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「営業力=人生力」である理由と、営業力を日常的に鍛える為の3つの鉄則

私のnoteでは営業関係の投稿が結構多かったりするのですが、それは単に売り込みに成功するという狭義の営業ではなく、自分が考えることを相手に伝え、相手にも動いてもらえる(対価を支払ってもらうというのも相手に動いてもらえた結果の一つに過ぎない)ということを目指すことであります。

これは人生において不可欠であり、我々が群れをつくって生活するようになった有史以来、多少との間で営業を日々行うことで生きてきている能力とも言えるわけです。

で、そのような広義の営業力を鍛える方法というのは、学校にいくのでも、成功者にテクニックを教えてもらうものでもなく、今日から自分でできることなので、改めて解説しておきたいと思います。

すぐにどうやったらうまくいくか、近道はないか、とか都合のいいこと考え、すぐに答えを教えてもらおうとする人が結果として成果を産めない理由もわかるはずです。


○ 営業のヒリヒリ感が遠のく日本人

営業とは単に目先の金儲けの話ではありません。人生において、必ず必要になるものでもあります。

しかしながら学校教育でもなぜか、相手に対価やリアクションをもとめるような営業みたいなのは下の下の仕事、というような意識を植え付けているように思うのですよね。ただこれは、これは労働力を安くたくさん使うための社会的養成方法とも言えます。従順で対価を表立って求めることをしない人材を大量につくったほうが、工業化社会においてはプラスが大きく、経営者や産業政策的には有利に働いたのです。そしてそれによって貧しい貧農などが多数を占めた時代よりは日本は確実に豊かになったわけです。が、それも1980年代頃にピークを迎えて衰退をしてきました。

90年代以降は、そのような真面目で下手な営業マインドなど持たず、安定した生活を保証してくれるような終身雇用年功序列も崩壊し、正規雇用すら崩壊してしまったのです。つまりは団塊ジュニア以降に当たる我々の世代は、自己責任が求められる世界になってしまっているわけです。上の人達のような価値観で、営業力を身に着けずにやっていたら、結局は生き抜けない時代になっているのです。

戦後から80年代まで続いた牧歌的な世界観ではなく、今はもっと自分でしっかり人生でのチャンスを掴むためにも営業に対する正しい向き合い方が必要になっています。

○ 営業とは物売りではない。家族でも、学校でも、社内でもいたるところにある営業機会。

そもそも営業ってのは物売りとかだけの話ではないのです。それは狭義の営業でしかなく、本来はもっと日常の至る所に「営業機会」はあるのです。

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