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生理中のファスティングはあり?なし?|生理とファスティングの関係

現代において、少しずつ認知されてきてきた「ファスティング」。

「断食」のことですが、宗教的な意味合いの断食とは違い、一切の飲み食いを禁止するようなものではありません。

一定期間、固形物は一切口にしませんが、それは自分の意思で決めるもの。この期間はドリンク(酵素ドリンクなど)で栄養素を摂っていきます。

ファスティング中の疑問・お悩みのなかでも多いのが「生理中でもファスティングをしていいの?」というものです。

お腹は痛くなるし、気分は上がらないし……女性であればほとんどの人が経験する憂鬱な期間。

結論から申し上げると、「生理中でもファスティングしてもよい」ということになります。

ただし、積極的にはおすすめしません。

「あり」か「なし」かといったら、「あり」なのですが、おすすめできない理由がありますので、今回は「なぜ、生理中のファススティングはおすすめできないのか?」についてお伝えします。

○なぜ、生理中のファスティングはおすすめできないのか?

基本的に、生理中のファスティングはおすすめできません。その理由についてまとめていきます。

●生理とは?

女性の身体は、毎月妊娠に備えて準備をしています。しっかりと準備を整えて妊娠を待ち、妊娠がなかったらそれまでの妊娠準備の環境を一旦リセット。また準備にかかります。

生理とは、妊娠に備えて成熟した子宮内膜(子宮の内側の膜)がはがれて体外へ排出されることをいいます。

生理は、脳と卵巣から分泌されるホルモンによってコントロールされていて、これは女性ホルモンといいます。

・卵胞ホルモン(エストロゲン)
・黄体ホルモン(プロゲステロン)

という2種類あって、分泌しているのは卵巣ですが、指令を出しているのは脳です。

別の記事でも触れています。

●おすすめできない理由①:とにかく体がしんどい上に、心もイライラする

生理中のファスティングをおすすめしない理由の1つは、とにかく体がしんどい上に、心もイライラするからです。「わざわざこの時期でやらなくてもいいでしょ」というお話。

生理前から生理中にかけては、身体がただでさえかったるくなって、精神的にもしんどいときです。そんなときに、ファスティングをしたところで楽しくできる可能性は低いでしょう。ストレスが溜まってファスティングどころではないだろうし、その反動で暴飲暴食に走ってしまうこともあります。

僕は男性ですが、ストレスが溜まるとこうなるんだという例として参考にこちらの記事をどうぞ。

なので、ファスティングが成功する可能性が少ない時期は、最初から避けてみてはいかがでしょうか。

●おすすめできない理由②:ホルモンバランスの変化

メンタル面以外にも、排卵後から生理にかけてはホルモンバランスが急激に変化しやすい時期です。頭痛や腹痛も起きやすく、ファスティングといういつもと違う行動をする事で、思いもよらない不調が出てしまう可能性もあります。

●おすすめできない理由③:貧血の可能性

生理中は体内の血液が少なくなっているため、その状態でファスティングをすると、必要な栄養素が足りないのもあって貧血や貧血の悪化を招くおそれがあります。

生理中の平均出血量はおよそ100ml。血液検査により注射で血が抜かれるのがおよそ10mlなので、相当な血液が毎月体内から流れていることに。そのような時期にファスティングをしてしまうと、身体に負担がかかってしまいます。

厚生労働省の調査によると、生理のある女性の6割以上が貧血であるということです。

●おすすめできない理由④:ダイエット効果も期待しにくい

生理中は脂肪や水分を体に蓄えようとするため痩せにくいといわれています。なので、ダイエット効果を期待して頑張ってファスティングをしても、あまり実感が湧きにくいかもしれません。

また、生理中は食欲が増すように作られています。妊娠に備えて栄養や脂肪を溜め込むため、脂肪も燃焼しにくいです。

○まとめ

今回は「なぜ、生理中のファススティングはおすすめできないのか?」についてお伝えしました。

①:とにかく体がしんどい上に、心もイライラする
②:ホルモンバランスの変化
③:貧血の可能性
④:ダイエット効果も期待しにくい

この4つから、生理中のファスティングは避けたほうがよいでしょう。

男性の僕が「生理」について取り上げることに抵抗がある人もいらっしゃるかもしれませんが、そこについては「男性が」とか「女性が」とかは関係ないと僕は考えています。

ここでも同様のことを触れているので、気になる人は読んでみてください。

今回の投稿を読んで、ファスティングをするスケジュールを決める上で参考にしていただきたいです。

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