地方の人こそ、地方を旅するべき理由
久々に藤野さんの投稿にまさに、と思うので、少し私なりに掘り下げておきたいと思います。地方の人は本当に驚くほど地方に行かない人が多いのです。東京に行くことはあっても、海外にいくのも大都市はあっても地方に行かない。結果として、自分たちの地域を相対的に見極める力が養われていなかったりします。
大都市と比較すれば山や川や海など自然は豊かだし、食材もあるが、それは大抵の地方では同じ。しかも、地元よりすごいものがある地域も世界に五万と存在している。国内、世界の地方に旅に出ないと、その中で比較優位を作るという厳しい現実と向き合えない。
そもそも地方の競争相手は都市ではなく、別の地方であることを理解しなければならない。しかもインバウンド市場においては、それは国内のみならず、海外の地方すら競合になり得る。このあたりの競争軸を強く認識している人はまだ少数だ。牧歌的な地方というものはもはやどこにでもあるコモディティであって、プラスアルファが必ず必要なのである、
国内だけでなく、海外の地方とかいくとより学びは深まる。そうか人口がいないから駄目なるとかじゃないんだな、と心から思える地域とかが欧州とかの地方、空港もなく自動車でしか行けないところとかにいくとよく分かる。
何より自分の経験を超えるサービスは作れないので、都市部ばかりいってもそれは都市部の需要にあわせて業種業態が多くて、地方の価値を引き出すものには繋がらないものも多いのです。内需が大きいですからね、都市部は、戦い方が全然違う。需要がなく、むしろ外から呼び込まなくてはならないためには、目の越えた世界の地方を旅してきた人を相手にしなくてはならないことが多くある。
内需が乏しい、だけど資源はある、その中でどう地域の価値を作り出すのか、というためには体験をもっと積む必要がある。体験に投資しなくては、良いも悪いも、さらにいえば、自ら事業として仕掛けることなど不可能なのだ。
もっと地方に旅に出よう、そうすればもっと変わるのです。
○ 地方to地方の移動の不便さ
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