EC大手からわかる、個店が参考にすべきECとは?
「新聞よりちょっと分かりやすく、たいぶふわっと」
をテーマに経済ニュースについて、書いていきます。
〇こんな人向け
・経済のことはわからない
・でも、仕事の都合で無視もできない
・とはいえ、勉強している時間もない
・明日、仕事仲間に「ドヤ!」って言いたい
今日の記事はこれ。
ECサイトのビジネスモデルについて。
ECサイトやるぞ!ってい人はぜひ知っておいてほしい知識。
ZOZOとアスクルの財務諸表から見る両社のビジネスモデルについてみていきたい。
とっていも。この記事がスーパーウルトラ分かりやすいので、これ以上わかりやすくは書けない。。。
ので、、、、これ読んで。。。。。。以上。
いや、頑張るよ。
(今回は上の記事読んでから、↓に進むのがおすすめ)
1.ZOZOは「百貨店」・アスクルは「セレクトショップ」
2つのビジネスモデルをざっくりまとめるこんな感じ。
商材は、ご存知の通り、アパレルと事務用品。
大きな違いは販売の形態で、主に在庫の有無に直結している。
・ZOZOは「百貨店」
ZOZOは基本的に在庫を持たないシステム。
いろんなアパレルショップがZOZOに「出店」をしているイメージ。
インターネット上のショッピングモールと考えるとわかりやすいかもしれない。
ZOZOに行けばいろんなブランドの服が買える。
百貨店に行けば、いろんなブランドのものが手に入るのと同じイメージ。
なので、ZOZOは売り上げの「28%」が収入源となっている。
百貨店はいろんなブランドにテナントとして入ってもらい、売上の〇〇%を賃料としてとっているので、ZOZOは「百貨店」に近いといえる。
・アスクルは「セレクトショップ」
一方、アスクルは商品を仕入れている。
在庫を持つメリットは、安定した供給ができること。
収入源は、仕入値と売価の利ざや。事務用品は単価も低いのでけっこう薄利多売型。
50円で仕入れたペンを100円で売っている。
世の中でいうとセレクトショップのような感じ。雑貨でいうとLOFTとか、化粧品系でいうとコスメキッチンとか。
いろんなメーカーから仕入れて、在庫をもって、商売をしている。
2.どっちが儲かるの?
結論から言うと、ZOZOの方が利益率は高い。
利益率は
① ZOZO :22%
② アスクル:2%
在庫を持たない分、ZOZOの圧倒的な利益率。
売上は
① ZOZO :約6500億円
② アスクル:約4000億円
利益でみると
① ZOZO :約1430億円
② アスクル:約80億円
在庫を持たない方が圧倒的に稼げるシステムであることがわかる。
ここまでは、記事に書いてあること。
3.本当に在庫を持たない方がいいの?
そしたら、在庫持たない方がいいじゃん?
ってことで、最近は無在庫の転売ビジネスなんかが巷では流行っていたりする。
「在庫を持つこと=リスク」みたいな。
もちろん過剰な在庫はNGだけど、
在庫がないことによるデメリットも当然ある。
●在庫がないデメリット
・安定供給ができないかも
いろいろあると思うけど、
今回はこの前提で、ZOZOとアスクルの商材を考えてみる。
●ZOZOは安定供給する必要がない
今年買った服、来年も買う?
買わないw
絶対買わない。毎年買うのはヒートテックくらい。
つまり、そもそもアパレルは安定供給する必要がなく、シーズンごとにどんどん新しいものを売っていくスタンス。
トレンドがどんどん変わるから、在庫を持てば持つほどリスクなわけで、
なるべく早く売り切って、新しいモデルを出していく。
その分消費を喚起していくためにどんどん新しいものを取り入れたり、
ガンガン広告を売ったり、キャンペーンを企画する必要がある。
あとは、ZOZOに出品したら売れるっていうブランドがあるのもでかい。
これは他のECサイトとの圧倒的な差。
●アスクルは安定供給が命
一方で、アスクルは安定供給できないとだめ!
今日頼んだら、「明日来る」のが「アスクル」
そのためにはある程度在庫を持っていないと、成り立たない。
つまり、アスクルは在庫ありきのビジネス。
アスクルが在庫もたなかったら、どうなるか?
今日、発注したペンが来週届く。
じゃあ、コンビニ行くわ!って話になる。
地味だけど、絶対リピートが起きるビジネス。
リピートを獲得すれば、ZOZOほど大胆に広告を打っていく必要もなくなる。
4.まとめ
ECサイトっていうとデザインとか操作性に目が行きがちだけど、
こういう利益構造も同時に知っておいて損はないと思う。
入れ替わりの激しい代わりに、利益率の高いZOZO
安定したリピートを獲得し続けるアスクル
主力商品は在庫をもって、
アスクルのようにいつでもがっちり売れる体制を作って、
品ぞろえとして置いておく商品は、ZOZO形式で在庫をもたない。
そんなハイブリッドな感じにできたら、
ランニングコストを抑えながら
ECサイトを運営できるのかなー