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イライラしない子育て③~説明下手さようなら!これで我が子もプレゼン上手~

※このnoteの結論

説明文のフォーマットを覚えれば、誰でも説明上手になれます!

↓以下だらだら読みに付き合ってくれる人用↓


はじめに

こんにちは!「もと」説明下手系男子代表のさとる君です!現在は教壇の上を主戦場として、日々修行中の身でございます。

お子さんが何かを言いたそうにしているけど、支離滅裂なことをしゃべっていて「何言っているのか分からないんですけど(怒)」と嘆いていらっしゃるそこの貴方。朗報です。朗らかな報せありますから怒らないで(笑)

実は、説明が下手なのはお子さんが「説明フォーマット」を持っていないから、ただそれだけなんです。まずは、一つシンプルな文例を覚えちゃいましょう。そして、それを応用して言葉をかえればあら不思議。今日からお子さんもプレゼン上手の仲間入りです♪

noteを利用して約20日ほどたち、色々な教育系記事を見させていただいているのですが、このような記事を不思議とまだ見たことがないんですよね。誰かが既に書かれているかもしれませんが、私の場合とっても簡単&教育現場での経験の中からお話しさせていただく実践に基づく内容です。

また、レポート型の大学入試、大学(文系)レポート、大学院(文系)の修士論文でも通用する考え方ですので、受験生や大学生の方にもおすすめです。

最後までお付き合いいただけますか?・・・はい、ありがとうございます。


フォーマット(例)

文例は、本(学術書やビジネス書などを想定)のレビューの書き方を題材にしてありあます。全部で8段階あります!

ステップ① 本のタイトル「今回ご紹介する本は~です。」

ステップ② レビュー者が読んできたこれまでの本(論文)とのちがい。「~が新しい切り口であると感じました。」

ステップ③ 具体例を挙げながら②を補完する。「~のため非常に興味深く読み進められました。」

ステップ④ 日頃の自らの行動を振り返り、その意味を再確認。「~と言うことは薄々感じながらも改めて大切であると感じました。」

ステップ⑤ 端的に本を誉める。「~は本質をついた内容であると思います。」

ステップ⑥ この分野に精通している人にもおすすめであると強調(=内容が薄いわけではないことをアピール)。「~という方にもお薦めです。」

ステップ⑦ ⑥とは反対に取っつきにくい内容ではなく、初学者や他分野の人にも有用であることを示す。「~というタイトルから~の方向けの内容かと思われるかもしれないが、そうでない人にもお勧めです。」

ステップ⑧ なぜ⑦が言えるのか。本の主たる論旨を示しながら、どんな場面でお勧めされた人の実践に通じるか示す。「この本で示された~と言うことはあなたの~において役にたつでしょう。」


一番大切なことは、いわずもがな、紹介される人にとって有用な内容であることを伝えることですよね。ステップ⑧がそれにあたります。

それではステップ⑧以外に、上記のステップ①~⑦の中でどれが大切であると感じますか?

あっているかまちがっているかは気にせず考えてみませんか?

30秒!!・・・・・・・・・・・・3・2・1、では解説です。


説明において大切なことは…

私がレビューを書く際に大切だと思う点は、

② レビュー者が読んできたこれまでの本(論文)とのちがい。

です。本のレビューがうまく書けない人は②のこれまでの本(論文)との違いが書けません。

さて、今あなたは「違いをしるなんて、これまでの本のまとめなんて大変じゃん!」と思っていませんか?

大丈夫、自分でまとめる必要はまったくありません。

「はじめに」を読めばいいんです。

ここに、この本を読む理由が書いてあるんですよ。だって本の初めにこの本の新しさをアピールしないと読んでもらえないじゃないですか。ただ、多くの人が本の「はじめに」を読んでいないんです。非常にもったいないことなんですよ!

本だけでなく、おもちゃやゲームも一緒です。説明書やホームページをみれば各社が商品のアピールしています。それを子どもが気づいていれば「これまでの〇〇とのちがい」をアピールすることは難しいことではないんですよ。

説明下手な子を作っているのはやっぱり親

では、上記のことを踏まえたうえで親は子どもの説明が下手なときに、どんな声掛けをすればいいでしょうか?

もう、お分かりですね。さすがです☆

答えはを「今までの物(本・ゲーム・おもちゃ)と何が違うの?」と聞いてあげればいいのです。

みなさんは、このような質問の仕方をしていますか?ほとんどの方が

「何を言っているのかわからないから、もう一度言ってごらん?(あぁん??)」

となっていると思います。

偉そうに言ってごめんなさい。私がそうであることを忘れていました🙇

子どもが何かをアピールしているときは、説明上手にする大チャンスです。

本のレビューではステップ①~⑧までご紹介しましたが、まずはステップ②の特訓をしましょう。そこから、ステップ⑥・⑦あたりをアピールできるようになれば、お子さんは立派なプレゼン上手ですね☆


さて、家庭内のイライラ解決を成し遂げたあなた(もしくは解決の見込みがついたあなた)

説明する力の有無は大学進学を考える際に非常に重要なことになっていることを皆さんはご存じでしょうか?

次の項で具体的に説明します。


大学受験が変わった!現場の声をどうぞ。

皆さんは大学入試が大きく変化していることはニュースで知っていると思います。教育現場にいる私としては、まさに今正念場を迎えています。

まず、今年度から調査書の「備考欄」が大きく拡充しされました。

調査書とは、学校の教員(担任)が作成するものなのですが、なんと一般選抜(旧一般入試)の生徒の調査書にも、高校時代のポートフォリを文章化したものを一人一人に書く必要があります。この調査書のもととなるポートフォリオは当然生徒が高校3年間をかけて少しずつ作成していく必要があります。また、一般選抜(旧一般入試)にネット出願する際もに、多いところで500文字の志望理由を入力する必要があります。

次に、大学の募集定員の話です。大学の募集定員は縮小傾向にあります。特に上位大学の募集定員はかなり減りました。また、そのしわ寄せが下のランクの大学へ来ています。

私は10年間教員をしていますが、感覚的にいうと、10年前のGMARCH(学習院、明治、青山、立教、中央、法政)に合格する学力の生徒であっても、現在は日東駒専に受かるのがやっとだと思います。これはマジです!(汗)

また総合型選抜(AO,公募など)の募集定員枠が増え一般選抜(テスト形式の筆記試験)の募集定員が減っています。総合型選抜では事前レポートや学校によっては自分のPR動画を作成して送る、面接などが選抜方法です。

実際に現在進行形で彼らを指導していますが、準備は本当に大変ですし、高校生にして先行研究の論文・学術書もたくさん読まなければ話になりません。また、在籍する教授の専攻分野も調べる必要ありです。感覚でいうと、大学院の入試に近いのかなと思います。これやるの、高校生ですからね!そして、これらの入試で高校生が苦労していることこそ、先行研究のまとめであり、新しい視点を提示することなのです。

このnoteでは、未就学児・小学生の親御さん向けに書かせていただいているのですが、是非今の段階から子どもが何かを説明したり、アピールする機会がある場合、それがたとえおバカ漫画や本当は買いたくないゲームであったとしても、必ず「今までの物(本・ゲーム・おもちゃ)と何が違うの?」とイライラせず聞いてあげてほしいんです。(いや一緒に心がけましょう☆)

なんか、説教っぽくなってしまってすいません。ただ、本当に今の高校生は大変だなと思い、彼らとともに戦う身としてみなさんに熱くなって話してしまいました。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!!


※上記の内容を一日で出来るような家庭はありません。一緒に頑張りましょう!!余裕がありましたら、休日の過ごし方のご提案です。以下カテゴリー別にマガジン化してありますので、興味があればご覧ください!


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