京都大原の野菜畑と「里の宝」赤紫蘇について
ハーブや自然栽培に関心のある方に好評のNHK「猫のしっぽカエルの手」。
主人公はベニシア・スタンリー・スミスさん。イギリス貴族でありながら、貴族社会に疑問を持ちインドを旅した後に来日。
京都大原に移り住み、築100年の古民家で四季折々に約200種類のハーブを育て生活のあらゆるシーンでお使いになっています。
京都大原の観光は、三千院や寂光院など有名ですが、シニアの方に加えスローライフに興味のある若い方も増加。
ベニシアさんのライフスタイルに憧れて訪ねる方も多いようです。
わたしは京都バスで大原終点へ。
そして小径をてくてく歩くとところどころに可愛い大原女石像が。全部で24体あるそうです。
そして、見えてきたのがハート型の畝。
そこに、石を並べて書いた文字。わたしの解釈だとBIO(多分?)。BIOはBiologiqueの略でオーガニックを意味する用語という意味で書いたと思うけど(意味が違ったらゴメンナサイ)。
810では無いと思うけど😅
ここからはのどかな風景が続き、また大原女の石像がいらっしゃいました。
京都大原の赤紫蘇について
この小径で、関心があったもの。
それは、京都大原で800年の歴史を持つという伝統漬け物「しば漬け」に欠かせない赤紫蘇。
わたし自身、野菜の種さえあれば気候と土壌を同じにすると、農家さんであればどこでも比較的簡単に育てることが出来るのではないかと安易に思ってました。
ましてや、紫蘇は雑草のようにどんどん増えて畑に広がっていくので、赤紫蘇もその価値は低いと。
けど、この看板を見て、反省。
(紫蘇農家さんゴメンナサイ)
この看板には以下のことが書いてありました。
赤紫蘇は他のシソ科の植物と交雑が起きやすい特徴があるので、800年も昔から交雑が起こらないよう毎年「自家採種」をして守っている。
大切に守られてきた赤紫蘇は、今なお原種に近い特徴があり「色・香りとも最高級品である」との製薬会社の報告を受けている。
良質な赤紫蘇無くして、京都大原のしば漬けは作り得ません。
これからもこの希少な京都大原の赤紫蘇を伝え守り続けてゆきます。
大原産の赤紫蘇は未来に残す「里の宝」です。
赤紫蘇の原種の保護と皆さまへのお願い(大原観光保勝会)
【禁止事項】
・他のシソ科の植物を出来る限り植えない。
・他のシソ科の植物を自家採種しない(花を咲かせない)。
・他のシソ科の植物を植えた際には、収穫後残らないよう管理する。
コーヒータイム
久しぶりに大原に来ると、若者の観光客が増加していることから、お洒落なオーガニックのお店も増えてました。
今回、オーガニック珈琲を飲みたく立ち寄った場所は、オーガニックの家庭菜園場内での移動販売。
その名も「ピクニック」
アウトドアメーカーのコールマンの椅子と丸太のテーブル、背には家庭菜園、前面は山と川。アウトドア感覚を楽しめました。
カップは「生分解性サトウキビバガスパルプ」で森林資源を消費しないサトウキビ由来、微生物により土に還る素材を使っていると思います。
クッキーは障害者支援によるものでした。
サステナブルな配慮が随所にされており、こういうのが今のトレンドで喜ばしいことですね。
おまけ(2年前に訪ねたカフェ)
2年前に訪ねたカフェは今年も行列でした。
サラダをお腹いっぱい食べたことを思い出します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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