フィデウア

第5回しょうこ食堂 -フィデウア: 倉島美和子さん(デザイナー・ディレクター)

第1回しょうこ食堂 -ビビンバ : 佐藤ゆきさん(テックライター)

第2回しょうこ食堂 -イワナのソテーとホワイトアスパラガス: 柴田春菜さん(アートディレクター)

第3回しょうこ食堂 -シュウマイと酸辣湯: Qiao Linさん(ソフトウエアディベロッパー)

第4回しょうこ食堂 -ビーフンと椎茸•チンゲン菜のスープ: Dr.Barry Kerzinさん(ダライ・ラマ法王14世専属医師、チベット仏教僧侶、大学教授)

と続き、

2017年9月21日、そして、2018年6月19日と2回お越しくださったゲスト、

デザイナー・ディレクターの倉島美和子さんのお話を

2回分に分けて書こうと思います。


実は、この第5回のしょうこ食堂をやった1週間後、

突如盲腸に見舞われ入院した経緯があります。。

この時はそんなこと思いもよらず。

かれこれ結構前の話になってしまったので、思い出して書きます。


倉島さんとは、私がまだハタチと、学生でペーペーだった頃、

中学の時の担任の先生が、「知り合いにデザイナーの人がおるよ。」

ということで、紹介してくださいました。


倉島さんは、日本の大学でデザインを学んだ後、

イギリスとニューヨークでも家具デザインを学ばれ、

バリバリ海外の仕事をこなしている、できる女デザイナーです。


ハタチの私にとっては、海外の状況をよく知っている、

そして、私の先をいつも走っておられる、

目指すべき先輩デザイナー像でありました。


日本にいる時は、ちょいちょい素敵な場所にごはんを連れて行ってくださり、

私の若すぎるしょっぱい質問やポートフォーリオを見てくださったりと、

海外へ飛び出すことをいつも応援してくださり、本当に、お世話になったのです。


そんな10年ほどの付き合いになる倉島さん。

長年folding cosmosという展覧会を企画され、世界中を回られています。


ベルリンにも来られる!!

ということで、しょうこ食堂!!


これから行くということで、

「スペイン料理」というオーダーだったので、

5回目は、スペインで食べた味を思い出し、料理をつくりました。


ベルリンでイケてる魚貝を手に入れるのは簡単ではないのですが、

地中海スーパーでエビとお店の人イチオシの白ワインをゲット。



つくったものがこちら。

フィデウア、アボカド・トマト・チーズのサラダ、スペインバルのにんじんサラダ


フィデウアは、パスタのパエリヤです。

米のパエリアは、米を炊くのに時間がかかるし、火の通りが難しいので、

比較的簡単なパスタのフィデウアをオススメします!

ランチにサクッとつくったり、フィデウアは何度も作ったことがあるので

しょうこの鉄板メニューです。

ベルリンはフィデウア用のパスタが売っているのですが、

日本に売ってなければ、細いパスタを折って使ったら良いと思います。

コツをつかんだら思ったより簡単で、セレブな気持ちになるごはんなので是非!

倉島さんからは、パリのオシャレなチーズやら、マカロン、チョコレート、ワインをいただきました。



フィデウア

A: エビ
1. エビを下ごしらえする(食べたら痛いところを切ったり、背を開いたり)
2. 多めのオリーブオイルを頭付きのエビを両面焼く(頭付きの方が出汁が出ます)
3. エビを取り出す

B: だし汁
1. 魚貝だし汁を500mlほど作る
(新鮮な魚がないベルリンで魚貝だし汁を取るのはむずいので、
ここだけは魂を売って、市販のホタテ出汁や野菜出汁のブイヨンを使いました。
この出汁が味の決め手なので、結構しょっぱいと思うくらいしっかり味をつけるのが大事です)

1. エビ油に、みじん切りにしたにんにく、玉ねぎを炒める
2. 玉ねぎがしんなりしたら、みじん切りにしたパプリカとアンチョビ、サフラン塩、トマトを加えて炒める
3. 全体に火が通ったら、フィデウアパスタを入れ、炒める
4. だし汁をパスタがひたひたになるくらい注ぐ
5. 弱火でグツグツ、パスタの茹で上がる時間まで煮る
6. 水分が途中でなくなりすぎた!と思ったら、だし汁を加える
7. パスタに火が通ってたらエビをのせる
8. レモンをのせる
9. 完成


マヨネーズに擦ったにんにくを混ぜた、アリオリソースを添えて食べます。

葉山 馨一シェフのレシピ 魚介のフィデウア(パスタのパエリア)
を参考にしました。


アボカド・トマト・チーズのサラダ

1. オリーブオイル、マスタード、白ワインビネガー、胡椒、砂糖、
パセリを加えて混ぜる
2. 一口大に切ったアボカド、トマト、チーズを和えて完成


スペインバルにんじんサラダ

1. にんじんをスライサーでスライスする
2. ニンニクは包丁で潰しておく
3. 鍋に白ワインビネガー、オリーブオイル、ニンニク、ハチミツ、塩、
胡椒を中火にかけて軽く混ぜる
4. にんじんを入れる
5. にんじんが好みの硬さになったら完成


にんじんサラダは、シンプルな味だけどついつい箸が進む

簡単なサラダなのでこれまたオススメです。

参考は
cookpad: タパス☆にんじんサラダ!スペインバルの味


何度も「私も海外に行きます!」と言い続け、紆余曲折、10年。

いつも日本でごはんをご馳走になっていたのですが、

私はベルリンに住み、こうして倉島さんをお家に招くことができました。

これまでの10年間を色々思い出し、

ごはんをいっしょにヨーロッパで食べる、というのはなんとも感慨深かったです。

今回少しは恩返しできたかな、と思って。





次の回へ続く。


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