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九星隊(ナインスターズ/ナイスタ)解散ライブにあたって

2017年1月8日(日)、芸能事務所のワタナベエンターテイメントにより、「九州を元気にするプロジェクト」の一つとして、九州発の男性アイドルグループ結成を目指す旨が発表され(福岡市中央区渡辺通2の電気ビルみらいホールで行われたイベントにて)、九州在住・出身で12~20歳の男性を対象に「九州BOYS(仮称)」のオーディションがスタート。同時にグループ名の公募も行われ、4月10日(月)、テレビ西日本で企画を支援するバラエティ番組「バリすご8」も放映開始。

5月20日(土)、「九州BOYS(仮)正式メンバー&グループ名発表イベント」が開催され、応募者数2,188人の中から、(以下、順不同)山口託矢(やまぐち・たくや)氏、藪 佑介(やぶ・ゆうすけ)氏、中村昌樹(なかむら・まさき)氏、大池瑞樹(おおいけ・みずき)氏が最終選考に合格、グループ名も「九州で一番の星に!九州から日本で一番輝く星に!」との想いが込められ「九星隊(ナインスターズ/略称 ナイスタ)」となり、新グループが正式に発足。5月20日は結成記念日となった。

2018年1月9日(火)、メジャー・デビュー・シングル『FLASH』を発売し、オリコンランキングでは初登場2位を獲得!さらにCMソングにも起用され、結成から半年での好発進を記録。

その後も、音楽活動、舞台活動、テレビ番組、ラジオ番組、CM出演など、精力的に活動を展開していた矢先、新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威を振るい始め、日本にもその波が押し寄せた。

5th Single「I.P.You」の発売を控え、全国に向けてリリースイベントを展開し始めたものの、急速な新型コロナ感染者拡大を受け、2020年2月22日(土)雨模様の東京、渋谷にあるタワーレコード渋谷店でのリリイベを最後に、翌日の愛知県知多郡東浦町イオンモールで予定されていた関連イベントから全面中止に。

3月13日(金)には新型コロナウイルス対策の特別措置法が成立。それに基づき4月7日(火)、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県に対し緊急事態宣言が発出され、4月16日(木)には対象地域は全国に拡大。

元々配信を始めていたLINE LIVEや、TikTokでの動画配信などレギュラー番組以外にも独自に積極的な配信を続け、2020年8月8日(土)福岡・アジア美術館あじびホールでリリイベを再開。

しかしながらグループの育成を支えてきたテレビ西日本の「バリすご8」は9月27日(日)深夜0:30~〔28日(月) 0:30~〕の放送を最後に終了。

他の番組は続き、11月3日(火)、延期となっていた5th Single「I.P.You」をようやく発売。

2021年1月8日(金)、2回目となる緊急事態宣言が東京、神奈川、千葉、埼玉に発出され、1月14日(木)には大阪、京都、兵庫、愛知、岐阜、栃木、福岡へも宣言が拡大された。

2021年3月25日(木)、公式ウェブサイト、SNS、レギュラー番組であるテレビ西日本「ももち浜ストア」において、同年5月をもって九星隊を解散することが発表され、3月26日(金)オンエアのNHK-FM「六本松サテライト」で全員揃っての出演番組は全て終了となった。

2020年5月1日(土)、1996・1997年生まれの彼らにとって、青春の一時代を必死に駆け抜けた「九星隊」としての歴史は、「最終乱舞 ~感謝の舞~」として閉じられようとしている。

2017年5月20日から、もうすぐ結成4年を迎える直前での解散。彼ら自身も事務所側も、苦渋の決断だったのだろうと思う。

マネージャーさんや彼らを支えて来られた芸人さん、タレントさんの諸先輩方もきっと辛かったのだろうと思う。

彼らにとっては、計り知れないほど多くの悩み、葛藤、怒り、苦しみ、悔しさ、数えきれないほどの想いがカオスのように続いた日々を経た上での結論だったのだろうと思う。

この最終ライブを以って、九州の星、「九星隊」は、新型コロナウイルスに勝てず、その光を失う。

残念の極みではあるものの、彼らが下した結論を全面的に支持し、その後、進む道についても、全力で応援したい。きっとファン(隊員)のみなさんも同じ思いだろうと思う。

時代に挑み、自らを奮い立たせ、勇気と確固たる信念を持って、これからの明るい未来を切り拓いていく、その姿、覚悟に、持てる全ての想いを込めてエールを贈ります。

最高の舞台にして下さい。


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