【栄養素シリーズ①】糖質とは?
こんにちはSHOです。僕のnoteを読んで頂きありがとうございます。
新シリーズを始めます。
大テーマは【栄養素】で、まずは三大栄養素(糖質・脂質・たんぱく質)について改めて解説をしていきます。
ビタミン・ミネラル・食物繊維のことや、身体の原理原則(消化・吸収・運搬・代謝・排泄)などにも触れていくシリーズにしていきます。
今回はまず糖質についてお伝えしていきます。
○糖質とは?
「糖質」という言葉はみなさま聞いたことがあるとは思いますが、そもそも「糖」とはなんのことかというと
アルデヒド基またはケトン基とヒドロキシ基をもつ炭素化合物
のことをいいます。
…….とは言っても覚えることができないし、よくわからないので。
もっとざっくりと言ってしまうと「炭素・水素・酸素で構成される有機化合物」です。だから炭水化物と呼ばれているのです。体内で消化されるものと消化されないものがあって、消化されるものを糖質、消化されないものを食物繊維と呼んでいます。
○糖質の種類
●単糖類
・グルコース
ブドウ糖とも呼ばれているもので、栄養学上最も重要な糖質です。エネルギー源として利用されるほか、多くの生理作用に関与します。
・フルクトース
果糖ととも呼ばれていて、果汁に多く含まれています。
・ガラクトース
乳糖の構成成分で、乳汁に多く含まれています。
●二糖類
・スクロース(ショ糖)
グルコース(ブドウ糖)とフルクトース(果糖)が結合したもので、砂糖の主成分です。
・マルトース(麦芽糖)
グルコースが2分子結合した二糖類です。
・ラクトース(乳糖)
グルコースとガラクトースが結合した二糖類です。
●少糖類
単糖が3~9個結合したものです。
・オリゴ糖
オリゴとは「少し」という意味です。消化酵素によって分解されず、腸内でビフィズス菌などの有益菌の栄養源になるものがあります。
●多糖類
単糖が多数結合したものです。
・デンプン
グルコースが多数結合した植物性の多糖類です。
・セルロース
植物の細胞壁の主成分で、分解することができないためエネルギーにできません。食物繊維と呼ばれています。
○糖質の消化吸収
口の中でよく噛んで食べ物を小さくし、唾液と混ぜ合わせて食道に送ります。
その際に唾液に含まれている消化酵素アミラーゼによってデンプンが分解されていきます。ここではオリゴ糖にまで分解されます。
胃に到達してからは糖質は胃酸には強いため、胃を通過して十二指腸に向かいます。ここで膵液中のアミラーゼによってさらに細かく分解されます。ここではマルトース(二糖類)にまで分解されます。
このままではまだ分子が大きいので吸収されませんが、小腸内の空腸まで達すると、腸に存在するマルターゼによって単糖のグルコースにまで分解されここから吸収されていきます。
今回は糖質についてお伝えいたしました。次回は脂質についてお伝えいたします。
今回は以上となります。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
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