します。

異彩をはなつタミヤのスプレー

これだけで意外といけてしまった。
キャラにもよるだろうけど、みんな持ってるような適当なプチプラの手持ちのでいけるんじゃないかな。
ちなみに帰りに100均で、浅倉さんに合いそうなモーブ系のアイシャドウも買ったけど使わなかったです。残念!

過程の話に戻るとしましょう。

さて、帰宅。
わーい!

実はフィギュア自体買うのが初めてなんです!うれしい!かわいい!
ちなみに左に写ってるのが例の使わなかったアイシャドウです。
トホホ〜。

続いて開封!
(ここから上半身下半身が分かれた状態の写真が多いから、苦手な人は気をつけてね)

どどん!

透だ!!!!!!
立体で存在している!やったー!!!!!
かわいい!!!

そう、このフィギュア、上半身と下半身を連結することで完成するスタイルなんですね。
これはラッキーです。
なぜなら、帰路でフィギュアのリペイントについて簡単に調べたところ、お湯であたためてパーツごとに分解するのが定石なようで。
けどまあたぶん、2つに分かれていればお湯の準備や歪みのリスクを負うことなく、最低限は対応できるんじゃないでしょうか。
今回はエアブラシとかも一切使用しない初心者ペーペー仕様で進めるしね。

透も「めんどいっしょ、分解」って言ってる。
嘘です俺Pの気持ちです。

さあ、開封して作業をはじめます!

①全体につや消しスプレーを吹く

粉が乗るようにするため、タミヤのつや消しスプレーをフィギュア全体に吹きます。
よく見る棒にクリップがついた道具はないため、つなぎめに指をつっこんでスプレーを吹きました。
だから余裕がなく、写真はない。
当noteはそれくらいの雑さでお送りしています。
作業もすべて、がっつり手で掴んで行っています。

スプレーが乾いて、準備完了した姿がこちら!

顔がいい

部分ごとに一色ずつのプラスチックでできているのかな。
そのままでも材料そのものの透明感がありますが、これから人間っぽい魅力を足していきたいと思います。

②肌を塗る

ついに手持ちコスメが活躍!
私が今回肌に使ったのは、A.BLACKのコーラルブーケです。


星がついている2色を使いました。どちらもマット。
ほとんどこの2色だけ。
道具もいつものアイシャドウブラシを使って、血色や影のありそうなところに左のベージュをざっくり塗っていきます。
(実物は写真よりオレンジっぽいかも)

その後、さらに狭い範囲に右のコーラルピンクを乗せていきます。
この2工程だけでかなりいい感じになりました。みて!

健康的にみえるようになったかな?
手。

特に2枚目の手はわかりやすいんじゃないでしょうか。
これだけでかなりやわらかそうな手になりました。

うれし〜!!!かわいいよ浅倉!

さて。ここまででお気づきいただけたであろうか。
これによって、私は好きなアイドルとコスメを共有した、勝者のオタクとなったことに――。

天才か?天才です。
みなさん、一緒に勝者のオタクになりましょう。
そして一緒に叫びます。
女の子に生まれてよかったー!!!!! って。

③髪の毛を塗る

拙者はじめてフィギュアを買ったフィギュア初心者ゆえ、塗装(もどき)をするにあたって
[🔍フィギュア ハイクオリティ]
と検索をしました。
そのなかで、今回の透さんのような髪の束が細かい造形の場合、毛束ごとに結構はっきりと影が入っている傾向がありました。

じゃあ、それを目指してみよう!!
ということで活躍したのがこちら。

みんな大好き、セザンヌ先生の涙袋ライナー。

一見、すぐ滲みそうな印象じゃないですか、これ。
けれど、クレンジングで落ちるということは油性インクで(たぶん)、しかも透けのある発色だからもとの色にも馴染みやすくてかつ多少はみ出てもごまかしが効く。。
私も嘘だろ?と思いながら使ったけど、結果的にはとてもよかったです。

有名な、メイク過程をプラモの製作過程で比喩する例えでアイライン=スミ入れとはよく言いますが、まさか実際の道具にまで互換性(?)があるとは思いませんでした。
……互換性といってもさすがにガンダムマーカーを顔に塗る勇気はないですけども。

アフター

ほどよく影がはいりました。

ブラウンで影を入れたことで、ゲーム公式の髪グラデにも少し近づいたかもしれない。イエー。

あ、あとライナーでいいかんじになることがわかったから、ピンクの涙袋ライナーで手の皺や指の隙間を塗りました。こっちもいいかんじ。

これで大体塗れたため、ベランダに出てふたたびつや消し。

ごらんよ透、これが風だよ

みてこの写真!!!顔が強すぎる。
自然光のちからって、すげー!!

例に漏れず接続点に指をつっこんでスプレー吹いたら爪がめちゃめちゃマットになった。

④ジェルを盛る

仕上げに手足の爪と瞳とお口とヘアピンに、ジェルネイルのトップコートを乗せていきます。竹串でちまちまと。

あやしい光

写真だとちょっとわかりにくいので割愛しますが、瞳にツヤを与えるだけでかなりお顔がきゅるきゅるになって、オタク、どぎまぎしてしまいます。
ポーズと服装も相まって、同居2日目の朝を幻視しました……。

もしかしたら黄ばみの恐れもあるかもだけど、今のかわいさを追求するならすべてのフィギュア類の瞳にジェルやレジンを盛る価値はあるとおもいます。マジで。

で!写真で見て欲しいのは脚!!!!
みて!!!!!!

アイドルの脚だ!!!!!!!!!

フィギュアの公式の画像と並べてみると、かなりアイドルぢからが上がったのではないでしょうか。
脚のマットな血色と、ナチュラルにちゅるちゅるな爪!

もとの姿も透明感があって素敵

⑤服の影をつける

ここまでしたあとに、服の色のメリハリに物足りなさを感じてしまいました。しかし、手持ちのコスメで対応するのは難しかった!
そこでふたたび電車に乗って街に出てコピックをゲト。

グレーをクリアでめちゃめちゃ伸ばす。

あんまりうまくできなかったので、詳しくは割愛いたします〜。残念!

⑥完成!


これで完成です。
少し血色と影を加えるだけで、かなり印象が変わりました!
フィギュアデビュー、たのしかった〜!

作業時間は2時間弱で、使った道具のうち、新たに買ったのは500円程度のタミヤのつや消しスプレーのみなので、かなりお手軽にできるんじゃないでしょうか!

以上、こんなにお手軽にリペイント…まではいかなくとも、塗装の第一歩に手を出してしまったばかりに、いつかエアブラシを買ってしまう可能性が出てしまった日記でした!


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