自分の経験を超えるサービスは作れない
地域活性化において、外貨獲得策としては観光産業は重要なところです。
その理由として1つは、地域の外からお金がとれるということで、既存地域内産業の稼ぎだけではない収入になり地域のパイそのものを増加させる所得向上に寄与できるから。
もう1つは裾野が広いからでもあります。単に観光といっても宿泊、飲食、アクティビティなどがあるわけです。宿泊であれば施設開発で不動産、建設業などにもプラスに働き、飲食などにおいても地元のものを使うのであれば農林水産業の付加価値向上に繋がり、アクティビティもまた多様であり人件費比率の高いものが多いからそれなりに稼ぐことができるために独立要素にも繋がりやすい。
しかしながら、全国各地の宿泊施設、飲食、アクティビティを経験する中で、やはり問題がある施設というものも多くあります。それは大抵はそこをマネジメントする人材に起因するんですよね。
観光ってサービス商品開発にほかならないのですが、そこで感じるのは自分が自ら経験したサービス以上のことは実現できないということです。だから自分で投資して経験を積み上げる必要がとてつもなくあるんですよね。
でもって、地元の人に宿選び、店選びしてもらっていいところに行き着くのは相当に難しいものです。地元のいい店とかをタクシー運転手は知らないし、まちづくりの人も知ってるようで知らない場合も多いです。だから結構案内を頼むのって勇気いるんです。笑
実際、自分がアレンジする側にまわる場合、外からの人に案内をお願いされたり、はたまた宿泊や観光などのサービスをする際に、信頼持って任せてもらうためには日頃の経験の蓄積と準備が大切だと思っています。だからこそ各地を訪問して学びを得て、事業に活かしたり、忘れないようにnoteに書き残したりしています。
そんな中、あまりそういう重たいことだと理解せずに、地元の案内を安請け合いで適当にする人がたまにいるのですが、そんなことやっているとその地域がいいなーと思っていた人をファンできずに終わるんですよね。すげーもったいないことです。
○ 地元の人の「いい宿」はあてにならない
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