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「なぜか好感度が高い人」がメールに書いている3つのこと
こんにちは!
突然ですが、質問です。
メールやチャットを書くとき、「事務的な伝達事項」に終始していませんか?
用件だけ淡々と書いて「よろしくお願いします」で締める。必要最低限の文章だけが書かれている。付け入る隙がない代わりに、感情を動かされることもない――。そんな「THE ビジネス文書」を延々と書いていないでしょうか。
もちろん、それはそれで間違いではありません。むしろ業務外の情報を見たら「そんなこと誰も聞いてないよ」「あなたに興味なんてない」と感じる人のほうが多数派かもしれません。
でも、ぼくたちは人間です。いくら仕事上といっても、非の打ち所がない事務的な文章をずっと読まされ続けると、やはり肩が凝るというか、息抜きがほしくなるもの。
人間らしい「温度感のある文章」が少しあるだけでも、ホッと心がやすらぐ。その人に対して親近感を抱く――。そういうものです。
そこで今回は、「好感度が高い人」が無意識に使っている文章のコツを紹介します。
とくに「相手との距離を近づけたい」「本音を引き出したい」「自分という一人の人間を知ってもらいたい」というシーンで有効な方法です。ぜひ参考にしてください。
プライベートのことを書くのは「半分正解で、半分間違い」
人間らしい、温度感のある文章を書くコツとはなんでしょうか?
こう尋ねると、次のように答える人がいます。
「プライベートなことを打ち明けることですかね」
たしかに、趣味が同じだったり、似た境遇だったり……プライベートな情報を知ることで、相手に共感を覚えるケースはありますよね。
でも、プライベートなことを書くのは「半分正解で、半分間違い」です。
大前提として、仕事上の付き合いだけの人のパーソナルな情報に対して興味・関心をもつ人は(好意を抱いている場合を除けば)、そう多くいません。だから「相手は自分のことに関心があるだろう」と思って、プライベートのことを書き連ねると、いわゆる「イタい人」と認識される。良いか悪いかは別として、そういう傾向があります。
なので、みなさんが「プライベートなことっていわれても……誰も俺(私)のことなんて興味ないよ」と感じたのなら、それはメタ認知が正常に機能している証拠です。安心してください。
ただし、ただしです。「人間は社会的動物」といわれるように、世の中の多くの人は「他人のことが気になって仕方がない」という側面も持ち合わせています。
相手のパーソナルな部分には足を踏み入れたくないし、「知りたがっている」ことは知られたくない。だから「自分は人に興味がない」スタンスを装っている。でも内心は気になって仕方がないので、他人の噂話になると、うれしそうに話し出すーー。こういう人はたくさんいます。
だから、プライベートを書くことは、イタい人と思われないレベルであればーーいわば「ネタ」として機能するならばーー、良好な人間関係を築くための重要な要素といえます。
ポイントは「イタい人と思われないレベル」です。
相手との距離を近づける「3つのテーマ」
「イタい人と思われないレベル」は、相手との関係性によっても大きく左右されます。ここでは「関係が浅い相手」を対象にしたときのシーンで考えてみましょう。
いまは関係が浅いけれど距離を近づけたい。よし、まずは自分のことを知ってもらおう――。そう思ったとき、書いちゃいけないけないのが「真剣(ガチ)なテーマ」です。
たとえば、「社会問題についての意見」「政治的主張」「強い否定的感情」など。そんなことを書かれても、相手は反応に困ります。引いてしまう人もいるかもしれません。
書くべきなのは、気軽に聞けて、リアクションをとりやすいテーマです。具体的にいうと、次の3つが挙げられます。これらを意識して、メールの最後に加えて送ってみたり、「全然仕事とは関係ないんですけど」と申し送りをつけてチャットで送ってみたりすると、相手との距離が近づく可能性があります。
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1. 身近な習慣
衣食住、ふだんの過ごし方など、人は「他人の習慣」を見聞きするのが好きです。YouTubeでも「Vlog(Video Blog)」は人気ジャンルですよね。ただただご飯を食べて、お酒を飲んで、友人におしゃべりして……赤の他人であっても、身近な習慣は意外と関心があるものです。
例:
締切が近づいて、最近はほとんど外食ばかりです……。時短のために、いつもと違うチェーン店を開拓中なのですが、意外とアリだったのが〇〇のハンバーグ定食。安くてボリュームもあり、ほぼ毎日食べてます!笑
2. 非日常な出来事
これは単純に興味深いですよね。でっちあげる必要はありませんが、なにか非日常な出来事があったら、さらっと書いてもいいかもしれません。
例:
そういえば、先日珍しく電車が緊急停止して、30分ほど車内に閉じ込められました。車掌からは詳しいアナウンスがなかったのですが、みなさん割と冷静に対応されていて感心しました。
3. 最近の楽しみや発見
日常生活の中で見つけた小さな楽しみや発見を共有するのも、相手との距離を縮める効果が期待できます。「自分らしさが垣間見えるエピソード」を選ぶのがポイントです。
例:
最近、会社の近くにオープンしたカフェ、行きましたか? 店内の雰囲気も落ち着いているので、一息つきたいときにはおすすめです。私的には豆の種類が豊富なところも、さらにグッドポイントです!
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ここではメールやチャットで使う事例を紹介しましたが、この3つはSNSやnote、ブログなどでも使いやすい役立つテーマです。
ある程度の長さの文章においては、たとえば「日常→非日常」あるいは「非日常→日常」の流れを意識して書く。それだけで興味深いコンテンツになると思います。
では、また次回の記事でお会いしましょう。
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