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VOL.7 シナジー

好循環

 本業との関連性を「CAT」の目で整理し、年明けよりスタートした。Cはもちろん、本業のコンサルティング、Aは障がい者の社会参画事業、Tは大学等での講演。始まったばかりなので、具体的な成果は目を見張るほどは出ているわけではないけど、いくつか好循環を感じる場面に遭遇している。
 特に、本業以外の部分は、自分一人で切り盛りしなければいけない。いわゆる個人事業主だ。そうなると、営業から契約、経理まで軽微とはいえ実施しなければいけない。もちろん、なんとなく小さな城をもったかのような高揚感にもつつまれるが、そんな気分もつかの間、なかなか大変だ。

組織のありがたみを感じる

 大きな組織にいると、企画・営業・経理・総務といったセクションごとに分かれて業務を実施する。ひとりで切り盛りするとなると、自分自身がすべてのセクションをこなさなければいけない。組織に守られ、相互に生かしながら自分は業務を実施しているのだと感じる。
 いくら主たる目的が副収入の副業ではないとはいえ、赤字垂れ流しではいけない。一程度利益は出さないと持続性がない。企画や営業活動するにしても必要経費がかかる。収益を生み出すためにも必要経費以上のリターンは必須だ、当たり前だが。そういう点からも投資対リターンの考えは、頭ではわかっているが、一人で切り盛りするとより重みを感じる。本業でも、従来以上に投資対リターンの考えに敏感になった気がする。

時間の有効活用

 誰しも1日の時間が24時間にはならない、睡眠削ってなぞ、避けるべき。でも、楽しい思いが強いので、ついつい没頭することもある。健康を害さず楽しく進めるためにも、時間の有効活用に敏感になっている。
 多くの方が実施しているだろうが、スキマ時間の活用やちょっとした移動時間で頭の中で整理したこと、思いついたことをスマホに書き留める習慣がつきはじめている。他にも、段取りに関しても、一層敏感になり計画性が増した気がする。
 それもこれも、楽しいのと持続可能な状態にしたいから、自然に有効活用しているのだと思う。

世の中のトレンドにも敏感に

 世の中のトレンドに対してのアンテナが少しだけ感度があがっている気がする。これからどんなトレンドがくるのか、どう変化するのか。メディアの情報にも敏感になるが、学生との対話を通じて、若い世代の思考や行動をまじまじを感じるからかもしれない。若いもんが何を言うという姿勢ではなく、こうした世代が今後の世の中のボリュームゾーンとなるから、いろんなことを共創したいという姿勢で、会話するとなかなか面白い。
 自分も恥ずかしがらず、わからないことを聞くと、知った喜びに浸っていることもある。

こうした好循環を感じることは、「福業」にするための一端なのかと思う。

***次回に続く***

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