【筋トレ】オールアウトとは?ポイントを解説!
前回の記事では、体脂肪について紹介しました。
消費カロリーと摂取カロリーがあまり変わらないのに、思うように痩せないにしても太ってしまっている人もなかにはいます。そんな人は「食事管理」や「合成と分解の時期」を把握することで調整するとよいでしょう。
今回は【オールアウト】について紹介します。一見どんな意味が分からないし、どういう使われ方がされるのか分からないのではないでしょうか。
○オールアウトとは?
人間の筋肉には、運動に必要なエネルギーを作る機能が備わっています。エネルギーの枯渇や疲労物質の蓄積によって生理学的に運動を継続できなくなる状態のことをオールアウトといいます。
難しい表現をしているので分かりづらいかもしれないですが、筋トレをやっていると負荷をかけたくても「これ以上無理ー!!」ってなることがあるはずです。その状態になっているときのことを指します。
運動に必要なエネルギーを作るおもな機能は、以下のようなものです。
ATP(アデノシン三リン酸)を利用
ATPの分解と再合成による、強い筋収縮エネルギーを利用
蓄えられているグリコーゲンの乳酸分解による、強い筋収縮エネルギーを利用
○ホルモンは「結果」として出るもの
以前の記事で「筋肉はストレスで成長する」と紹介しました。
この話をもっと掘り下げていきます。
トレーニングをして筋肉に負荷がかかっている状態は、身体にとってはストレスです。このストレスに反応してホルモンが分泌されます。
ホルモンが分泌されると、その働きによってたんぱく質が分泌されるといわれています。成長ホルモンは肝臓に働きかけて、IGF-1(インスリン様成長因子)を合成・分泌し、筋肉合成を促進するともいわれているのです。
要するに、ホルモンは結果として分泌されます。その結果はなにかいうと、それがオールアウトなのです。
○オールアウトのポイント
負荷が強いトレーニングをすればするほど、それに抵抗するためにホルモンが分泌されます。その結果、筋肉が大きくなるのです。
では、オールアウトをするためのポイントを以下で紹介します。
●正しいフォームですること
鍛えたい部位にピンポイントで適切な刺激を入れましょう。そのときは、正しいフォームで持続できる限界までやることがポイントです。
●筋肉を最大限伸縮させること
しっかりと筋肉に負荷がかかるので、筋肥大に効果的です。
●全力で追い込むこと
回数メインではなくて、どれだけ全力を出せるかでやりましょう。そのほうが確実に筋肉に刺激を与えられます。目安は10×3で限界がくるようにするとよいでしょう。
○まとめ
今回は、オールアウトについて紹介しました。筋トレは決してラクではありませんが、結果となって返ってきます。キツいと思ったときこそ「今が伸びる時期だ」というくらいポジティブな気持ちでいきましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?