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曖昧なリリックが響くほどに

曖昧なリリックが響くほどに
弱ってしまった夜に
こんな夜を大切にしたいと
世界でぼくは
大切にされていい存在だと
気づかせてくれたのは
紛れもなく
あなたでした。

生きる度に積み重なっていく
悲しい思い出たちに
さよならを言わないで要られたのは
紛れもなく
あなたのおかげです。

君とまたね!をした後の昼寝は
とても憂鬱で
決まって寂しさと一緒に
ぼくはその昼寝から目覚めるのだけれど
それは君がぼくにくれたぬくもりを
表しているようで
まるで嫌いになれません。

愛されています。
こんな僕でも
君は僕を愛してくれます。

この世界を飾る星になろうとした日
君の笑顔と声と
抱いた時の肌の温もりを思い出しました。
涙が清々しく流れました。
僕はまだまだ生きなければいけません。

必然と偶然が交差する世界で
曖昧なリリックが響くほどに
僕は目眩のする毎日の中で
君のことを鮮明に捉えようと
努めています。

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