見出し画像

サラリーマンの脳エクスサイズー❼SF思考で概念化ーこれが振り返りのキモ‼︎

脳トレ❹で反省するな!と言いました。
新しいチャレンジは失敗はつきものです。「やるんじゃなかった」と反省しない = 後悔しないことが肝要です。
高いチャレンジによって得られることと、失敗するリスクを天秤にかけながらプラスになれば、前進していることになります。

事前に考え、用意周到に準備して行動に移す。進捗をシッカリとチェックして、ゴールに近づいて行く。
それらの過程を分析し、知見を得て行くことを積み重ねることは、必ず私たちの成長につながります。

◆成長につなげる振り返りReview
行動計画に遅れはないか、結果のKPIは目標を達成しているか、達成していない場合のリカバリーは何か?
日々、週次、月次でチェックしていくことをお奨めします。
その際に、振り返る際にはいつまでも行動計画や戦略にしがみついていてはダメです。KPI目標が達成できていないと、そこには何らかの問題があるのです。

常に、問題解決のサイクルを回して、行動を修正していく習慣が身に付くまで、振り返るようにしましょう。

あの人は信念がない。いつも言うことが変わる。と言うことを聞くことがあるかも知れません。
本当に信念が無いのでしょうか?
往々にして、見ている視点視座が違うのでその様に見えてしまうことがあります。

考えてみてください。船の航海をする際に、目的に向かっているのに、嵐が来たから迂回して進む、ひとまず寄港して休むと言うことは良く聞く話です。
目的地へ着くことが大切なのであって、まっすぐ進むことが大切なのではありません。遭難してしまっては意味がありません。

君子豹変、状況に応じて、柔軟に計画や戦略を変えるのが、目的を達成するのには大切な心掛けです。

◆目的を見失わないことの大切さ
私の身近でも、職場の目標と計画を業務課題として取り上げて活動していますが、月次のチェック、レビューでは常に『G』、結果は『G』でした。成果KPIは全く上がっていないのに、おかしいなとと思ってみてみると、目的目標を変えて、やっている行為を正当化しいました。
チャレンジしない、できることしかやらない、Y,Rになると余分な仕事が増えるからなど、色々と理由はあるでしょうが、これではいつまでたっても目的は達成できないので気をつけたいものです。

目的まで消しゴムで消すな!!

上場企業の場合は目標の修正は公にして、上に修正すると時価総額が上がり、下に修正すると価値が下がります。
チャレンジしていなくても価値が下がります。不作為の要因によって結果が上振れしても、市場からは評価されません。
自由経済の中では常に自己と、他者と、外乱との闘いです。
ごまかしてまともに生き残れるような社会ではなないことも、我々は肝に銘じておかねばならないところです。

注意・・・D社さんのことを指して書いているのではないことを、書き添えておきます。

◆成長につなげる問題解決の横展のこつ
人間は直立して歩くようになり、両手が自由になり脳が大きくなり、考えられるキャパが増えたと言われています。脳が大きくなることで、思考のサイクルが回せるようになってきました。動物と人間の違いは思考サイクルにより物事を抽象化・概念化できるかどうかの違いだと思います。

概念化しながらのPDCAができるのが、人である証です。

概念化することで、同じこと≠同じようなこと、を考えられるようになります。一つのことから複数へ展開できるという大きな違いがあります。

横展サイクル

◆概念化とはSF思考だ!!
概念化って、少し分かりにくいと思うので、補足説明をさせてもらいます。

わたしたちは玉子(卵)を手に取った時に何を考えるでしょうか。
丸い、壊れやすい、白い、黄色い、繊細などなど。
れらの特長の連想ゲームが概念化の出発点になります。
玉子とは丸くてころころと転がるもの、固いものにぶつかったら壊れる繊細さもある。
同じことを連想してみた時に、丸い物への配慮はどうするか?壊れやすい物への配慮はどうするか?
このように展開して行くことで、スーパーの透明な卵パックは発明されたのです。
つまり、機能を考えられるように、言葉を連想して分解することで、進化をもたらすようになるのです。

皆さんも訓練してみましょうね。
これで、サラリーマンの脳トレシリーズ(序章から始まり、振り返り横展まで)の最終章でした。

今後とも、仕事や生活に役立つ考え方を寄稿してゆきたいと思います。引き続きよろしくお願いします。

以上
松月

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?