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知られていない釧路周辺の魅力:日本初の掘削技術専門学校、地元で食べない魚種の高付加価値化、そして自然系のゆったりフィンランド式サウナ

今回、釧路でも3件の有意義な視察をさせてもらいました。その報告を上げていきたいと思います! 地方の新たな可能性を強く感じるものばかりです。


○ 日本の未来に不可欠?! 掘削専門技術者養成

釧路市内から白糠町に新たにできた掘削技術専門学校に行ってきました。え、掘削の専門エンジニアなんて需要あるの?!なんて思ったら、今や洋上風力発電から地熱発電、二酸化炭素の地下定着技術など様々なシーンに掘削需要は拡大しているものの、技術者が全くたりず、現場が大渋滞しているそうな…。そこで、技術者を業界あげて養成しようということで設立されたのがこちらの1年制専門学校。

初期設立に関連した資金は業務スーパーの創業者が拠出されたとのことで、びっくり。食とエネルギーに全力投球されているそうな。しかしながら、肝心の生徒が集まらない問題を抱えているそうで、今回もぜひ広く多くの人に知ってほしいから写真でもなんでもばしばし撮ってくださいとのことでした。笑 一人から学校案内をされているそうですので、ご感心ある方はぜひ。

いかんせん業界企業は採用したくて仕方ないということで、卒業生が奪い合い。少ない生徒を奪い合いせずに広く就職させられるようにしたいと校長先生は語っていました。

熱弁されている校長先生

実際に日本は非資源国のため掘削市場があまり注目されませんが、国際的には油田開発のプロがアルマゲドンで活躍したようにw すごい掘削技術者は世界中で引く手あまた。国際的には高い地位を持つ専門技術者です。だから国内での人手不足での就職万全だし、さらにその先には国際市場すら見えてきます。このような特殊技術者は海外での就労ビザなども出やすいので、狙い目と言えるでしょう。

以下は海洋油田開発などのアジア太平洋地域の市場は以下のように拡大を続ける予測になっていて、このあたりを鑑みても成長市場なのがわかります。熱い!!

https://www.fortunebusinessinsights.com/jp/%E6%B5%B7%E6%B4%8B%E6%8E%98%E5%89%8A%E5%B8%82%E5%A0%B4-102636

この学校では現場で実際に働いている先生たちが休みをとったりして講義にきているそうな。だから業界最先端の話がきけるし、教科書ではなく現場の技術用語などで学習が可能。だから即戦力になるそうです。同時に現場に必要とされる11資格を取得可能で、資格取得専門の先生もいました。

まじで変な大学に奨学金かりて行くよりも、こういう専門学校に行って就職してキャリアを開いていくことも十分に良いでしょう。学費は食事付き寮費を含めて200万かからない程度だったと記憶しています。1年制であることを考えれば十分にリターンがあるでしょう。

本格的な現場機材が各社から寄付され学習可能になっている

こんな学校が釧路空港からすぐの白糠にできていたとは驚きました。

○ 北海道がブリの最大産地に?! 北海道からブリ販売

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