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短編集

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#短編小説

こここ、ここ。ここ。

こここ、ここ。ここ。 ここだよ。 こここ。 こここ、ここ。ここ。 ここだよ。 こここ。 ここ…

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令和と鉛筆で書く瞬間<野郎>の夢は

僕はまだ『令和』という文字を書いていない。 紙に書けば『令和』という時代が本当に来たと実…

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惑星間パンツサイズ表記問題ついに統一へ

「火星、木星間のパンツのサイズ表記がついに統一されるんだってよ」 「えっ? そうなの? …

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ニュースペーパーラガーマン

「行くぞ......」 ベンチに深く腰掛けた男が呼吸を整えるように言った。 周りの人間を鼓舞する…

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小説のタイトルは何にしようか、noteを初めてすぐに下書き保存して眠っているこれ。

発掘場から見つかるモノの多くは、古い人の化石であったり、古い動物の化石であったり、紙幣と…

12

赤い靴を買った。

靴を買った。 真っ赤なエナメルの靴だ。 昔も同じようなものを持っていた気がする。 どんな形…

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あかるい花園二番街の平和武装さん

嘔吐塗れの歌舞伎町を見たことあるか?   俺はある日、いつもみたいに朝まで歌舞伎町で飲み明かしてたんだ。綺麗なねーちゃんがいる店を何軒も廻ってな。 ドンペリなんてコカ・コーラを飲み干すみたいに何本も空けて、ショットを競いあって、くだらない馬鹿な話しを繰り返し話したんだ。 アフターで焼き肉に連れて行ってやったさ。三人ほどな。でも、俺はもう食えなかった。 酒で頭がぐーるぐるだ。本当にぐーるぐるだ。馬鹿みたいにぐーるぐるだ。 ねーちゃんたちはそんな俺を見て笑うんだ。 「あははは、

暗い部屋

暗い部屋 暗い、暗い、暗い部屋 可愛い彼女がcry、cry あとどれくらい、嘘をつく 暗い部屋 暗…

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こんな夢を見た

「富士の麓にはたくさんの人が埋まっているんだ」  誰かが私にそう言った。 「それはどうして…

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深夜3時のマインドカフ

あなたが寝静まった深夜3時。 わたしは眠れなくて甲州街道のテールランプをあなたのマンション…

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ふわふわふわふわ 飛んでいく

飛んだ 飛んだ たかく飛んだ 紙飛行機 飛んだ 飛んだ たかく飛んだ タイムマシーン 飛ん…

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こんな夢を見た。

 二両編成の車窓から私は眺めていた。無機質な巨人の群れはその場から動くことなく大地に根を…

8

やがて朝がやってきて、沈んだはずの太陽を今日もまた見ている。

 八月の太陽が輝く、世界はキラキラしている。  雲一つない空に私は指でなぞるように文字を…

11

こんな夢を見た

腕組みをしてあぐらを組んでいると一人の坊主が私の前で経を詠み始めた。 なんだと目を見開いたら、坊主の後ろには喪服の知った顔が大勢いるじゃないか。 どうしたと思ったがこの位置関係。私はどうやらこれか昇天するみたいだ。なんだ私は死んだのか、いつ死んだんだ? 考えても思い出せない。それはそうか死んだら瞬間なんて誰も覚えてはないだろうと思いつつも耳障りな念仏を聴きながら私は辺りを見渡していた。 妻は勿論、一人娘に隣の婆さんも泣いていた。婆さんが泣いてるよと私は大声で笑った