人は無意識に遺伝子型の似た友人を選んでいる!!:5.違いを受け入れ、認める力(2)

価値観の近い人と人は交わりがちだが、もしかすると人が遺伝情報の異なった異性を無意識に嗅ぎ分けるように、友人間でも遺伝情報は影響を及ぼすのではないか?という仮説を立てた。

調べた結果、それは証明され済みの事象であった。人は無意識的に自分と遺伝子型が似た友人を選んでいた。そして、匂いで遺伝型の異なる異性を嗅ぎ分けているというように、友人間においても臭い(と免疫)を司る遺伝子は友人関係を形成するにあたって重要な役割をになったいることも発見された。

Homophilic genotypes exhibit significantly higher measures of positive selection, suggesting that, on average, they may yield a synergistic fitness advantage that has been helping to drive recent human evolution (Nicholas & James, 2014).

要するに異人種だけでなく、同人種間でも人は自分と違う遺伝情報を持つ他人に恐怖を持つのだろう。では、どうすれば潜在的にもつ恐れを捨て他者と信頼関係を築いてゆけるのか?違いを受け入れることができるのか?

ソリューションとして、まずあげられるのは幼少期の愛着形成だ。明日はその話について深掘りしてゆこう。