関西将棋会館公式

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公益社団法人日本将棋連盟 関西本部公式アカウントです。 関西本部所属棋士によるコラムやイベントレポートなどを掲載します。※不定期更新

最近の記事

#関西棋士誕生日 回答総集編Part.4

関西将棋会館公式X(旧Twitter)恒例の「関西棋士誕生日」企画。回答総集編第4弾は、谷川浩司十七世名人と福間香奈女流五冠(清麗・女流王座・女流名人・女流王位・倉敷藤花)です! ◆ 谷川浩司十七世名人(4月6日生まれ) ・2017年(55歳) ・2018年(56歳) ・2019年(57歳) ・2020年(58歳) ・2021年(59歳) ・2022年(60歳) ・2023年(61歳) ・2024年(62歳) ◆ 福間香奈女流五冠(3月2日生まれ) ・2

    • #関西棋士誕生日 回答総集編Part.3

      関西将棋会館公式X(旧Twitter)恒例の「関西棋士誕生日」企画。回答総集編第3弾は、山崎隆之八段と糸谷哲郎八段です! 山崎隆之八段(2月14日生まれ) ・2017年(36歳) ・2018年(37歳) ・2019年(38歳) ・2020年(39歳) ・2021年(40歳) ・2022年(41歳) ・2023年(42歳) ・2024年(43歳) 糸谷哲郎八段(10月5日生まれ) ・2016年(28歳) ・2017年(29歳) ・2018年(30歳)

      • #関西棋士誕生日 回答総集編Part.2

        関西将棋会館公式X(旧Twitter)恒例の「関西棋士誕生日」企画。回答総集編の第2弾は井上一門より、稲葉八段と菅井八段です! 稲葉陽八段(8月8日生まれ) ・2016年(28歳) ・2017年(29歳) ・2018年(30歳) ・2019年(31歳) ・2020年(32歳) ・2021年(33歳) ・2022年(34歳) ・2023年(35歳) 菅井竜也八段(4月17日生まれ) ・2017年(25歳) ・2018年(26歳) ・2019年(27歳)

        • #関西棋士誕生日 回答総集編Part.1

          関西将棋会館公式X(旧Twitter)にて更新中の「関西棋士誕生日」企画をご存知でしょうか。 日本将棋連盟関西本部所属の現役棋士・女流棋士本人が、25問ほどある質問(ラインナップは毎年変更!)の中からいくつか選んで回答。それをお誕生日当日に公開するというもの。 2016年6月に開始した本企画は、将棋ファンの皆様にご好評いただき、現在8年目を迎えています。 今回は過去の投稿から、藤井聡太竜王・名人と豊島将之九段の回答をピックアップ!お二人のお誕生日をふりかえります。 藤井聡

        #関西棋士誕生日 回答総集編Part.4

          「将棋の日in関西」イベントレポート

          2023年11月18日・19日(土・日)の2日間、グランフロント大阪・うめきたSHIPホールにて「第49回将棋の日in関西」を開催しました。急な冷え込みの中、現地まで足をお運びいただいた皆様、誠にありがとうございました。 今回は現地の様子を写真とともにレポート。大阪の将棋イベントの雰囲気が少しでも伝われば嬉しく思います。 「うめきたSHIPホール」は、大阪駅の目の前という立地のよさ。昨年につづき会場となりました。写真のうめきた広場には冬になると例年、アイススケートリンクが登

          「将棋の日in関西」イベントレポート

          2018年「関西プロ団体戦」をふりかえる

          現在は「ABEMAトーナメント」や「SUNTORY将棋オールスター東西対抗戦」ですっかりお馴染みとなった、棋士による団体戦。 皆様は2018年春に大阪で1日限定の「団体戦」が行われていたことをご存知でしょうか。 今回は、こちらを当時の写真とともに振り返っていきたいと思います。 2018年3月25日、「将棋棋士が間近で激闘!関西プロ団体戦」と題して、関西本部所属の18名の棋士が参加するトーナメント戦が行われました。 (主催:日本将棋連盟/特別協力:朝日新聞社/協賛:月桂冠株式

          2018年「関西プロ団体戦」をふりかえる

          新記録達成|折田翔吾五段

          皆様こんにちはこんばんはおはようございます。棋士の折田です。 この原稿は2023年8月末にしたためております。 私は遊ぶのがだいすきなので、この夏はほんまに遊びに遊んでいました。 多い時で1週間に11回ライブに行っていました(アイドルさんの)。 これは新記録、おめでとうございます。普段からそんなに行っているわけではなく、平均週7回ぐらいだと思うのでご安心ください。 夏はフェスもあったりでめちゃめちゃ楽しかったです。夏はあんまし嫌いだったのですが、今年のフェスが楽しくて夏も

          新記録達成|折田翔吾五段

          心の持ちよう|藤本渚四段

          自分の奨励会時代の心の持ちようについて書きたいと思います。 奨励会に入会してすぐのころは、入れたことがうれしく伸び伸びと指せて、その結果2級までは順調に昇級することができました。その時は負ける事に関してはそれほどダメージを受けることはなく1勝2敗だったとき、最後が勝ちだった時は次に繋がると思えるほど前向きに考えられていました。必ずしもいい事ではないと思いますが、まだ小学生だった自分にはあっていたと思います。 そんな考え方が変わったのは2級から1級に上がるまでの間です。2級にこ

          心の持ちよう|藤本渚四段

          三段リーグ戦最終日|齊藤裕也四段

          今回は自分が昇段した第71回三段リーグ戦最終日について振り返ろうと思う。 ラス前で連勝し最終日を自力で迎えることができたが、岡本戦の内容が悪く、最終日連勝する自信がなかった。1-1になりそうな予感があり、次点が濃厚かとは思いつつも、競争相手の対戦相手も強敵ばかりだったから、もしかしたら昇段もあるかとは思っていた。 最終日を控え、私は37度台の微熱を出してしまった。PCR検査を受けに行ったが陰性で、今思えば精神的なものだったと思う。1週間ほど経っても熱が下がらず、よ

          三段リーグ戦最終日|齊藤裕也四段

          富士登山|徳田拳士四段

          移動中に窓から眺めていた富士山を実際に登ってみることにした。 実は昨年にも登ろうとしていたのだが、あいにくの台風で流れてしまった。正直なところ、別に山登りが特別好きというわけではない。 ただ、運動は好きだし、大人になってから何をやっても以前よりも感情が動くことが薄れてきたので、とにかく今まで経験したことない事をやってみようと思うようになった。 「富士山に登った事がある」と言えたらなんかすごそうだから人生で一回は登ってみようか、そんなノリである。 さて、まずは現地に行かなけれ

          富士登山|徳田拳士四段

          ライバルは小学生|古森悠太五段

          趣味は何ですか。 この質問に対して、すぐに答えられる人はどれくらいいるのであろうか。 カラオケ、テニス、卓球、ダーツ、音楽を聴くこと、ふらっと散歩に出ること・・・好きなことは多々あるものの、いずれも「趣味」と呼べるほどハマっていると言っていいのか、記者の方やファンの方に冒頭の質問をされる度に考えてしまう。 棋士になったときのプロフィールに書いたこともあり、趣味を聞かれた際にはカラオケと答えている。 しかし、棋士になった頃には週3回程度行っていたものの、今では数か月に1回

          ライバルは小学生|古森悠太五段

          書くことはえらいことだ|浦野真彦八段

           原稿がキライだ。ついでに言うと、締切はもっとキライだ。シリーズ本を出しているのに何を言っているのか、と思われるかもしれないが、嫌なものは嫌なのでしょうがない。  若い頃は、今以上に原稿がキライだった。依頼があると、締切がないなら、という条件を出し、その結果けっこうな確率でお流れになった。そういうときは、申し訳なさよりもホッとした気持ちの方が強かった。我ながらワガママだなぁ、と思う。  ただ、そんな私でも原稿を引き受けることがある。たとえば、25年ほど前の暑さ厳しい日のこと

          書くことはえらいことだ|浦野真彦八段

          推しの心得|横山友紀四段

           最近仲の良い将棋VTuberさんに『さよならオルタ』という漫画を頂きました。一応電子書籍で購入済みだったのですが、表紙が尊すぎて1週間くらい袋とじを破れませんでした..紙の質感からも神聖さが伝わってきて本当に幸せです。菜々河さんありがとうございます。今日は作者である仲谷先生の魅力をどうしても伝えたいため、拙い文章ですがお付き合い頂けると幸いです。  代表作は『やがて君になる』で2015年4月~2019年月の4年半に渡り『月刊コミック電撃大王(KADOKAWA)』にて連載さ

          推しの心得|横山友紀四段

          新・四段昇段の記|黒田尭之五段

          最近、ひょんなことから自分の書いた「四段昇段の記」を読み返す機会があった。 懐かしい。早いもので、あれからもう三年が経とうとしている。 楽しい思い出はほとんどない。けれど、自分の人生を振り返る上では決して欠かせない。 三段リーグ。 今なら当時とは違った、冷静な感情で語れる気がする。 「三段まで行って、ようやく半分。」 三段リーグの過酷さを表現する上で、よく使用される謳い文句だ。 私の場合は6級で入会してから三段に上がるまで約4年、そこから四段昇段まで12期6年かかっているの

          新・四段昇段の記|黒田尭之五段

          ここ最近のこと|星野良生五段

          10月某日、リアルタイムバトル将棋のプロ認定を獲得できた。これで一応プロゲーマーとも。しかし、競技人口が少ないのでこれから流行らないと厳しい。同日会場に来ていた参加者にYouTubeを共同でやらないかと誘ってみた。効果はあるかわからないが、自分が発信をすることがリアルタイムバトル将棋の普及につながるかもしれない。その方もすでにYouTubeをやっているので共同でという誘い方になったが、もともとは編集者を探していた。私は編集する技術もないのだが、そもそも編集作業はやりたくない。

          ここ最近のこと|星野良生五段

          時代を創る|大橋貴洸六段

          私は今まで、将棋からたくさんのものをもらった。 小学生の時、人前で話すのが苦手だったが、将棋では自分を表現できた。好きな指し方を見つけることで個性に気付き、形勢が悪くても諦めず粘り続けることで精神力が鍛えられた。勉強や工夫を重ねて勝てるようになり、成長する喜びを知った。考えることが大好きになり、支え応援してくれるたくさんの方々に出会うことができた。小学四年生の時に、将来人生を賭けようと思う存在に出会えたことは、心から幸せだと思う。 私は将棋を指す面白さに魅了され棋士になった

          時代を創る|大橋貴洸六段