見出し画像

期待を1%だけ超え続ける仕事術

たった1%が、小さな感動とリピートを生む

仕事で一番重要なことは、やはりお客様に満足して頂く事だ。

しかし、それだけでは足りない。

「また」仕事を頂くには、「感動」が必要だ。

私は何もお客様を涙が出るほど感動させろと言っているのではない。

満足とは相手の期待に100%答える事だ。それに対して、「感動」とは期待に101%答える事だ。たった1%超えるだけで良いのである。

200%や300%は難しい。しかし、たった1%なら誰にだって出来る。そのたった1%がお客様の「また」を運んできてくれるのだ。

では、その1%を実現するコツはなんだろうか。私は下記だと考えている。

1.圧倒的に前倒しする仕事の習慣

2.少しのお金と時間と労力をケチらない習慣

以上の2つの習慣を愚直に続けることだ。1%超えをあなたの仕事の「当たり前」にしてしまうのだ。

私は以前、ある法人のお客様と仕事をさせて頂いた。傾斜した土地で、基礎の設計が大変であった。法人様もその事をご承知で、それが設計の肝になると思われていたようだ。

私はそれを察知し、1回目の打ち合わせの前に、構造設計者と打ち合わせをして、基礎設計の問題をある程度解決し、建築は可能であるとの答えを出し、その上で打ち合わせに臨んだ。

1回目の打ち合わせ前にしっかりと準備をして、先手を打ったのだ

すると、驚いたことが起こった。

初対面で、法人様の取締役に「住宅に興味はありますか?うちの会社、これから住宅に参入していこうと思っているんです」と言われたのだ。「今回の設計以外でも一緒に仕事をしたい」という意思表示であった。

その後も、図面の提出期限など締め切りは大幅に前倒しさせた。

設計は順調に進み、終わりに差し掛かっていた時、取締役から「内観の3D映像が観たい」とのご要望が出た。もちろん、そこまでの費用は私が頂く設計料には含まれていなかった。

取締役はそれをご承知で、「無理であれば結構です。可能であれば観たい」と言われた。

私は、「これは何とかして3Dを作ってお観せしたいな」と思った。

ネットで探したり、知り合いに聞いて回った末、後輩が3D映像を作れることを知り、頼んでみた。すると、格安で仕事を請け負ってくれたのだ。

結局、プロのクオリティーまでとは言わないが、十分鑑賞できるだけの3D映像が出来上がり、取締役にも満足して頂く事が出来た。

その結果、なんと、顧問業務のお話を頂くことが出来たのだ。

上記の2つの習慣を徹底することで、結局はその何倍ものリターンを得ることが出来たのだ。

1%超えの習慣は誰にだって出来る。しかしやっている人はほとんどいない。

すなわち、その習慣をつければたちまち一際目立つ存在になれるということだ。

どうか、今すぐにでも試して頂きたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?