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思春期の思春鬼モンスターを作ろう~あなたの心に潜むモンスター作成講座~

何かを誰かのせいにすると気が楽なる、部分ってありませんか?

私は中学校・高等学校の女子校の教員なので、思春期の真っただ中の生徒たちと接することが多く、その世代の生徒にはよく

『思春期は身体と心がバラバラでアンバランス。身体が大人だけど、心がまだこども。バランスがとれなくて、どうしようもなく情緒不安定になりやすい。ストレスも感じやすい。そういう時期だよ』

と伝えます。

妖怪ウォッチで言うなら、妖怪のせいでしょ!

でも、これってある意味、自分の”なんだか上手くいかない”内面部分を“何かしらの形”にして客観的にみて対処していくという方法なんですよね。

中学生や高校生のメンタルケアを考えると、そういう自己認識を深め、心の悩みを客観視することは非常に大事。

そこでその客観視の部分を、見た目から分かる形で外在化(ある別の形に)すると、もっと分かりやすくなり、思春期の中高生の自己認識を助けられると思い、今回の活動を行いました。

ねらいは
①思春期の特徴を知り外在化し、自分を客観視すると②Canvaと画像生成AIの使い方を知ること。

本校の中2はCanvaを使い始める時期であり、
最初の使い方を知る活動ともタイミング的にもバッチリ。

中学生の作品紹介

最後に
妖怪ウォッチもそうでしたが、最後はやはりそのモンスターたちと一生に共生するor打ち勝っていくことが大事です。

教育プログラムでもメンタルケアの視点を入れて、生徒たちが、自己認識を深め、心のモンスターと向き合う方法を考え、自己成長できるような形はやはり大事で、入れるべき。

今後もメンタルケアの部分は、色々と考えながらサポートしていけたらなと思います。

【Canvaの視点】
今回はCanvaを初めて使う生徒もいるクラスでの実施でした。使い方講座を単体で行うのも良いですが、このぐらいの活動であれば、1時間で収まるので、Canvaや画像生成AIの使い方を知るという目的では非常に行いやすい活動と思います。

小学校でも、中学校でも、高校でもそれぞれの学齢に応じた心のモンスターがいると思います。Canva&画像生成AIの使い方を知ると同時にそういう部分を外在化して心理的安全性やメンタルケアにつなげる。

もちろんCanvaや画像生成AIを使わなくてもできる活動ではありますが、Canvaの使い方導入の授業としては、こういう活動もありなのかと思います。

授業後には作成したものをシールにして、パソコンに貼りたいという声があったので、シールにして楽しむというのもきっと楽しい。

最後に、Canvaの学校(小学校・中学校・高校)使用をまとめたのは、こちら。

学校でCanvaがどう使われているかについてご興味ある方は、こちらも是非、ご参照ください。


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