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マルチジョブの一番のメリットは何か?

僕はいろいろな仕事をしている。
マルチジョブと呼んでいるが色々なメリット・デメリットがある。

結論から言うと過酷な状況に身を置くことで自分がレベルアップしたという話なのだが、その経緯を細かく振り返ることにする。

ちなみに写真は関係ないですがたまたまバレンタインなのでさっき撮りました。

フリーランスのタイムマネジメント

僕の場合、美容師だけを仕事にしていた頃は、スケジュール管理というのはほとんどしなくてよかった。
決められた時間に出勤して決められた日に休む。
基本繰り返しの毎日だった。
全ての仕事がそうではないが、やっぱり1箇所から給料もらって仕事してる方がスケジュール管理という点では楽だ。

ある時から講師をやるようになり、休みが減った。
最初はサロンの休みを使って講師をしていたので月7の休みが月1〜2になった。
2年目か3年目以降は週2日講師をするようになったのでほぼ休み無しだった。

今思い返すとかなり無理してたように思う。

そして写真の仕事もちょこちょこ受けるようになりいよいよスケジュール的にも頭の中もパンクギリギリになっていた。

流石にしんどいという事で、ここで始めてサロンオーナーに話を切り出した。
フリーランスとして色々な仕事をしたいので勤務形態を変えたいと。

今僕は、月の半分はサロン、もう半分はフリーランスで自由に動いている。
結果的に見てこの行動・選択をしたことは非常に良かったと思う。
サロンの日数を減らすことで美容師としての収入はもちろん下がる。
でもそれ以上に時間的に余裕を作る方が自分の中では大事だった。

そんなこともあってスケジュール的にきつかった頃があったが、自分自身で働き方改革をして環境を良い方向に変えていっている最中だ。

そして今、数年前には出来なかったことが出来るようになった。

マルチタスクはいつのまにか慣れる

先程頭がパンクギリギリだったと書いたが実際はパンクしていた。
一度ヘアサロンの繁忙期に熱を出したことがあった。
まさにオーバーヒート。
一晩寝たら治ったので良かったのだがどうやら頭のメモリを使い切ったようだ。

ヘアサロン、講師業、カメラマン、作品撮影、ムービー制作、展示準備、アトリエ&スタジオ作り、etc.・・・

同時期に色んなことが重なり優先順位も訳が分からなくなり大混乱。

当初僕はスケジュール管理の難しさをフリーランスのデメリットに感じていた。

しかも始めは低い単価で仕事をしていたので仕事の数をこなさないと収入が確保出来ない。
ヘアサロンの収入があるので金銭面でのリスクはそこまで無かったが休みはほぼゼロにしていた。

さらに僕は非常に欲張りなので、あれこれやりたいことを隙間なくスケジューリングしてしまう。

もっと計画性を持てばそれで解決する話なのだがどうやら性格上無理らしい。
やるべきことよりもやりたいことを優先してしまう傾向がある。
絶賛超軽度発達障害発動中。おそらくADHDだろう。
(発達障害についてもそのうち書く予定)

ただ、一度無理すると許容範囲が広がるのか、いつのまにかあれこれ同時進行していても大丈夫になってきた。
単純に慣れたのだ。

慣れってすごい。

感覚的な事なのだが、明らかにスケジューリングが簡単になった。
一度に考えられることが増えたのと、スケジュール管理アプリをうまく使うようにもなった。
相変わらず休みはゼロの状態は続いているが以前より時間の使い方はうまくなってきている。
今年の目標のひとつである「時間とお金のコントロール」
うまくやっていけそうな気がする。

セルフマネジメントの大切さ

こんなことがあったおかげでここ半年は自己管理についてよく考えるようになった。

時間を生み出すにはどうしたらいいか。
無理なく好きなことをやり続けるにはどうしたらいいか。

現時点での答えはこうだ。

できるだけ高単価の仕事を増やす。

その1点に尽きると思う。

同じ仕事を短時間でする。
同じ時間でより稼ぐ。
単純だが真理だ。

そうやってより多くの時間とお金を生み出せれば、それを繰り返し続けていければ最高だ。

そのためには自分の技術も日々磨かなければならない。
自分だけが生み出せる価値を創造しなければならない。
経営を学び、セルフプロデュースをして自分の売り方を考えなければならない。
縁を大切にしなければならない。

そして一番大事なのはやはり行動しなければならない。

また行動しまくるとスケジュール管理との戦いになるが、行動することで得られるものはとても大きい。

僕の2019年はまさに行動力の一言に尽きる年だった。
行動したからこそ得られた縁や仕事、そして収入。

2,3年前には考えもしなかった額の仕事を受注するようになった。

自分の価値を正しく認識してそれを武器にする

フリーランスという働き方を選んだからには、自分の提供する価値を高めるのはもちろんだが、それを適正な価格で売るということも大事だ。

せっかく価値のあるものを安売りしている人を見かけるが、あれほどしんどいことはない。
喜んでもらえるかもしれないが、リピートしてもらえるかもしれないが、それ以上の価格で仕事をすることが難しくなる。
一度安く引き受けると、そのクライアントに対してはずっとその価格で仕事をしなければならなくなる。
そうなるとお金は生み出せても時間が生み出せなくなる。
より稼ごうと思うと疲弊していくばかりになる。

自分が自信をもって提供できる価値であればそれ相応の金額を設定するべきだ。

高すぎるのはもちろんだめだが、決して安売りだけはしてはいけない。
希少性の高い価値を創造して高単価で売るのが理想だ。

ちなみに写真業界ではカメラマンの価値が大暴落している。
デジタルになってから誰でも気軽に写真を始められるようになり、アマチュアでも写真が上手な人が増えた。
センスだけで所謂、映える・エモい写真を撮れる人がたくさんいる。
そんな人たちの中には趣味の域を超えて写真でお小遣い稼ぎをしだす人も出てきている。
アマチュアだからこそ上手いのだが、仕事となると話は別だ。
なんとなく撮っている写真でお金をもらい撮影してもらっては、ハイクオリティで仕事している人たちが困る。
価格相場が下がり続け、一部食えなくなる人たちもいるのが現状だ。

これは写真業界に限ったことではない。
技術が刷新され誰でも出来るようになることには価値が無くなっていく。
より希少性のある価値の高いものを持っていなければこの先フリーランスで生きていくのは地獄だ。

ここで僕の場合を例にするとこんな強みがあるので再確認しよう。

なんとなくやっていたプロフィール撮影。
オプションでヘアメイク付きプランもやっていた。
サロン帰りの様なベストの状態で撮影出来るので結構多くの人に利用してもらっている。
普通のプロフィール撮影よりも高単価がとれるし、ヘアメイクとカメラマンの二人分の人件費が一人で済む。
お互いwin-winだ。

講師をしている時も、ヘアメイクやカットの技術を教えているのだが、生徒の作品撮りを授業内で出来てしまう。
写真では平面的になるものをいかに立体的にヘアスタイル・ヘアメイクを表現するかがポイントになるが、そこを指摘しながら撮影できるのでクオリティの高い作品を生み出すことが出来る。
それに学校にとっても新しくカメラマンを呼ばなくてよく人件費がかからないし、生徒にとっても普段から慣れ親しんでいる関係なので撮影もスムーズだ。
嬉しいことに、「他の授業の撮影でも撮って欲しかった」と生徒に言われたこともある。
美容師として講師をしているが、カメラマンとして写真の特別授業をした事もある。
美容師だけのスキルでは絶対できない授業だ。

来年度も写真の授業出来たらいいなぁ。

そして今ムービー制作も仕事にしていこうと思っている。
今年1月に公開となった、2020s/sの新作の帽子があるのだがそのPV制作をさせてもらった。
色々改善点はあるものの、初制作でここまで出来た自分を褒めたい。

こちらもぜひ見てもらいたい↓

ブッチャーアシモトクラブ
https://youtu.be/3qp_xoH6ciQhttps://youtu.be/Pva3_6nsobA

素材の撮影においては、写真の延長みたいな感覚なので何とかなった。
兎に角、初めての編集には苦労した。
だが一度最後までやりきった事で自分の中にノウハウみたいなものが出来た。
これを基準に、現段階で何が出来るのか、何をしたいのかハッキリしてきた。
いずれはショップや商品のブランディング&プロモーションをやってみたい。

興味あることはこれからも色々挑戦していく。
出来ることをどんどん増やしたい。
僕の場合は何かに特化していて価値があるのではなく、色々出来るからこそ生まれる希少性の高い価値を提供する方が性に合うらしい。
こだわるわけではないがオンリーワンを目指す感じだ。

これからの課題

やることは決まった。
決まっていたけど再確認。

価値を高めてクオリティの高い高単価のサービスを提供する。

そしてそれをどのように売っていくかがポイントになる。
マーケティングをしなければ。
僕を価値を必要としてくれる人に1人でも多く伝えなければならない。
どんなにいいものも認知されていなければ無いのと一緒だ。
せっかく他とは違うスタイルで仕事しているので、僕なりに色々考えようと思う。

新しいことにチャレンジするために稼がなければ。
別に目的としてのお金は要らないが手段としてのお金が欲しい。
やりたいことをやって楽しく生きていくためにこれからも行動していこう。

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