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【コラム】コロナ渦における障害者雇用の現状についてお伝えします。~つづき~

皆さんこんにちは、伊藤です。

昨日のコラムではコロナ過における障害者雇用の現状について下記の内容をお伝えさせていただきました。

例年に比べてコロナの影響で面接を実施している企業や、就職前の職場体験実習の実施をしている企業は少なく、当然ながらそれに伴い就職者数も少ない。

そして今回はその現状を更に深堀をして、就労支援の現場の現状についてお伝えしていきたいと思います。

このnoteでも再三お伝えさせていただいてますが、障害者の方が就職をするためのサポートを受けられる施設として「 就労移行支援事業所 」があります。

ちなみに私の前職でもあります。

※就労移行支援事業所の詳細はコチラ ↓

コロナ渦において実はこの就労移行支援事業所の入所数が伸び悩んでいる事業所が多いと聞く機会がっ増えております。

もちろんエリアなどにもよるかとは思いますが、福祉関係者の方々からの情報提供などから考えられる要因は3つあります。

① コロナによる外出自粛の影響が出ている。

② コロナの二次災害的な意味で精神疾患などの症状の悪化に繋がってしまっている。

③ コロナの特例で通常2年の最大通所期間が3年に伸びているが、通所期間の定めがなくかつ雇用契約などの縛りのない就労継続支援B型への入所希望者が増えている。

①については言わずもがなかと思います。

②についてはコロナそのものの恐怖や自宅にいることで気持ちがふさぎ込んだり、ストレス発散ができにくくなりこういったケースが増えているというのはよく耳にされる方も多いかと思います。

そして私が気になったのは③の理由です。

就労継続支援B型( 以下B型 )は作業の場と日中の居場所の2つの側面がある施設です。比較的障害の重い方が通所されるケースが多いです。

※就労継続支援B型の詳細はコチラ ↓

コロナの影響もあるので致し方ない背景もありますが、ここで個人的に思うことは、

コロナ渦の影響も加味してB型は就職の準備性が整いかつ就職を希望する方がいれば、柔軟に就職へのサポートを手厚くしたり、近隣の就労移行にお繋ぎすることが望ましい

ということです。日頃の工賃のための作業などでお忙しいかとは思いますが、可能な範囲で就職へも意識を向けていただけたら喜ばしい限りです。

とは言え前回もお伝えしたとおり、やはり企業の雇用の受け皿が必要であることは言うまでもありません。

やはりそこは自治体が音頭をとっていくこも大切かと思います。

こちらは過去記事で自治体が企業と保護者の方の橋渡しになったケースではありますが、こういった取り組みが今後も益々必要になってくるかと思います。

何とか皆でみんなでこのコロナ渦を乗り切っていきたいところですね!

私も微力ながら自身の事業活動で貢献していきたいと思っています。




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