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おおつちくらし - 9月のこと。|Syota Ito

こんにちは。伊藤です。
9月の活動報告になります。よかったらご覧ください。

■移住フェア「THEいわてDAY」に出展&登壇

9月30日、東京で開催された移住フェア「THEいわてDAY」に出展&登壇してきました。今回は移住定住事務局の3名で参加。移住フェア参加が初めてのメンバー、2回目のメンバー、色々なメンバーで参加するからこそ移住相談の幅も広がります。

私自身は、前職からも長らく何度も移住フェアには参加してきたため、それなりの知見は溜まってきています。その経験を踏まえ今回感じたことは、少しずつ移住相談の傾向が変わってきているなあと。

移住相談対応・移住PRは、はっきり言って、
経験値がものを言う仕事だと思っています。

移住検討者の全体傾向や個々人のウェルビーイング志向の先、移住PR(協力隊募集を含む)がPRではなく採用マーケティング/ファンマーケティング的な側面が重要になってきていること、などなど。このあたりを深く考察しトライアンドエラーをしてきた経験値がやはり成果に直結します。

その地域に長く住んでいるから、自分も移住者だから、この地域は〇〇だから、などの”表面的な情報・浅い情報”では本質的な移住促進にはアプローチできない未来が確実に近づいてきていると思います。そこに気づき先んじて手を打てるかどうか(移住コーディネーターの育成、チーム管理者の選定など)が町の未来を左右する、とすら思います。

私は、「移住定住」という畑を長らく歩いてきたからこそ、これからもこの分野の本質に目を背けずアプローチしていこうと思っています。

■「いわて農村RMOフォーラム」に参加

9月29日に盛岡市で開催された「いわて農村RMOフォーラム」に参加させていただきました。

農村RMOという地域運営組織の制度概要、運用事例を学びつつ、実際に農村RMOを導入し運営されている諸先輩方のトークセッションを拝見させていただきました。

農村という言葉が付く制度であるため、農業が主体の地域でないと運用が難しいのではと思っていましたが、実際は制度の範囲・柔軟性が高く、大槌町のような里山里海かつ中山間地域が大半を占める地域にはマッチした制度であることがわかってきました。

私が取り組んでいる #いわてReファームプロジェクト と本制度の相性も良く、今後の展開として新しい気付きときっかけを得ることができました。

里山を未来へ つないでいく ー 。

里山からはじまる "新しい共助のカタチ" をこれからも模索していきたいと思います。

■「じぇじぇ!めんミーティングin久慈」に参加

9月10日、久慈市で開催された「じぇじぇ!めんミーティングin久慈」に参加してきました。

昨今、人口減少による担い手不足、地域経済の衰退をはじめした社会的・経済的な課題は年々深刻化している中人口減少社会を前提とした幸福な働き方、生き方、地域づくりの考え方が必要となります。このイベントでは、人と人のつながり方や仕組みをデザインする「コミュニティデザイン」の視点や県北地域の若者の取組みを切り口として「人」と「アイディア」をかき混ぜながら、「若者が活躍できる地域の条件」について考えることを目的に開催されました。

当日は、久慈市内の各所を巡りながら町の成り立ちや文化に触れつつ、活気が少なくなってしまった商店街に若者が集う場所をつくりたい!と活動されている方々の拠点やカフェも見学したりしました。

午後には、コミュニティデザインで有名なstudio-Lの方からのお話、前述した若者が集う場所をつくるために奔走されている方々のトークセッション、県北地域の地域おこし協力隊とともに課題解決ワークショップなどを行いました。

私は、このような他地域・他市町村・他県との交流は本当に大切だと思っています。一市町村・一個人だけで自分の地域をどうにかしようとするのはもう限界がきているとすら思っています。だからこそ、同じ課題感を持っている人たちで手を取り合う。助け合う。

それが、「あたらしい共助のかたち」になると思っています。
これが、地方にとっての最も必要なことであり、最大の課題だと思っています。

だからこそ、まずは自分から行動していく。自分から体現していく。
これからの地方を、より深く、より本質的にアプローチし続けていこうと思います。

■伊藤、農業はじめるってよ。 【9月】

9月。
夏野菜も終盤。秋野菜の準備がはじまります。

夏野菜を少しづつ片付けながら、秋冬野菜のための土づくりを進めていきました。今年は長く続く猛暑の影響もあり、例年ならお盆明けから蒔き始める大根も 私は9月中旬から蒔き始めました。

常に自然や天候を見ながら次にやることを考えていく農家。大変だけど 自然とともに生きている、自然を宿して生きている という感覚が やっぱり自分にとって心地いい。

来年春から、より本格的に 「いわてReファームプロジェクト」 を拡大していこうと思っています。畑の規模も大きくしていく予定ですし、拠点もつくっていこうかなと思っています。新たにメンバーも募集しようと考えています。新しい企画も複数準備中です。

「農業は儲からない」「耕作放棄地なんて金にならない」「海のまちで農業…?」などなど、色々と言われたりもしました。それでもへこたれず、毎日コツコツ畑と野菜に向き合ってきました。その活動を見て、「伊藤くんの野菜を食べたい」「Reファームの取り組みを応援したい」「将太くんの野菜は優しい味がするから好き」など、本当に心からうれしい言葉ももらえるようになってきました。

僕は、「強く やさしく やわらかく」を常に心がけています。
そして、「できるまでやれば できる」を信念にしています。

周りがどうと言おうと、僕は僕の信念を貫くし、その想いに共感する仲間とともに これからの未来ある岩手をつくっていきたいと思っています。

白ナスと米ナス
フルーツパプリカ
バターナッツかぼちゃ

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