現世利益にみる手書きの重要性〜ブレインプログラミング
現世利益(げんぜりやく)とは、この世(現世)において得られる利益のことです。
じゃあそう書けばいいのですが、専門用語はつい使いたくなります。
それはさておき
さらにわかりやすくいえば、お金(収入アップ)とか出世とか、好きな人と付き合いたい(結婚したい)、成功したい等々ということでしょう。
そういうのではない「利益」ももちろんあります(他者貢献とか、世の中の役にたちたいとか、自己表現とか)。
そんな理解のうえで、この現世利益をみてみましょう。
ずばり、お金について。
1970年代に富裕層を対象にある調査が行われたそうです。(『ブレインプログラミング』より引用)
なんの調査かというと、100万ドルクラスの資産家と億万ドルクラスの資産家の違いは何か、です。
どちらも資産家ですが、100万ドルと億万ドルではかなり違いますね。
その違いは何によって生まれているのかを調べた調査です。
違いの前に、共通点をみてみましょう。(ちなみに調査期間は3年間)
どちらのクラスでも共通していたのは、自分の望みは何かを明確に知っていたことでした。
「望み」はゴールと読み替えてもいいでしょう。
そして違いです。
億万ドルクラスの資産家は「自分の考えや目標、目的を紙に書いたリスト」を持っていたそうです。
100万ドルクラスの資産家も同じように目標を持ち、それに情熱を傾けていましたが、紙に書いた(手書きの)リストを持っている人は億万ドルクラスの人たちよりずっと少なかったそうです。
また、目標(ゴール)の設定についての別の調査ではこんなものもあります。
・目標や計画を紙に書いているアメリカ人:3%
・人生の目標についてしっかりした考えを持っているアメリカ人:10%
・お金に関する目標だけがあるアメリカ人:60%
・目標がなく、将来のこともあまり考えていないアメリカ人:27%
そして
・かなり成功している人:3%
・まぁまぁ順調な人生を送っている人:10%
・いわゆる「つましい生活」を送っている人:60%
・公的支援などをうけてなんとか生活している人:27%
面白いというか、怖いくらいに「目標がある、目標があって紙に書いている」か否かが人生の質に影響しているのがみてとれます。
人それぞれ「成功」の意味や定義も違いますし、お金がすべて(成功がすべて)ではないので、それらを煽る気はまったくないのですが、
それは別にして、あらためて目標を、目的を(ゴール)を持つ大切さを感じませんか?
流れ星を見たとき、流れきるまでに三回願い事を唱えると叶う、っていうのがあります。
もちろん、そんな短時間に三回も(一回だって)唱えるなんてできません。
大事なのは、それができるくらい常に目標を(ゴールを)抱いていること。
自分にしみこませて血肉としておくことなのでしょう。
目標(ゴール)の設定と「手書き」の重要性についてでした。